参加者の声

更新日:2010年6月22日

「私の水辺」大発表会

参加者の声

【小学生の部 最優秀賞 岸和田市立新条小学校】
○担当の先生から

「水辺」を意識して、はじめて「つながり」が見えてきた。

 広場を作っている時は、無我夢中だった。こどもたちが楽しく過ごせる広場を作りたいと願っていた。ゆめは次々とふくらんだ。あふれんばかりに広がった。池、山、丸太の橋、井戸、階段教室、古代の住居、畑、地域の農家の方との交流、そして、作物の収穫……
 おとなたちもこども時代を思い出し、ガキ大将になった気分で楽しんだ。こどもたちも、それはもう、大喜びだった。多くの方の熱意で、エネルギッシュな広場となった。
 次々と計画を立て、動いていること、そのことがこの活動の醍醐味であった。
 今回の「私の水辺」は、この活動の意義や価値について、見つめ直す機会となった。
 「私の水辺」大発表会の紹介で、岸和田土木事務所の方が来校された。その時には、わたしたちの頭の中には、「広場そのもの」が「水辺」であるという意識は、まだなかった。
「わたしたちの広場には、このような小さな池しかないのですが。」ということばに、
「井戸を掘り、地下水を池の水として利用する。また、作物を育てる水として利用する。 この広場そのものが水辺じゃあないですか。」と教えてくださった。
 そのお話をうかがい、なるほど、と思った。「水辺」というと、まず、川やため池を思い浮かべる。しかし、わたしたちの広場も、「水辺」という機能を持ち、地域の環境にとけ込んでいる。
 広場のすべての生命は、1本の手押しポンプから流れ出る井戸の水が源である。生命の源といってよいものである。そして、井戸の水を中心として、広場全体が「つながり」を保っているのである。
 こどもたちに、水辺の小さな生命はたくさんのことを教えてくれた。広場に出かけるたびに、新しい発見があった。土の匂いは、こどもたちの心を動かした。水辺の住人である、雑草も、虫たちも、鳥たちもたくさんのことを教えてくれた。
 このようなささやかな自然でさえも、こどもたちにゆめや安らぎを与えるものなのだと実感した。
 こどもたちが小さな自然に喜びを感じている姿を見て、わたしたちも、また、感慨にふける。 「水辺」であるわたしたちのこの広場を地域の宝物として今後も大事にしてゆきたい。

○子どもたちの感想文

「水辺の大発表会」        岸和田市立新条小学校  四年  寺田 将純

 「最優秀賞は・・・。」 いっしゅんの間をおいて、「岸和田市立新条小学校!」
 いっきにぼくは声をはり上げた。
 天満橋の府立ドーンセンターという所で、「私の水辺」大発表会というのがあった。ぼくたち新条小学校は、小学生の部の団体で出ました。
 最初の予選では、合計四つの小学校がエントリーしました。ぼくたちは二番目でした。
 ぼく達の番がきました。最初は完璧でした。ぼくもパーフェクト。だけど、せい限時間は十分。前半で七分もすぎました。後半はパーフェクト。だけど、時間切れ。それでも、根じょう強く全部言い切りました。そのかいあってか、予選を一位で通過し、本選に進出しました。
 一時間休み、いよいよ本番。ホールは思ったより小さかった。だけど、十分大きい。声が後ろまでとどくかと不安にかられながら席にすわった。順番は一番最後。それを聞いて少し楽になった。いずれは順番が回ってくる。
 そして、ぼくたちの出番。
「新条広場物語のー。」
「はじまり、はじまりぃ!」
 ぼくは、一番最初なので、まだか、まだか、と待った。そして、ぼくの出番。うまく言えた。良平君もうまく言えた。
 前半も終わり、今から後半。「タンポポ」の歌(ハミング)にとともに、セリフを言った。
「初めは・・・・・・。」
 やった。うまく言えた。うれしさと喜びで、むねがどきどきした。
 だけど、A君がセリフを忘れてしまった。発表も終わり、あとは結果次第。A君は泣いていた。ぼくは、「セリフわすれたからって、べべちゃうで。」
というと、少しなっとくしてくれた。
 歌を聞き、結果発表。
「最優秀賞は・・・・・・」
「岸和田市立新条小学校!」
「ワーっ。」
 ものすごい声がした。賞状もらった。
 あとは、世界水ファーラムだー!


  「「私の水辺」大発表会のこと」      四年  森田 翔子

「いってらっしゃーい、がんばってねー。」
の声で、わたしはわくわくした。 
そう、今日はわたしにとっては特別な日。そう、「私の水辺」大発表会なのです。電車に乗って、おひるごはんを食べて、そして、ドーンセンターへゴー。
 集合時間は午前十時。わたしはうずうずして、九時三十分に家を出た。
 自転車をぶっとばした。とちゅうで、「私の水辺」大発表会に出る西田さん、前川さんに会った。わたしは、急ブレーキをして、止まった。
「なあなあ、きんちょうしてる? めっちゃ、楽しみやなぁ。」
とか言っていっしょに学校へ行くことにした。学校に着いたら何人か来ていた。いろいろ話をしていたら、先生からお話があった。
「森田さん、アクシデントです。」
 わたしは何かと思いながら、ドキドキした。
「実は、喜澤さんが今日お休みするそうです。」
わたしはドキドキがとまり、がくっときた。(どうしようかな、今まで由佳ちゃんがんばってたのにかわいそうだなぁ。)と思って待っていたら、
「なあなあ、翔子ぉ・・・ 梨乃、由佳ちゃんの分手伝ったろかぁ・・・」
ピクリ。わたしはニパっとした。
「梨乃、さんきゅ。お願いしまーす。」
と言ってからすぐ先生の所に行った。すぐにきょかをもらい、練習をして、さあ、いざしゅっぱーつ。春木駅から電車に乗った。
 お昼ごはんを食べて、いざ、出動! どきどき、わくわく。
 わたしはもちろんどきどき、わくわくだったけど、たぶんみんなもそうと思う。
 さあ、目に見えるはドーンセンター! がんばるぞー。
 さあさあ、予選。三チームが、わたしたちを待ちかまえていた。
 発表するのは二番目。一番目が終わり、一番目が終わり、さあ新条だ!
 始まった。ここで負けては新条の名がすたる! 全力をぶつけた。
 なかなかやなぎさんとのかけあいがよく、うまく言えた。さあ、次は、自分一人! でも、きんちょうはしなかった。
 終わった。全力をぶつけたので、すごく満足。さあ、次の学校のお手なみはい見。わたしがまけるかも、と思ったのは、四番目の学校。なかなかのできだった。でも、新条の方が上だと思った。結果発表を待った。
「えーとですねー。ひじょうになやんだんですけどぉ、本選に出るのは、ナンバー一五〇九番 岸和田市立新条小学校!」
「キャーワーギャーヒョーヒューフー! まじでヤッター。キャーキョーピャーピュー。」
 たえずかん声が上がった。もう、うれしくてうれしくて、どうしようもなかった。
 予選が終わりロビーに集まった。あんまりうれしすぎて、妹とお父さんをボコボコたたいてしまった。そう、予選でいけたのもうれしかったけど、お父さん、妹がおうえんに来てくれたのも、すごーくうれしかった。
 校長先生にジュース(わたしはレモンティー)をおごってもらった。すごくのどがかわいてて、すーんごっぉぉぉくおいしかった。休けいをとり、落ち着いて、練習もして、そして、みんなで、手を合わせて、
「新条ファイト!」
と言って、決めたのに一人佐々木君がおくれて、もう一度やった。
「新条ーファイト!」
 これで、ちゃんと決まった。さあさあ本選。みんなきんちょうしている。先生方、家族の人達・・・ そして、わたしたち生徒。
 わたしたちの発表は四番目。つまり、最後。身をひきしめて、見ていた。三番目が始まり、わたしたちはひかえ室に行くことになった。わたしは、少し、自分が心配になった。
(まちがえへんかナァ。みんなにめいわくにならないかナァ。)
とか思ったけど、ふりしぼって、そんな思い、頭から消そうと思った。
「それじゃあ、新条小学校のみなさん、どうぞ。」
わたしたちは歩いていった。
 わたしたちは全力をふりしぼり、もう一つも出ない! というくらい全力を出した。一人で言う番を終わり、なんとか成功! まちがえたり、わすれてしまった子とかもいたけど・・・…
 さあ、結果発表。
「最優秀賞にかがやいたのは、ナンバー一五〇九、岸和田市立新条小学校です。」
「キャーキャーヒューヒューヒャーヒョー。」
 先生方も、家族の人達も、生徒たちもみんな感動していた。四年生で、最高の思い出だった。それにしても、おなかがすいた。

○保護者の感想

●今回の受賞おめでとうございます。息子もがんばり、また、みんなもがんばり、委員長の岸和田という声が聞こえた時、大喜びでまわりのこどもたちや先生と前列でうれしさいっぱいでした。今回の発表会には、色々な方々の協力でできた広場でみんなの力が一つになってみんなの思いが形になったことだと思います。
 今後の広場ですが、生徒が土に水に興味を示す時間をとってくれればと思います。
 最後にこの広場また池つくり山つくりに発案くださった校長先生、また、いろいろな案をお出しくださった先生方にありがとうといいたいです。

●自分や仲間達とひとつの事をなしとげた喜びを感じとっているようです。
 先生の呼びかけを頂いたとき、正直、最初の反応は「いやっ」でした。「新条広場が好きやったら誰でもいいよって書いてあるで。」「うーん?」
 が、あくる日、下校すると、「お母さん、やっぱり発表会行きたい!」
 その日をさかいに毎日なにやら楽しそうでイキイキとしていました。こどもにとっては本当に良い経験だったと思います。いろいろな形で参加する事は、その子の大きな自信につながるように思えました。
 わが家の末っ子は新条保育所でお世話になっています。よく、ビオトープ(新条広場)に行って、たっぷり遊んで、いっぱい活用させていただいています。保母の先生方も本当に良いところです、と絶賛していました。
 こんな貴重な機会を与えて下さって本当にありがとうございました。

●予選会、本選と見せていただきました。こどもたちの無限のちから能力を間近で見、感じ、胸の置くからギューっと鼻筋を通って目頭に、計りしれない感動が体の中を駈け抜けました。こどもたちが発表している姿に何度も涙がこぼれていました。
 新条校の発表は他校と比べて、決して上手ではありませんでしたし、他校の発表はよく練習してきたことがわかるくらい完璧なものでした。
 でも、新条の子たちは自分で希望して志願した子ばかりです。その発表は一人一人全ての子の目は輝き、心の底から発表を楽しんでいるのがよくわかりました。
 予選会では少し不完全燃焼だった子たちが、本選では全員がパワーアップしていて、あんなにも素晴らしい感動を伝えてくれるなんて、とてもおとなの尺度では想像もできませんでした。 発表の内容自体、素晴らしかったのですが、わたしはこどもたちの計りしれない能力そのものに感動し、涙していたように思います。
 こんなに素晴らしい感動を伝えてくれたこどもたちにありがとうと伝えてください。先生方には本当に感謝しております。ありがとうございました。

●発表会でいう文章を自分で考えたとの事で、私は子どもに詩人になれるねとほめたぐらいすばらしい感動する言葉でした。
 ビデオを見てすごい経験をさせてもらったんだなーと思いました。(新条広場をみんなで協力し合って作っていくという事と発表会に参加するということです。)

【中・高校生の部 最優秀賞 貝塚高校環境科学】
○顧問よりひとこと

私たちの活動は、96年に本校の生徒が選択した「環境科学」という授業からはじまりました。とにかく「学校から外に出てみよう!」というのが原点になっています。というのも、この授業をはじめるに当たって、生徒と自然との距離感のようなものを担当者として感じていました。私自身、和歌山の有田川の中流域で育ったので、川で泳ぎ、秋には山に入り、いわゆる原体験や原風景をもっている世代になります。この育ちのちがいが生徒との間にも感じていた距離感であることに気づいたのです。
 いざ!学校を出てみると、同年に近木っ子会議が発足し、市役所の交通公害課や小中の先生方、とんぼの池(ビオトープ)でお世話になっている貝塚市立自然遊学館、アロエ石けんづくりを教えていただいた消費生活研究会の皆さん方と出会うことができました。一昨年からは和歌山大学の神吉先生や地域の方々に学校に来ていただき話を伺ったり調査に同行していただいたりすることができるようになり、内容も少しずつ豊かになってきたように感じています。また、昨年からは「魚庭の森づくり活動」にも参加し、これまで調査してきた近木川の水質調査と共に和泉葛城山、近木川、大阪湾が水循環としてつながり、ビオトープの調査から生物多様性として整理することもできました。生徒たちも自分たちで調査した結果だけでなく多くの方々と出会い、近木川を通して人と自然とのつながりを学んでくれているようです。
 学校だけではできない生徒たちの学びや育ちを、貝塚という地域が提供してくれているようです。本校の取り組みも地域と協働しながら発展していけるのではないかと思っています。貝塚の自然に、お世話になっている方々に感謝です。

○生徒の感想

 大きなホールで発表するのははじめてで、予選とはちがって本選のときは緊張し少しとちったりして汗が出てきました。
 私たちは、近木川やとんぼの池の調査など行ったり、「魚庭の森づくり活動」という新しい活動に挑戦してきましたが、これまでの調査をまとめていると先輩たちがすばらしい活動を行ってきてくれたおかげで今回いい発表ができたんだなぁと思っています。私たちにもいい経験になったし、しかも内容をこんなにも評価していただいてとてもうれしかったです。先輩たちに負けないよう近木川や地域の自然を保全できるようもっともっと活動を深めていきたいと思っています。

【発表会終了後の参加団体へのアンケートより】
(問い)参加してみて良かった点についてご記入下さい。(主なものを抜粋)
○小学校
・参加者は発表経験ができた。他の発表がよい刺激となった。
・多くの人々が水辺の問題に取り組んでいることが良い刺激。
・地域、保護者、学校が協力して出来た発表がよかった。
・大きな場で発表できて、子ども達も満足していた。
・自分たちの活動を整理できた。
○ 中高校
・ 当日資料集の各種助成金紹介や、水辺活動参考HP紹介が大変参考になった。
・ 一般市民の河川活動に関わる団体の多さにお驚き。地元でもたくさんあるのでは?
○ 一般
・二次発表は参加できなかったが、特別賞を頂き、よい記念となった。活動意欲が高まり、賞の名に恥じない活動を再確認した。
・身近な場所で様々な活動がなされていることを認識した。
・ 様々な団体と交流できてよかった。
・ いろいろな地域の活動が知れてよかった。
・ 子ども達のいきいきとした発表が大変良かった。
・ 会員相互(自分の団体内)で、活動の歴史や想いを再確認できてよかった。
・活動意欲が増し、今後の励みになった。
(問い)当日の事務局運営方法の改善点や、来年度以降実施するにあたってのご意見・ご提案
     (主なものを抜粋)
○ 小学校
・地域ごとで発表の場があるとよい。
・会場内での応募者とのやりとり責任者が不明確だった。
・ もう少し広い部屋で発表したかった。
・ 事前に打ち合わせの機会が欲しい。
・1会場あたり4団体の予選は、交流という意味で数が少ない。
・水辺を好きになる工夫を!
・点数化、序列化はなじまない。
・水辺に関する地域的条件に恵まれず、評価が受けられなかった?
○中高校
・ 科学的や地域一体ものが評価が高かったが、水辺の紹介というアプローチでは評価が低かった。評価基準を具体的に事前に示すこと。中高は別の方がよい。
・ 審査内容が不明確
○一般
・ 総合学習の発表は別にすべき。
・ 一般府民への広報活動を期待。
・ 活動テーマごとに審査を!
・ 行政との一体性や地域活動に日が当たった審査だったが、コツコツとまじめに活動している団体に日があたる仕組みの充実と、底辺団体を育成し結果として目的を達成する方向へ再検討を!
・ 目的をはっきりさせて、広報に力を!発表会で終わらないように!
・ 各団体の活動にまだまだ差(幅)があるので、一次予選を行い、評価の良い団体をすべて聞けるようにして欲しい。(今回は予選で会場が分かれて見に行けなかったものがある)
・参加できなっか場合、ビデオでの参加も考慮できれば良かったと思う。
・点字訳本も出してほしい
・ 長年の活動団体への表彰も含めては?
・予選では類似活動団体が交流できる組み合わせが必要。
・ 手作り的イベントでよかった。

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このページの作成所属
都市整備部 河川室河川環境課 環境整備グループ

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