新築、改築時の対策

更新日:2009年8月5日

●新築、購入、改築時には次のようなことをチェックしましょう

□ 窓は通風や換気を調節できるデザインになっていますか?
□ 高断熱・高気密住宅の場合、計画的な換気や恒常的換気装置が考慮されていますか?
□ 開口できる窓の面積は適切で、全ての部屋が自然換気できる構造になっていますか?あるいは、機械換気設備が備え付けられていますか?
□ 適切な場所(トイレ、キッチンスペース、浴室、洗面、洗濯機が置かれている場所等)に換気扇が取り付けられていますか?
□ 平屋根の住宅の場合、屋根と天井の間に換気できる空間が確保されていますか?
□ 床下換気は十分に確保されていますか?
□ ホルムアルデヒドが使用されている合板や接着剤、壁紙用の糊などが多用されていませんか?
□ 防蟻剤の使用は適切になされていますか?
□ キシレンやトルエン、エチルベンゼンなどの揮発性有機化学物質を使用した塗料や建材等が多用されていませんか?
□ 住居の完成から入居までの間に充分に換気を行っていますか?

●リフォーム時には

・ リフォームの工事中は、居住しているところと工事しているところをしっかり分けましょう。また、ドアに目張りするなどの工夫も。
・ 外装のリフォームも行っている場合には、換気を行うと、外装材から放散される化学物質を室内に導入してしまう場合もあります。
・ リフォームした部屋は充分な乾燥期間をとってから使用しましょう。

●家具などの購入は

室内環境配慮マーク (社)全国家具工業連合会では会員企業の自主表示として、室内環境配慮マーク制度を平成15年7月からスタートしています。
このマークの付いている家具は、家具に使用される合板、繊維板、パーティクルボード及び接着剤はF☆☆☆以上のもので、塗料はホルムアルデヒドを含まないものです。

●壁紙の使用は

壁紙業界では、自主規格を定め製品の安全性の向上に努めています。

ISM規格: 日本壁装協会ISM機構 ISM規格

SV規格: 壁紙製品規格協議会 SV規格

●接着剤の使用は

JAI認定品 日本接着剤工業会では、接着剤の安心使用のため、ウレタン系接着剤(建材用・遮音二重床施工用)及びエポキシ樹脂系接着剤(建材用)について、日本接着剤工業会規格(JAI規格)を制定し、これらの品質について標準を定めています。また、一定の品質を保持した接着剤には、購入の目安となる認定品として「JAIマーク」を付けることを定めています。

●塗料の使用は

 日本塗料工業会では、ホルムアルデヒド規制自主基準要領を定め、適正と判断されたものに対し、ホームページで公開するシステムを作っています。また、環境省において大気汚染防止の観点からVOCの規制が強化され、塗料業界全体でのVOC排出量の抑制に向けた取り組みも始められています。

このページの作成所属
健康医療部 生活衛生室環境衛生課 総務・企画グループ

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