第3回 「私の水辺」大発表会 府域合同大発表会

更新日:2023年10月16日

「私の水辺」大発表会

第3回 「私の水辺」大発表会 府域合同大発表会

  地域大発表会から推薦された小学生・中学生たち(6団体)が、水辺での調査研究や地域活動を、工夫を凝らして大発表!
 ゲストに大和川博士
を迎え、地域間の交流を深めながら会場みんなで楽しく水辺について考えました。
 また、
みんなで水辺について考えあったまとめとして「私の水辺」大賞などの賞を選出しました。

「私の水辺」大賞は
貝塚市立南小学校 
河童(カワッパ)クラブ

に決定されました!!

貝塚市立南小学校 河童(カワッパ)クラブ

「近木川みんなの遊園地。仲間を増やしてがんばろか。」
「ナンバーワンの川めざして」
「おもいっきし遊べる川に」

高槻市立津之江小学校4年生和泉市立和気小学校 4年3組
高槻市立津之江小学校4年生
(北部地域推薦)

 6つのグループにわかれ、自分たちの目で芥川について様々な調査や分析を行い、地域の方への聞き取りなどを実施。みんなが力をあわせて活動する中で、様々な地域の人々と出会い、つながりをもった過程が特徴ある発表でした。

「地域につながったで賞」
和泉市立和気小学校 4年3組
(泉北南河内地域推薦)

 槇尾川の上流から河口までの広域な調査を踏まえ、水質・ゴミの問題から、川の様子やリサイクルまで、たくさん取り組んできた活動内容を、浦島太郎の物語になぞらえ、会場のみんなにわかりやすく伝えた特徴ある発表でした。
川から海へのつながりがよくわかったで賞」
貝塚市立南小学校河童(カワッパ)クラブ茨木市立清渓小学校5,6年生
貝塚市立南小学校河童(カワッパ)クラブ
(泉南地域推薦)
私の水辺大賞!
 自らの体験・感動からあふれ出る言葉の数々は圧巻。昨年の取り組みからカワッパクラブに発展。現5年生と4年生が力を合わせた取り組みにも発展させ、「えにし」という言葉に表されているように、様々な水辺活動の中で、地域に着実に根付いていることが高い評価を得ました。
「えにしで遊び広げま賞」
茨木市立清渓小学校5,6年生
(北部地域推薦)

 田・山・川のつながりをよく捉え、どうやって水をとどめながら流すか、というような視点での取り組みやその表現は、他にはない特徴ある視点でした。
「めぐる水を楽しみま賞」

堺市立浜寺小学校4年生(泉北南河内地域推薦)寝屋川市立池田小学校理科委員会
堺市立浜寺小学校4年生(泉北南河内地域推薦)
 「川が汚い」というところから清掃活動をはじめ、その活動の中で生きものを発見、感動を覚え、継続・発展した取り組みにつながっているプロセスがすばらしく、それをうまく伝えた表現力は見事でした。
「演技の力見事で賞」
寝屋川市立池田小学校理科委員会
(北河内地域推薦)

時間を追って継続した観察を様々な視点から緻密に分析。地域の協力も拡大していくなど、大変貴重な取り組みでした。
「ていねいに調べたで賞」
会場の子どもたちにもインタビュー大和川博士が、会場のみんなと一緒に、楽しく水辺について語り合いました。
会場の子どもたちにもインタビュー大和川博士が、会場のみんなと一緒に、楽しく水辺について語り合いました。
公開選賞会表彰
 互いの発表をたたえ、みんなで水辺について考えあったまとめとして公開選賞会が行われました。
 4人の選賞委員が、「水辺への想い」「発想の豊かさ」「調査研究等の深まり」「継続・発展への期待」などの視点で議論し、「私の水辺大賞」を決定しました。
 また、それぞれの活動の発展に向けた期待をこめ、 「これからどうすればもっとすばらしい取り組みになるか」というやや辛口のアドバイスも交えながら、それぞれの活動発表のどんな視点がよかったか、伸ばすべきかという視点で、その他の特別賞を決定しました。 
 各地域の多様な取り組みを学び合い、水辺での活動の輪がさらに広がることを期待してます。
●府域合同発表会プログラム
日程 平成17年2月13日(日曜日)
    13時30分から16時30分
場所 ドーンセンター
  
(大阪市中央区大手前1丁目3番49号 )
【プログラム】 プログラムおよび発表団体の概要ダウンロード [Wordファイル/390KB]
13時00分 開場

13時30分 開会
   
    開会あいさつ
       大和川博士と学ぼう!
(アイスブレイク)

13時50分地域代表団体発表
      
 (進め方)
         1団体発表ごとに、大和川博士が会場の子どもたちと対話し、会場が一体となって
        水辺について考えるとともに、地域間の交流を図りました。
    
    
        1)高槻市立津之江小学校 4年生
(北部地域代表)
        2)和泉市立和気小学校 4年3組
(泉北南河内地域代表)
        3)貝塚市立南小学校 河童(カワッパ)クラブ
(泉南地域代表)
        4)茨木市立清渓小学校 5,6年生
(北部地域代表)
        5)堺市立浜寺小学校 4年生
(泉北南河内地域代表)
        6)寝屋川市立池田小学校 理科委員会
(北河内地域代表)
     

15時35分 中河内地域の取り組み報告

15時40分 公開選賞会
       
 (進め方)
         ステージ上で、委員長を座長に4名の学識経験者の公開討議により
        「私の水辺大賞」他の賞を決定、発表しました。
  
       (選賞委員)
         井野瀬久美恵(甲南大学文学部教授)
         嘉田由紀子(京都精華大学人文学部教授)
         谷 幸三 (大阪産業大学人間環境学部非常勤講師)
         増田 昇 (大阪府立大学大学院農学生命科学研究科教授)
          

16時15分 賞状授与 
16時30分 閉会


 (1Fパフォーマンススペースでは、応募全30団体の展示会作品も出展されました)

【展示会をご覧になった方々からのご感想(一部抜粋・要約)】
○子どもたちの自然に対する見方、大切さが本当にすばらしかったです。興味深く、子どもたちの目からうつるものを見て感動しました。
○大阪に干潟があると初めて知りました。
○さまざまな子どもたちによる環境への取り組みが嬉しく頼もしく感じられます。少しずつ水環境もよくなっているように伺えます。つづけて行く事が大切です楽しく遊びながらとり組みつづけて生きものにふれて行って欲しいです。
○みんなの顔がとても楽しそうで一緒にやりたいくらいです。
○自分の学校や、ほかの学校の水辺学習のまとめが、くふうしていてよかったです。「すだれ作り」はいけなかったけど、写真や文章を見て、自分もいったかんじがでてきました。
○いろいろな学校の絵や文がのっていてべんきょうになったなぁと思いました。
【発表会(府域合同・地域発表会)ご覧になった方々からのご感想(一部抜粋・要約)】
○水はとっても大切なモノです。少しでも気をつけていけることがあれば、取り組んでいきたいと思いました。
生活の中で水は無視できないことですが、あまりにも身近すぎて無関心になりがちです。こんなに水を友達にして楽しむことは今まであまり見られませんでした。今日発表した子どもたちの力は、これを支えた人によって培われたもので、大変貴重で敬意を表したい。
○生きるということの大切さは、このような日々の積み上げがあって始めて本物になるでしょう。生活を足下からしっかり見つめることも必要。このような活動の中で、当然に身に付いてくるでしょう。意義深い発表会に参加できたことをありがたく感謝します。
○純粋な透き通った目をした子ども達からの発表に、何度か
感動させられ、学ぶことができました。自分で何が出来るかを探し求めたいと思います
○子どもたちが自分たちの観察結果をもとにしながら育ってきた過程がよく分かりました。どの学校でも次の年度や世代に引き継がれてゆくよう期待してやみません。
○自然とのふれあいは子どもが素直に感動し「らしさ」が自然にあふれ出ている。生きた学習かくあるべしと痛感した。
○先生、地域、家庭、それぞれの立場で子どもたちの良き理解者としての協働、共感、共通認識を持つことが大切であるとの思いを強くした。
○今は、インターネットや、テレビなどの情報で何でも調べられる時代ですが、自分の体で調べ、五感で感じ取ることは、重要なことだと思いました。
○堺市内に住んでいますが、他の地域の川の様子など皆で知ることができてよかったと思う。他の地域を知らなければ、私の地域の川はこんなもんだとあきらめるところでした。
○小学生がいろいろ考えて、取り組もうとしていること。私大人が手本になりたいと思いました。
【参加した団体(府域合同・地域発表会)からのご感想(一部抜粋・要約)】
○子どもたちが大勢の前で話すいい経験になったとともに、達成感、自信を得ることができました。
○他校のこどもたちの調べていることや方法も新鮮で、よい刺激になりました。
○多様な発表を見ることができ、子どもたちと共にたくさん学ぶことができ、よかったです。
一つの目標に向かって全員が心をひとつに、取り組むことができました。また、子どもも教師もこの活動を通じて、川に対する意識の持ち方も変化し、もっともっと関わっていくべきものだと思うようになりました。
○発表への取り組みを通じて、子どもたちが自分たちのやってきたことを振り返り、活動を自分のものにすることができました。
○子どもの水辺の取り組みのことを、多くの方々に知っていただくいい機会になりました。
【参加した子どもたち(府域合同・地域発表会)の声(一部抜粋・要約)】
○「私の水辺」大発表会に出ていた他の学校も近くの川の水質調べをしたり、川をきれいにする活動をしていた。本当に私はうれしくて、また一緒に活動などもできればいいなあと思いました。
○ぼくは「私の水辺」大発表会にいっていろいろ学びました。川は僕たちに欠かせないものだとわかりました。川がなければぼくたちは生活していけないと思います。これからは少しでも川がきれいになったらいいです。
○きんちょうしたけど、笑いがとれてよかった。間があいたりまちがったりもあったけど成功して良かった。
○自分で出来る限りがんばって大賞をねらっていたけど、大賞になれなくてくやしかった。
○とてもすてきな経験になりました。地域の代表にすいせんされなかったけど一生懸命がんばったのでいい発表が出来たと思います。 こんな機会があれば、また参加したいです。
たくさんの地域人たちの発表をみれて楽しかったです。前の年は大賞をとれなかったけど、こんかいはとれてとてもうれしかったです。これからもずっと「私の水辺」大発表会が続けばいいなあと思いました。
○2学期から自分たちが取り組んだことを、それぞれのグループが工夫して自分たちの方法で発表できてよかったと思う。来年はもっともっと、発表の内容や方法に気合いを入れて出場したいと思う。
発表団体のアピールポイントなど
区分団体名フィールドキャッチフレーズアピールポイント
北部
代表
高槻市立津之江小学校
4年生
アクタガワ
芥川(高槻市)
それいけ!芥川調査隊津之江小学校では全校で環境教育に取り組んでいます。
4年生は校区を流れる「芥川」について学習してきました。
1学期には摂津峡と城西橋での水生生物モニタリング調査。水温、パックテスト等の水質調査も実施。
2学期には課題別6グループに分かれて水質調査や実験観察、調べ学習、川を守っている人たちへの聞き取り等を行い、自分たちにできることを考え地域にも発信してきました。1年間の取り組みを発表します。
泉北南河内代表和泉市立和気小学校
 4年3組
マキオガワ
槇尾川(和泉市)
私たちでできるだけ川をきれいにしたい 私たちはいろいろな場所の水を調べました。クラスのみんなが取ってきてくれた水を調べたり、川の流れについて調べました。そうすると私たちはもっともっと川について調べたくなりました。
 なので、川の流れの早さや、よごれや、それ以外のこともきがついたら調べてみたいと思っています。
 なので学校に「家でおみそしるやのみものを台所のながしの所にながさないで」というポスターを作ってはって学校のみんなに見てもらったり、リサイクルをたくさんしたり学校のみんなに協力してもらい川をだんだんきれいにしていこうと思います。
泉南代表
貝塚市立南小学校
河童(カワッパ)クラブ
コギガワ
近木川(貝塚市)
河童(カワッパ)Go!Go!2
からみんなで進める近木川遊縁地計画から
昨年、4年生の総合の時間で近木川の学習に取り組んだ子どもたちが、今年度の4年生と力を合わせ「河童(カワッパ)クラブ」として活動した様子を劇にして発表します。
 6月のプールのヤゴ取り、7月の近木川清掃、10月の紙すき体験、近木川の中・上流探検を、地域の人達やお父さんお母さんと協力して行ってきた子どもたち。
 数々の体験の中で発見したこと・考えたことを自分たちのセリフにして、元気いっぱい伝えます!
北部代表茨木市立清渓小学校
5,6年生
サホガワ
佐保川(茨木市)
「水と森と人と」 佐保川は水がきれいで、ほたるが飛び交ったり、サワガニがみられます。
 水がきれいだけでなく、地域には森や田んぼなどが多いので、水そのものが守られています。清渓は、その名の通り、水に恵まれた地域です。
泉北南河内代表堺市立浜寺小学校
4年生
サンコウガワ、ハマデラスイロ
三光川、浜寺水路
(堺市)
浜寺環境プロジェクト
から三光川を、そして地球を救おう!から
 「三光川をきれいにしたい!」ぼくたちのこの想いから、プロジェクトはスタートしました。
 長靴をはき、初めて入る三光川。そこには様々な生き物がいました。アメリカザリガニ、川エビ、ジャンボタニシ、さらに絶滅危惧種に指定されているクロメダカもいました。
 三光川を守るべく、ゴミを拾い、地域の人に三光川の浄化を訴えました。
 そして今はコンブを育てて浜寺水路をきれいにする挑戦をしています。
北河内代表寝屋川市立池田小学校
理科委員会
学校ビオトープ
(淀川水系池小”わんど” 寝屋川市)
ふるさとの水路をよみがえらせ、淀川の魚たちを池小”わんど”で、大切に育て、ふやしていこう。 夢がかなって、池小”わんど”には、魚の群れが・・・。
 今、”わんど”には、7種類の魚類をはじめとして、様々な水生生物が用水路から入ってきています。
 そして、”わんど”内でフナやモツゴが日に日に大きくなっていることがわかります。
 来年の春には、たくさんの魚達が、きっとこの快適な”わんど”で、卵を産んでくれることでしょう。
 お年寄りから聞いていた、昔の池田の美しい水路の夢もかなうといいなあと考えています。

選賞委員紹介
○井野瀬久美惠(いのせ くみえ)甲南大学文学部教授
 1958年生まれ。京都大学文学部英文学科・西洋史学科(学士入学)卒、京都大学大学院文学研究科博士課程(西洋史学専攻)修了。現在甲南大学文学部教授。
 専攻はイギリス近現代史だが、女性史研究をはじめ、21世紀兵庫づくり懇話会委員、大阪21世紀塾企画委員、大阪府文化懇話会委員、大阪府河川整備委員会委員など幅広い分野で活躍している。  
 主な著書に「フーリガンと呼ばれた少年たち(中公文庫)」「女たちの大英帝国(講談社現代新書)」「黒人王、白人王に謁見す(山川出版社)」など。

○嘉田由紀子(かだ ゆきこ)京都精華大学人文学部教授、滋賀県立琵琶湖博物館研究顧問
 1950年埼玉県生まれ。京都大学大学院、米国ウィスコンシン大学大学院修了、農学博士。
 現在、京都精華大学教授、琵琶湖博物館研究顧問。日本、アフリカ、アメリカなどの地域社会研究の中で人と水のかかわりを研究。
  自らのフィールドワークで地域の人たちと足下を見直す住民研究を提案、実践。淀川水系流域委員会委員などを務めるほか、世界子ども水フォーラムなどの企画・運営にもかかわり、2003年から「子どもと川とまちのフォーラム」代表となり流域の再生に向けた活動を続けている。
  編著書に「水をめぐる人と自然(有斐閣)」「水辺遊びの生態学(農山漁村文化協会)」など。


○谷 幸三(たに こうぞう)大阪産業大学人間環境学部非常勤講師
  1943年生まれ。県立奈良商業高等学校(定時制)教諭をされながら、関西トンボ談話会事務局長、日本昆虫学会会員などを努め、環境省、国土交通省など政府機関とともに環境調査に取り組む一方、地域で開催される自然観察会や、水生生物による水質判定、各種講演会などの取り組みに精力的に参画。
  体からあふれ出すエネルギッシュないきものの解説は、子どもたちにも大人気。環境科学博士。
  2003年度からは、高校教諭を定年退職され大阪産業大学人間環境学部で非常勤講師を務められる。
  主な著書に「水生昆虫の観察(トンボ出版)」、「楽しく学ぶ川の学校―川の水生昆虫・動物―(学研)」、「トンボのすべて(トンボ出版・共著)」など

○増田 昇(ますだ のぼる)大阪府立大学大学院農学生命科学研究科教授
  1952年大阪の泉州に生まれる。77年に大阪府立大学の修士課程を修了。77-85 年、市浦都市開発建築コンサルタンツに勤務、85年に大阪府立大学の農学部に戻り助手等を経て、97年に教授となる。
  専門は、緑地計画分野で都市計画やランドスケープデザインにも携わっている。現在、日本造園学会の理事、大阪府等の景観審議会や都市計画審議会、環境審議会委員、大阪府河川整備委員会委員などを務める。
  著書には「住環境の計画3・集住体を設計する(彰国社)」、「環境首都関西のデザイン(学芸出版社)」等がある。

(50音順)


発表会の概要発表団体とアピールポイント展示会昨年度までの内容 
北部地域大発表会北河内地域大発表会中河内地域大発表会泉北南河内地域大発表会
泉南地域大発表会府域合同大発表会「私の水辺」大発表会TOP 

このページの作成所属
都市整備部 河川室河川環境課 環境整備グループ

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