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2025大阪・関西万博に向けた障がいのあるアーティストによる現代アート発信事業「Art to Live」の展覧会を開催します
大阪府では、大阪・関西万博を契機に、障がいのあるアーティストの作品の現代アートとしての認知をより高める目的で、「2025大阪・関西万博に向けた障がいのあるアーティストによる現代アート発信事業『Art to Live』」を実施しています。
この度、本事業では、大阪・関西万博に向けた展覧会「Exploring Ⅱ 日常に息づく芸術のかけら」を開催します。また本展出品作品を見ながら話す対話型鑑賞プログラムも行いますのでご案内いたします。
本展は、障がいのある人の優れた作品を、現在活躍をする美術作家とともに包括的に紹介することで、現代美術としての認識を広げ、評価を高めていくことを試みる展覧会です。
気候変動や戦争、貧富や人権の問題、日々進化するテクノロジーの影響など、行き先の見えない混沌とした時代にあって、現代美術の作家たちは、より良く生きるための世界の見方や生き延びる智恵を、自身の作品を通じて提示してくれます。作者自身が十分に説明することが難しい障がいのある作家も、身近な環境を反映しながら、歓びや苦しみを独自の表現へと昇華させています。小さな問題の積み重なりが、規模の大きな問題へと増幅していく現代社会において、掬い取るべき本質的なものは身近なところに潜んでいると、言えるのではないでしょうか。
本展では、新たな視野で世界を拓くための芸術表現の力を、障がいの有無を超えた総勢14名の作家の作品の中から探ります。ここでは、日常の生活の中に息づくものとして、「いとしきもの」「手わざ」「ルーティーン」「文字をこえて」の4つをキーワードに、暮らしの中で愛おしいと感じる感覚、身近な道具による手仕事や日々繰り返し行う行為に隠された意味、あるいは常識と思われる中に存在する小さな違和感などに触れていきたいと思います。寡黙だけれど強靭な意思が顕れた作品を目の前に、何故この表現が生まれたのか想像を巡らせ、作品が発する言葉にし難い何かを受け取ろうとする姿勢は、芸術のかけらを見つける入り口に立つことに繋がります。微細なことに意識を向けることで、深い理解や共感が生まれるのではないでしょうか。
本展を通じて、障がいの有無を超えて、人が表現をし続ける根源について、同時代を生きる鑑賞者の皆様と共に思いを巡らせながら、考える機会になることを願います。
開催日時
- 2025年1月23日(木曜日)から1月27日(月曜日)
詳細
【展覧会 Exploring Ⅱ 日常に息づく芸術のかけら】
1 日程
令和7年1月23日(木曜日)から1月27日(月曜日)まで
午前11時から午後7時まで
※初日は午後1時から、最終日は午後6時まで
2 会場
スパイラルガーデン
(東京都港区南青山5丁目6-23 スパイラル1階)
3 概要
本展は、障がいのある人の優れた作品を、現在活躍をする美術作家とともに包括的に紹介することで、現代美術としての認識を広げ、評価を高めていくことを試みる展覧会です。
本展では、新たな視野で世界を拓くための芸術表現の力を、障がいの有無を超えた14名の作家の作品の中から探ります。鑑賞のキーワードとして「いとしきもの」「手わざ」「ルーティーン」「文字をこえて」の4つを手がかりに、日常に息づく微細だけれど大切にしたい価値(芸術のかけら)を見つけていきたいと思います。寡黙だけれど強靭な意思が顕れた作品を目の前に、人が表現をし続ける根源について、同時代を生きる鑑賞者の皆様と共に思いを巡らせながら、考える機会になることを願い、開催いたします。
4 出展作家(敬称略)
上土橋勇樹
小林孝亘
柴田龍平
舛次崇
曽祇一晃
立花文穂
谷澤紗和子
似里力
平田安弘
平野喜靖
福田尚代
藤岡祐機
松本国三
森本絵利
5 入場料
無料
【みんなでおしゃべり 対話型鑑賞プログラム】
1 日程
令和7年1月26日(日曜日)
午前10時から午前11時15分まで
※受付は9時50分から
2 会場
スパイラルガーデン
(東京都港区南青山5丁目6-23 スパイラル1階)
3 プログラム概要
本展出品作品を見ながら話す対話型鑑賞プログラムを行います。
あなたが感じたことを共有して、みんなでおしゃべりしませんか。
4 定員
1グループ8名で2グループ(事前申し込み制、先着順)
5 参加対象
おおよそ小学生以上(小学生未満の方は保護者同伴でご参加ください)
6 参加費
無料
7 その他
本プログラムは展覧会の開場時間前に特別に開催します。
日本語のみでの実施となります。
広報やアーカイブ用として、当日の様子を記録撮影させていただく予定です。また、SNSなどで発信させていただく場合がございますので、予めご了承ください。
申込方法
申込方法 |
下記の関連リンクに記載の「Art to Live 公式ウェブサイト」からお申し込みください。 |
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申込先URL |
お問合せ
Art to Live事務局
メールアドレス info@art-to-live.net
電話番号 06-6777-8303