平成24年(2012年)11月14日 知事記者会見内容

更新日:2019年4月8日

記者会見項目

  • 第2回百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録推進国際専門家会議及び国際シンポジウムの開催について
  • 「大阪ロボットフェスタ2012」の開催について
  • 質疑応答

「第2回百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録推進国際専門家会議及び国際シンポジウムの開催」について

 職員

 それでは、定例記者会見を始めさせていただきます。まず、知事からご発言がございます。

知事

 まず、百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録の推進国際専門会議及び国際シンポジウムの開催についてです。
 大阪府では、堺市、羽曳野市、藤井寺市と一体となりまして、百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録推進本部会議を立ち上げまして、登録の早期実現に向けた取り組みを進めております。このたび、12月13、14日に国内外の専門家をお招きした専門家会議を実施いたします。百舌鳥・古市古墳群の価値について国際的な観点から検証し、ユネスコ世界遺産センターに提出する推薦書の作成に活かしたいと思っています。
 あわせまして、12月16日、森ノ宮ピロティホールで国際シンポジウムを開催します。専門家の意見を府民、市民と共有いたし、世界遺産登録への機運を盛り上げたいと。シンポジウムへの参加は、事前の申込制です。12月10日まで、往復はがき、ファクス、インターネットで受け付けておりますので、奮ってご参加をいただきたいと思います。
 今後、平成27年の登録実現に向けまして、推薦書の作成に向けた学術的な調査研究を進めます。また、府内だけではなく、全国的な理解と応援が大きな後押しになります。報道各社の皆さんには積極的な情報発信をよろしくお願いいたします。

「大阪ロボットフェスタ2012の開催」について

 続いて、「大阪ロボットフェスタ2012」の開催についてです。
 第2回大阪マラソンの開催に先立ち、11月17日、18日の2日間で、日鉄御堂筋ビルで、大阪マラソンのPRイベント、「大阪ロボットフェスタ2012」を開催いたします。18日に行われるメインイベントの「ロボマラソンin大阪」では、フルマラソンの100分の1の距離、422メートルのコースを19チームの2足歩行ロボットが優勝をめざして走ります。「大阪ロボットフェスタ2012」は、入場は無料です。当日でも参加できるロボット操縦体験スペースなど、どなたでも楽しめる企画が盛りだくさんです。是非ご家族でお越しをいただきまして、ロボットの世界やものづくりの醍醐味を味わっていただきたいと思っています。詳しくはホームページでご覧をいただきたいと思います。
 なお、このイベントは、緊急雇用創出基金事業、「ロボマラソンによるものづくり人材の育成事業」の一環として実施をするもので、失業していた若者たちが、就職を目指す実務訓練として、自分たちで企画運営。本事業を通じて、理系人材をはじめとした産業人材の育成をしてまいります。
 私のほうからは以上です。

質疑応答

「特例公債法案」について

 職員

 それでは、ご質問のほうをお受けしてまいりたいと思います。
 まず、幹事社の時事通信の沖代さん、お願いします。

記者

 国会の特例公債の法案の扱いについてなんですけれども、交付税で大阪府にも影響がありましたけれども、民自公の各党修正合意しまして、今国会で成立する見通しです。
 まず、この成立するということについての感想と、それから、修正合意の内容ですけれども、15年度まで自動的に赤字国債発行ができるという内容です、これについても感想をお願いいたします。

知事

 知事としては、当然のことだと、当たり前のことを決めていただいたというだけです。
 それと、これを27年度まで、来年から、赤字国債は、それじゃ、自動的に通るということですよね。これは大阪の僕がやっている財政運営とは全く違うもので、特例公債を人質にとって政局にするのは、これはおかしいですよ。まさに特例なんですから、この赤字国債、これ、いつの間にか常識みたいになりましたけど、この赤字を埋めるのは誰なのかというところを考えていただいたら一番よくわかります。この赤字を埋めるのは、まさに国民の今の世代の人ではなかったとしても、次世代、我々の子供や孫、その人たちに埋めてもらうと、だから安易に借金していいと、そんな、議論なく、与野党ともにこれを予算とセットで通していくと、この手法については、僕は、じゃ、議会の役割は何なんだということを申し上げたいですね。本来、大阪府の場合は、財政運営基本条例というものを定めまして、これは僕が知事になって可決成立しましたけど、前橋下知事ともよく話をしたんですけど、誰が、どういう人が、それは民意を受けて知事になるわけですけども、その予算執行については、やっぱり徹底した議論が必要ですし、ルールも必要だと。やはり今の世代で、すべて次の世代にツケを回しながら赤字を積み上げていくという、そういう手法とは、財政運営とは決別すべきだと思っていまして、やはり、現在に入ってくる、どこの家庭でも一緒だと思うんですけども、収入の範囲で予算を組んでいく、借金をした場合は、それなりの資産も計上する、返済計画も立てる、そういう議論をして初めて、じゃ、今年度はどうしても仕方がないので、赤字国債、借金による財政運営というところまで突き詰める議論がないと、安易にセットで特例の赤字国債を発行できる、オートメーション化でそれが発行できるような形は、僕はおかしいと、こう思っています。それと、これはちょっとあれなんですけども、これを政局にしなかったというところも、自民党、民主党、公明党以外のそういう政局にすべきではないという勢力が出てきて、僕は政局に利用されなかったと、こう思っています。今回、本当に知事としても当たり前のことだと思いますけれども、政党の幹事長としては後ほど言いますけど、それがなければ、またこれで政局になっていたんじゃないかなということを考えると、本当に当然のことを、やるべきことを実現できているなというふうには思います。

「府市統合本部」について

記者

 それから、話は変わりますけれども、府市統合本部、最近開かれておりませんけれども、今後の日程やテーマが決まっていたら教えてください。

知事

 府市統合本部は、明後日、府市統合本部を開きます。テーマは、これまで議論をしてきましたけども、病院の統合というか、医療施設の新しい運営と施設のあり方、それから消防学校、公衆衛生研究所と環境技術研究所の統合、こういうものの議論を、明後日、府市統合本部でやります。統合本部は、目に見える本部会議はやっていませんが、タスクフォース、それとカウンターパートでまさに進んできておりますし、病院についても新しいこういう姿になりますと、病院の中身、医療の中身もこういうことをやりますと、機能強化はこういう部分ですということがはっきり申し上げれると思います。そこまで煮詰めております。

記者

 ということは、今おっしゃった病院だとか消防、公衆衛生研ですか、これらの結論が明後日にも出ると。

知事

 ええ、出ます。これは統合本部で最終的には発表しますが、それぞれの一体化はうまく進んでおります。

「ワッハ上方」について

 職員

 ほかにご質問ございますでしょうか。どうぞ、毎日新聞の堀さん、お願いします。

記者

 すいません。毎日新聞の堀です。
 今週なんですけども、ワッハ上方の件で文化振興会議が府への提言というのを取りまとめて、中身としては、現行形態のまま維持するのはなかなか難しいだろうというふうなことだったんですけども、今後、条例改正とかそこら辺を含めて、知事はどういうふうにまたお考えですかね。

知事

 文化振興会議の意見でもあるんですけれども、やっぱり年間40万人という目標を大きく下回っていると。はっきりした数字は16万人と。結局、これは観光客、そして府民、市民の皆さんも含めまして、府民、市民の皆さんでいくと、僕もそうなんですけど、リピートしていないんでしょうね。だから、そこに税金を投入してワッハ上方を現状のまま存続していくというのは厳しい状況だと思っています。ただ、寄附を寄贈された皆さんの思いというものはしっかり受けとめて、それを公開し、見ていただける環境というもの、これはきちっと作っていかなければならないと思っています。今の振興会議の皆さん方の様々な意見、こういうものをしっかりとお聞きした上で、変えるべきものは変えていくという方向でやっていきたい。ただし、寄贈いただいた皆さんの思いは、しっかりとその思いに応えれるような形で変えるべきは変えていきたいと、こういうふうに思っています。

記者

 文化振興会議の提言では、移転も含めて府は検討を進めるべきだというふうな書きぶりもあったんですけども、移転については知事はいかがお考えですか。

知事

 だから、それも含めて検討していきます。ただ、移転した先で、全く公開ができないようなところに移転すると、これは寄贈していただいた皆さんの思いを踏みにじってしまうことにもなりますし、かといって、じゃ、公開はしているけども、そのための予算が今以上かかってしまったなんてことになると、またこれは税の使い方としてはどうなのということもありますしね。だから、すべての可能性を含めて、現状のままではちょっと厳しいなというところはわかっておりますので、寄贈いただいた皆さんの思いにも応えながら最善の方法を考えていきたいと思っています。

記者

 移転させるとすれば条例改正とかも必要になると思うんですけども、そのときに、その結論を12月議会に間に合うような形を目指すのか、それとも来年度、2月議会とか、そこまで一応目指すのか、そこら辺、スケジュール感はどういうふうにお考えですか。

知事

 これは予算を伴う話で、来年の2月の予算でしっかりと、最終リミットはそこでしょうね、2月議会。でも、早く物を決められるのなら決めていきたいとは思っていますが、相手もあることなので、テナントとして契約している相手もありますから。だから、最終リミットは、2月には必ず決定をさせますけども、この振興会議の有識者の皆さんや、そして、相手側である吉本さんや、そういう皆さんと協議をして決定したいと思っています。

記者

 わかりました。

「災害廃棄物の住民説明会」について

 職員

 ほか、ご質問はございますでしょうか。朝日新聞の京谷さん。どうぞ。

記者

 朝日新聞の京谷です。よろしくお願いします。
 昨日、災害廃棄物の説明会が大阪市内でありまして、反対派の方が会場から出なかったことなどを理由に逮捕者が出る事態となりましたが、そのことについての受け止めをお願いします。

知事

 大変残念です。遺憾です。
 我々は、災害廃棄物を受け入れる必要性と、それを受けるに当たっての安全対策、府民に健康の被害を出さない、そのための基準、手法、こういうものを冷静に府民の皆さんにお伝えしたいんです。そのお伝えしたい場を、暴力でもってその場所を奪ってしまうと、こういうことについては僕はちょっとおかしいんじゃないかなと思います。
 今、部局の方で最終の様々なチェックをやっておりまして、先日、これを受け入れる相手先である岩手の出す側のそういう放射能の濃度やとか、それ以外にも、砒素やとか、あれ、全部見ているんですよね、他のすべて有害なもの、放射能以外、セシウム以外、そういうものもすべて、今、チェックしに現地に行って、ちゃんと数字も持ち帰っております。セシウムで言うと、廃棄物1キログラム当たり8ベクレルと。これは平均でですよ。プラスチックとかそんなのもすべて入れて、平均で。大阪府の基準では1キログラム当たり100ベクレルを、現地で測れば8ベクレル。そこも平均で8ベクレルになっているというところも確認して帰ってきております。そういうところをしっかりと府民の皆さんに聞いていただく、説明させていただく、そういう機会を暴力で台無しにするということについては、是非その反対派の皆さん方にも自重してもらいたいと思います。逮捕者を出すなんていうのはとんでもないことやと思いますけどね。

記者

 今月下旬にも試験焼却が始まる予定ですけども、現状では府民の理解は得られているというご認識でしょうか。

知事

 僕はこの間、僕自身も説明会に出ましたし、橋下市長も説明会に出席をし、それぞれ府と市の担当部局も丁寧にご説明させていただいてきています。ネットでも、ホームページで情報発信もすべてを公開でやらせていただいておりますので、ご理解いただけるものだと思っています。

記者

 もう1点、反対派の方たちの意見としては、放射性物質を危険視するという点では脱原発の考え方と広域処理に反対する考え方は同じだというふうにおっしゃられているんですけども、そこについて知事はどういうお考えでしょうか。

知事

 だから、広域処理をすることと原発の話、エネルギーの話は別だと僕は思います。何度も言っていますが、自然界レベル、自然の中でもそういう放射能というのは浴びるわけで、それ以上の、それは科学的な知見に基づいて、人体に影響を及ぼす廃棄物は受け入れをいたしません。安全なもの以外は受け入れいたしません。
 じゃ、安全の基準はどこなのというのを決めていただくのは、これは学識経験者の皆さんにしっかりご議論いただいて、この範囲の中であれば大丈夫と。これを信用しなくて何を信用するのかなと思うんですけど。
 がれきの処理については、今から18年前に阪神淡路大震災で大阪も被災地になったわけです。そのとき全国の皆さんから助けていただいた。そして、今、東海・東南海・南海と、色々な自然災害のリスクも非常に高まってきていると言われております。そんなときに、この小さい島国の中の同じ民族で、安全ながれき、そういう被災地の廃棄物をどこで処理するかとか、そんなことでもめる必要は僕は全くないと思っています。従いまして、被災地のがれきの廃棄物の処理の話と原発の話は別。そういう認識で、今、それぞれの事業やとかエネルギー戦略会議もやっています。

記者

 ありがとうございます。

 職員

 ほか、ご質問はございますでしょうか。よろしゅうございますか。
 それでは、以上で定例会見のほう、終了させていただきます。

このページの作成所属
府民文化部 府政情報室広報広聴課 広報グループ

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