排便について

更新日:令和3年3月4日

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排便について      脊損ケア手帳(平成19年3月31日発行)50ページ

※ 健康な方であっても便秘が大きな話題になり、そのための多種多様な商品があふれています。現代人にとっては習慣的にきちんとしたお通じが課題になっています。しかし、脊損者にとっては、自立も自律も、何よりも普通の生活を送る前提になるのが、マヒによって引き起こされる排便の困難をコントロール(管理)できることです。脊損者のマヒによる排便困難への対策は、健全者と原因も方法も大きく異なっています。

排便については、これまでは、病気でもないので医療的にはあまり研究されておらず、噂話や俗説として広がっています。また、脊損者や医療関係者からの問い合わせも多いので、この冊子の本来の目的ではありませんが、下剤を使った基本のパターンを記載します。

この他に、摘便、浣腸、洗腸、人工肛門(ストーマ)、盲腸ポートなどの方法があります。詳細は、脊損協会のホームページをごらんください。

表8 脊損の下剤服用排便パターンの例示

以下にいくつかの排便時間に合わせた食事と下剤服用のパターンを例示しています。
基本は就労生活を目的にしています。これを参考に試してください。
しかし、最終的には自分のライフスタイルにあった方法を見つけてください。
基本形ができるとバリエーション対応ができるようになります。

1型 一日完結夜型/昼食抜き
  • 当日8時(朝食)
  • 当日12時(下剤服用/昼食抜き)
  • 当日15時(コップ二杯の水を摂取)
  • 当日18時(夕食)
  • 当日21時コップ一杯の水を飲用
  • 当日22時(排便)
2型 一日完結夜型/朝食抜き
  • 当日8時(下剤服用/朝食抜き)
  • 当日11時(コップ二杯の水を摂取)
  • 当日12時(昼食)
  • 当日19時(夕食)
  • 当日20時(排便)
3型 翌日朝型
  • 前日12時(昼食)
  • 前日15時(下剤服用)
  • 前日16時(コップ二杯の水を摂取)
  • 前日19時(夕食)
  • 当日8時(排便)
4型 翌日夜型(緩下剤遅効型)
  • 前日19時(夕食)
  • 前日22時(下剤服用)
  • 当日寝起き(コップ二杯の水を摂取)
  • 当日8時(朝食)※通常の下剤利用はここで排便
  • 当日12時(昼食)
  • 当日18時(夕食)
  • 当日20時(排便)
  • ※ 下剤服用時には、あわせてコップ一・二杯の水で下剤を飲むようにしてください。
  • ※ 下剤服用の数時間後にも胃腸内を流すようにコップ一・二杯の水を飲んでください。下剤服用後二・三時間以内のおやつなどを含む食物は残便になりやすいです。
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このページの作成所属
福祉部 障がい福祉室地域生活支援課 地域生活推進グループ

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