河川管理施設の役割について

更新日:2021年12月17日

河川管理施設の役割について

 護岸や落差工などの河川管理施設の役割についてご紹介します。 

堤防(ていぼう)

 堤防とは、川の水を溢れさせないために、川の両岸に築造した盛土(盛り固めた土)の部分をいいます。  また、上流から下流をみて、左手側の堤防を左岸(さがん)、右手側の堤防を右岸(うがん)と呼びます。

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                         (出典:国土交通省国土技術政策総合研究所)

護岸(ごがん) ・根固工(ねがためこう)

 堤防が水の流れで削られないように、堤防の法面(のりめん)にコンクリートブロックなどを設置し保護する構造物を護岸といいます。 また、河床(かしょう)が水の流れにより深く掘れすぎないように、護岸前面の河床を保護する構造物を根固工といいます。                                                                                                                             

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落差工(らくさこう)・帯工(おびこう)

 河床の勾配が急な川では、水の流れにより河床が削られて、護岸が倒壊に至る恐れがあるため、河床を必要な高さに維持する対策として、落差工や帯工などの横断工作物(川を横断して設ける構造物)を設置しています。 急な勾配を緩くし水の流れを弱め河床の安定を図るため、河床に落差を設ける横断工作物を落差工といいます。 また、落差を設けず、水の流れに対して横断的にコンクリート構造物等を設置することにより、水の流れによる浸食を和らげ、局所的に河床が深く掘れてしまうことを防止するための構造物を帯工といいます。

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このページの作成所属
都市整備部 河川室河川環境課 環境整備グループ

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