大学や経済団体と連携した実践型キャリア教育推進事業(出前講座及び課題解決型授業(PBL))

更新日:令和3年3月29日

若者の職業観・就業意識醸成に向けた取組み

 大阪府では、学生が就職活動を始める前の段階から、「仕事に就くこと」「働き続けること」といった就業観や職業観を培い、就職後も早期退職することなく、定着して働き続けることができるよう、大学や経済団体と連携した実践型キャリア教育の促進に取り組んでいます。
 その一環として、大阪府が企業と大学等の橋渡しを行い、若手社員等が大学に赴く出前講座を実施するとともに、大学が企業・行政・地域と連携し、それぞれが抱える実践的な課題を学生の力により解決を図る課題解決型授業「PBL(Project Based Learning)」の実施に協力しています。

1 企業人による出前講座

概要

 一般社団法人関西経済同友会の「ダイバーシティ委員会」から受けた、離職を減らすためには学生時代から職業観・キャリア観を培うことが重要との提言を踏まえ、企業の社員が大学に出向き、働き甲斐や仕事の楽しさ等を伝える授業を開講しています。平成27年度から、大阪府が企業と大学等の橋渡しを行い、これまで、大学等11校において97講座が実施されています。

令和2年度の協力企業

 アートコーポレーション株式会社、関西テレビ放送株式会社、グローバル適塾運営協議会、株式会社国際協力銀行、サラヤ株式会社、トヨタカローラ新大阪株式会社、パーソルテンプスタッフ株式会社、リコージャパン株式会社(五十音順)

講座の主なテーマ

〇職業観を考える
〇企画力について
〇社会人基礎力 など

 学生の声(一部)

○誰かの役に立つ行動、相手の幸せにつながる行動の重要さがあらためてわかった。そのためなら我慢しなければならない壁も乗り越えられると思った。

○相手の立場に立って考えるということは、相手に受け入れられる商品やサービスを作るうえで必ず踏むステップであり、そのことを客観的にとらえ学ぶことができた。

○AIが発達しても、人間ならではの誠実さや気遣いを磨いていこうと思った。AIにできないことにも挑戦していきたい。

○前に踏み出す力・考え抜く力・チームで働く力ということその他さまざまな積み重ねや経験が社会人基礎力へと結びつくのだと知ることができた。

※令和2年度に実施した出前講座の学生の声(一例)はこちらをご覧ください→学生の声 [PDFファイル/216KB]

2 課題解決型授業(PBL)

概要

 課題解決型授業(PBL)は、学生の社会人基礎力の向上、職業観の醸成に資するとともに、学生が社会に出る前に、自らの関心や適性を見つめ直す良い機会となります。
 そのため、大阪府は、産学協働人材育成機構(AICE)との協働により、大学において課題解決型授業(PBL)を実施しています。

令和2年度の実施概要

実施大学

令和2年度は、関西外国語大学において、ものづくり支援課と連携し、「ものづくり 大阪製ブランドの魅力発信」をメインテーマに、大阪府が誇るものづくり中小企業の高い技術が生み出す商品の魅力を、どのようにして消費者に伝えていくか、そのための課題と解決に向けた研究を通じて、企画提案力や問題解決能力といった社会人基礎力を培いました。取組の結果、SNSへのアクセス数やフォロワー数が大幅に伸びた企業や、学生のアイデアの商品化を実現した企業もありました。

オンラインによるPBL成果報告会の画面
(オンラインでのPBL成果報告会の模様)

協力企業

 山月工房、株式会社田中家具製作所、株式会社トライアード、日本シール株式会社、(五十音順)

学生の声

○大阪の伝統工芸である和泉蜻蛉玉を作る山月工房さんとともに、若者の伝統工芸に対する興味不足の課題解決に取り組みました。歴史ある和泉蜻蛉玉の背景にある製作者の方の思いに寄り添い、新商品開発や発信をすることは大変でしたが、長い時間をかけて班全員で試行錯誤しながら取り組みました。この活動を通して私たち若い世代がこれから大阪や日本の誇れる文化を発信していく重要性を再確認できました。(山月工房班)

○この授業を通して商品企画に携わり、0から1を作り出すことの難しさを痛感しました。また、馴染みのなかった伝統工芸品に関わることが出来たこの1年間は、非常に貴重な時間でした。この経験を通じて、学んだことを活かしていくことはもちろん、大阪の素晴らしいものづくりが絶えず受け継がれてほしいと強く感じました。(田中家具製作所班)

○企業様と二人三脚で共に1年間活動してきましたが、やりがいだけでなく苦労を感じる点も多々あります。しかし、これから社会人として活躍できるスキルが身に付いたと感じています。(トライアード班)

○各班知恵を振り絞り「若者らしさ」を根底に取り組んできました。対面授業が不可能で円滑な進行に不安もありましたが、真摯に課題に向き合いアイディア提案やSNS運営など主体的に行動したことで納得のいく結果を生み出せました。他の授業にはない、課題解決力やクリエイティブさを培い成長に繋がったと思います。(日本シール班)

※大阪製ブランドのホームページ  https://osaka-sei.m-osaka.com/

 

大阪府商工労働部雇用推進室人材育成課産業人材育成グループ
電話番号 06−6614−0869
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商工労働部 雇用推進室人材育成課 産業人材育成グループ

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