平成23年度第5回評価委員会 議事概要

更新日:2012年9月12日

                                             小規模事業者等支援施策評価委員会 議事概要

                                                         

                                                                                                              

1.日 時  平成24年3月6日(火) 午後2時00分から4時10分

 

2.場 所  咲洲庁舎 25階 大会議室

 

3.議 事

(1)平成23年度 経営相談事業の評価について

   事務局より、平成23年度経営相談事業の評価について説明。

 

【質疑応答】

(評価委員)

 評価結果について、利用者満足度調査とカルテそれぞれの順位が出ているが、専門家はカルテを書くのは得意なので評価が高いが、なぜ比較的満足度は低いのか。この理由をしっかり分析してみる必要がある。

(事務局)

 平成22年度も満足度とカルテの相関関係を分析したが、特に傾向は見られなかった。今回も同様。満足度が低い理由については、利用者へのヒアリング等により今後検証していきたい。

(評価委員)

 カルテの評価は上手に書けているかどうかになっているが、きっちり書けていればいい仕事というわけでもない。本当にいい仕事だったかどうかは、満足度調査でしかわからない。カルテ評価と満足度調査のギャップがあるのはなぜか。例えば、専門家は有資格者というだけなので、個人の能力差が大きい。通常であれば1日7万円くらいの報酬を得ており、低額な公共の事業となるとそれなりの支援内容にする人もいると思う。カルテにはうまく記載されていても、表層的な支援だったのかもしれない。過去、同様の無料専門家派遣制度があったが、「良識の範囲を出ない」と言われていた。つまり、当たり障りのない内容であるということ。利用者は、もう少し突っ込んだ支援を求めているのでは。タダだから、という甘えが事業者、支援者のどちらにもあるように思う。

(評価委員)

 逆に商工会・商工会議所は付き合いの深さからか、うまく課題を把握して書けているものが見られた。ただ、相談申込書に売上等の記載がないものについては、それで課題が把握できるのか疑問に感じた。

(評価委員)

 同感。3期の決算書を見れば事業所の大体の傾向はわかる。それぐらいの情報は把握する努力が必要。その辺の努力の差がカルテと満足度の相関関係に現れるような気がする。

(事務局)

 両制度を利用している事業者もいるので、その辺の差についてもヒアリングしてみたいと思う。様々な角度から見れば、何かわかるかもしれない。

(評価委員)

 専門家の方がピンポイントの課題を掘り下げていて、商工会の方は広く把握しているように感じた。

(評価委員)

 このカルテを次の支援の参考にしているか。やはり病院のカルテと同じ使い方をして企業をフォローしていかないと経営改善は図れない。

(事務局)

 きちんとカルテを共有しているところもあるが、まだ機能していないところもある。

(評価委員)

 支援内容では、マル経融資と資金調達が4割と多い。ニーズがあるということなのでそれはよいが、なぜその問題が起きたかという背景を分析しなければ、本当の企業支援にはならない。

(評価委員)

 その点については、かなり改善されてきていると思う。「300万円借りたい」という相談があっても、将来のことを思えば200万円にしておいた方がよいというような、事業者の言いなりでなく資金の必要性を検討しているカルテもあった。

(評価委員)

 同感。一方で、ここまで書く必要はないというようなものもあった。評価においては、分量ではなく丁寧さを見ていると思うので、その辺も示してあげればよいのでは。

(評価委員)

 カルテについて支援メニューごとに点検したが、事務局は細かく見ていると思った。ただ、高得点のものの差は明確だったが、低得点のものの差は書き方のテクニックだけで、それほどないように感じた。見直す余地もあると思う。

 満足度については、ほとんど差がないという中、今後どうしていくか。統計分析方法では、1と1.5の差も大きいのだが。1つの方法としては、以前から言ってるが売上の把握。はっきりとは出ないかもしれないが、2〜3年追跡調査をしてみると事業所存続の有無や一所懸命やっているところが売上が上がっているなど何か成果が見えるのではないか。満足度に関するデータはすでに限界まであり、かなり精緻な分析もされているので、それ以外の指標が必要。

(評価委員)

 同一事業所を追跡していくことにこそ、意義があると思う。

(事務局)

 その点を踏まえ、支援後もフォローを行い新たな支援につながりやすいよう、カルテ様式や単価の変更を行う予定。

(評価委員)

 カルテを見ていると、かなり存続が危ぶまれる事業所もあった。普通、景気回復してくると全体的に持ち直してくるものだが、相談内容を見ているとそこまで持つかなという心配がある。違う視点で支援をしていかないと持たない。

(評価委員)

 例えば、経営者が高齢で売上が年間700万円、利益もほとんどないのにリスケをする支援が見られた。本当にそれでよいのか。どういうサービスができるか(解決手段をどう提供できるか)支援者も悩んでいるかもしれないが。記載量ではなく、その会社をどうしていくかが見えるカルテを評価したい。

(評価委員)

 評価結果の活用については、高評価団体の公表とあるが、支援者ごとにスポットライトを当ててもさらなるやる気につながるのでは。ガバナンスも効いてくると思う。

(評価委員)

 ベストプラクティスを顕彰するという方法も。これを出さないとゴールが分からない。

 

(2)平成24年度 地域活性化事業の採択(案)について

  事務局より、平成24年度の地域活性化事業の採択(案)について説明。

(評価委員)

 サービス単価方式だと支援する事業者の数が多いと事業費も大きく積算されてしまうのでは。

(事務局)

 個々の事業で事業者の数を大きく見積もっているものは精査している。また、地域バランスを考慮しており、一団体から膨大な額の申請があったり、同種事業の重複感がある場合は採択しないこともある。

(評価委員)

 評価基準に基づく総合的な点数だけではないということか。

(事務局)

 基本的に点数で決めている。ただ、事業の重複感等で事業適合性に「1」がつくことにより、8点以上でも不採択となっているものがある。

 

(3)その他

事務局より、今後の小規模事業者等支援施策評価委員会のスケジュールについて説明。

 

 

(以上)

このページの作成所属
商工労働部 中小企業支援室経営支援課 経営支援グループ

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