平成23年度第4回大阪府戦略本部会議 議事概要【議題2】

更新日:2015年8月5日

議題2 都市整備部長マニフェスト

            資料名

PDFファイルその他のファイル

資料2-1 平成22年度都市整備部長マニフェスト評価・検証シート(案)

 [PDFファイル/302KB]

 [Wordファイル/200KB]

資料2-2 平成23年度都市整備部長マニフェスト(案) [PDFファイル/318KB]

 [PowerPointファイル/308KB]

(都市整備部長から資料をもとに説明) 

【知事】
・高速道料金の一元化、ハイウェイ・オーソリティ構想の実現に向けて、国交省の道路局の反応はどうか。

【都市整備部長】
・我々の主張するハイウェイ・オーソリティには、法律上の問題などあるが、利用者の視点に立っての料金一元化という主張については一定認められている。
・ミッシングリンク整備については、本日、近畿地方整備局、NEXCO、阪神高速道路株式会社等とともに会議を行った。事務方として進めていこうとしている。

【小河副知事】
・次の議会までにETCの整備についてきちんと整理して、まずは料金の一元化だけをしようということをハッキリさせておかないと。是非お願いしたい。

【都市整備部長】
・一番初めの提案から比べると、かなりの部分で前に進んだ。ただし、震災を受けて財源等が不透明になってきている部分もあるので、9月議会に向けてやってほしいことを最低限これとこれはおさえてほしいと申し入れ、国側からは「わかっている」との答えをいただいている。

【知事】
・そこはしっかりとお願いする。
・なにわ筋線については、政策企画部長マニフェストの審議のときにも言ったが、そろそろ「単なる鉄道」ではなく、大阪全体の中で位置づけて、どれだけメリットがあるかということを示してほしい。

【都市整備部長】
・了解。

【綛山副知事】
・資料2−2の3頁「インフラマネジメントの推進」について、「施策推進上の目標」に「既存再開発ビルのリニューアルに向けた方策検討」とあるが、行政としての役割は何か。大阪府や行政が、再開発ビルに対しどういう関与をしていくかしっかり検証しないといけない。せっかく民に任せるという整理をしたのに、また行政が手を出すのかといわれる。老朽化が進んでいるからと言っても、マンションなどは個人の責任でやっている。そこはハッキリさせないと、担当セクションとしてはそこまでやりたいのかもしれないが、それはいかがなものか。

【都市整備部長】
・我々は、特段仕事を作って抱えるというつもりはない。第三セクターや再開発組合で事業をやってきたものについて、老朽化したときどうリニューアルしていくか。そのコーディネートをしていかなければならないということ。

【綛山副知事】
・そこは一度議論をしよう。個人のマンションは個人の責任でやらせているのに、なぜ再開発ビルだけ行政が関与するのか。

【都市整備部長】
・そこは再開発の仕組みの中で、リニューアルのときに出てくる課題。

【知事】
・かつては再開発のところに補助をしていたのか。

【綛山副知事】
・やっていた。再開発組合を作って密集した市街地に再開発ビルをつくり、権利関係を整理してフロアを渡して終了。それは一旦終わり、ビルが老朽化したからどうしようかという議論。

【総務部長】
・これまで、リニューアルをするのに府が補助を出したことはないだろう。

【綛山副知事】
・ない。

【小河副知事】
・今回の話はそこに行政がお金を出して何かしようというのではない。

【都市整備部長】
・リニューアルの際に、そこに何をもってくるかという話。

【綛山副知事】
・そんなところに手を出すべきではないのでは。

【都市整備部長】
・府が金を出して何かをしようというものではなく、そういう仕組みは作ってあげなければならないということ。

【知事】
・笑働OSAKAについて、本日「安全なまちづくり推進会議」に出席したが、地域安全センターが非常に有効に働いているというとの報告があった。警察も頑張ってくれて地域住民が集まっている。私が聞いたのは東大阪市と鶴見区だが、地域安全センターで防災も含めて取り組んでいきたいとのこと。これは部局がまたがる話。ソーシャル・キャピタルのメインの話になる。最初芝生化から始まって、その後取組みが膨らんできた。どこかで市町村に渡していかないといけないとは思うが、後押しするようなことはしていきたい。都市整備部の話とはダイレクトにつながらないが、本日の会議でも、青パト普及には力を入れていこうと言った。
・地域安全センターや地域力再生の話と、この笑働OSAKAはどういう風につながるのか。

【都市整備部長】
・福祉、防災、防犯など幅広い分野があり、その担い手を都市整備部が全て抱えることはできない。地域の方に担ってもらうこととなる。しかし、地域の力が広域的に集まったとき、たとえば今回の大震災においても、医療などの分野では人のネットワークで仕事をしている。そこに企業が入ってくるとまた違った目線で新しい取組みが出てくる。

【知事】
・笑働OSAKAは企業も協力するということか。

【都市整備部長】
・そう。地元の方と企業が一緒になってやろうということ。

【知事】
・そのときに、こちら側では「地域安全センター」として小学校単位で地域力再生に取り組んでいる、かたやそちらでは別の組織があるというのはどうか。

【都市整備部長】
・そこで活動される方も笑働OSAKAの一員になっていただきたいと思っている。

【小河副知事】
・今は別に動いているように見えるが、そういうことを意識してもらったりPRするということ。
・そういう意味で、資料2−2の5頁に書いている「あらゆるツールを活用した笑働の情報発信」というのは我々がするのではない。そういう活動を通じて知ってもらい、広げていくことが目的。駅前でPRするようなことではない。いま地域で動いてくれている人に知ってもらい、入ってもらって自ずから広がっていくことが目的。名前を知ってもらうことが目的ではないので、そこを間違わないように。

【知事】
・地域安全センターの皆さんなどにPRしてもらい、そこでTシャツを着てもらうとか。

【都市整備部長】
・笑働OSAKAの事務局は基本的に、地域で活動されている方。その方々が自律的に動くような仕組みを作ろうとしている。また、それをできるだけ広域でやればやるほど、企業にとってもビジネス・チャンスがでてくる。その「場」をつくるのが我々の仕事。そのため、始めは少し手をかける必要があると思っている。

【知事】
・活動内容についても、中央環状線の清掃などが地域安全センターでできるかと言えばそうでもない。地域安全センター、地域力再生のソーシャル・キャピタルのブランディング化がこの笑働OSAKAだと思う。合わせられる部分は合わせて。笑働OSAKAは企業参加なので、二つの円が全く重なるというわけではないと思うが、地域力再生のブランディングという位置づけでお願いしたい。

【小河副知事】
・資料2−2の4頁「“減災”のまちづくり」についても危機管理監のところで出てくるが、想定を超える、地震だけでなく今までのあらゆる災害について、危機管理室と環境農林水産部、都市整備部などがチームを作り、きちんとやってほしい。高潮など、過去にいろいろな災害があった。これまではそれを最大と考えてやってきたが、皆で一緒になって考えてほしい。

【知事】
・危機管理全般にわたり、これまで「ここまでを想定する」というのを一生懸命整理してきた。これまでは、これまでの水準を超える危険を予測すると、その水準まで対応していたと思う。しかし、行政として全て対応することはできない。「いまは行政としてはここまでしか無理」ということで、それを超える部分については、ある程度想像しながら「そのときにはこうしましょう」ということ。全分野において、必ず線を引いた内側と外側を考えていかなければならない。

【都市整備部長】
・この「“減災”のまちづくり」については、そういうつもりで書いた。第三者被害が起こらないような、ある基準までは我々が保証するが、それを超えるものについては、自助・共助でソフトで対応したいというもの。

【小河副知事】
・個別にやらず、皆でまとまってチームを作ってやるように。
・資料2−2の3頁のアウトカム指標について、「道路や川の堤防など社会基盤施設の建設に関心を持っており、大阪府の取組みは評価できる」という府民の割合の目標値を60%と掲げているが、維持管理が60%というのはわかるが、建設についてはそれだけ投資できないのに設定が高すぎないか。建設については、地域の人たちからいろいろご意見をいただいているではないか。

【都市整備部長】
・市町村からの要望を受け、そこまでは予算的に難しいという答えをいつも返している。それを考えると、60%というのはちょっと良い恰好をし過ぎかという気もする。

【知事】
・維持管理については昨年度指示を出し、きちんとまとめてくれた。大阪で維持管理の戦略を立て、しっかりとやっているのに、府民に伝わらない。何とかならないか。

【都市整備部長】
・もともとアセットマネジメントというのは、最先端の取組みとして、大学の先生とタイ・アップしてこれまで勉強してきたものでやっと予算を認めていただいたもの。少し考えさせていただく。

【知事】
・なんでもPRすればよいということではないが、せっかくあそこまで考えて、下支えの部分をやっているので、何か方法がないかと思う。現場の職員の士気も考えて。「維持管理」を表に伝えるのは難しい。

【小河副知事】
・今のストックをどう活用していっているかという見せ方。「維持管理」というと守るばかりみたいなので。今あるストックをさらに使いやすくしているという観点で言い方を工夫する必要。

【都市整備部長】
・アドプトの世界で一緒になってやってくれている方はそういうことにすごく敏感。我々が予算獲得でいろいろやっているが、笑働OSAKAみたいなところで、口コミの声を増やしていくのは良いことかと思う。

【知事】
・ソーシャル・キャピタル、地域力再生と笑働OSAKAのブランディングをうまく組み合わせて、地域安全センターの人たちがそのブランドで活動できるよう、担当課と調整してほしい。せっかくこのようにうまくブランドを作ってくれたので。

【都市整備部長】
・今後、天神祭後の清掃ボランティアで笑働OSAKAのゴミ袋などを使ってもらうことなどで、浸透させていこうと考えている。そのほか、御堂筋Kappoや大阪マラソンなどからも引き合いがある。

【知事】
・地域の人も巻き込んでやってほしい。

このページの作成所属
政策企画部 企画室政策課 政策グループ

ここまで本文です。


ホーム > 府政運営・市町村 > 政策 > 大阪府戦略本部会議 > 平成23年度第4回大阪府戦略本部会議 議事概要【議題2】