子どもの利用する施設の化学物質と留意点

更新日:2009年8月5日

<学校用備品としての机、いす、コンピュータ等の購入の留意>

 学校等において、新たに机、いす、コンピュータ等の備品を搬入する際は、構成材料から放散される可能性のある化学物質に関する資料を製造業者等から入手するなどし、化学物質の放散量の少ないものを選定することが大切です。
 なお、机、いす等は、日本工業規格(JIS)及び国等による環境物品等の調達の推進に関する法律(通称「グリーン購入法」)の基本方針の中で、材料の合板や繊維板のホルムアルデヒド放散量について、一定以下の放散量となるよう規定されています。

<子どもが使用する学校等のワックスがけ>

ワックスがけ 学校等では、床保護等のため、床のワックスがけを定期的に実施することが一般的です。
 この床のワックスの成分には、トルエン、キシレン、パラジクロロベンゼン等を含むものがあります。
 使用される時は、製品表示を確認し、配合成分等が未表示の製品については、製品安全性データシート(MSDS)を製造業者等から取り寄せ、必要に応じ、学校薬剤師等の指導助言を受け、適切なワックスを使用しましょう。

<殺虫剤の使用にあたって>

殺虫剤○使用上の注意をよく読み、用法・用量を守って使いましょう。
○乳幼児、病人、ペットのいるところでは使用しないようにしましょう。
○眼や口に入らないよう、皮膚につかないよう、ガスを吸い込まないよう気をつけましょう。
○スプレーも死ぬまで虫にかけ続ける必要はありません。使いすぎないよう注意しましょう。
 また、使用後は十分換気してください。
○閉め切った部屋で蚊とり線香や電気蚊とりなどを長時間使用しないようにしましょう。
○また、殺虫剤にたよるだけでなく、害虫が発生しないように、また家の中に入ってこないように、環境対策や住まい方に心がけることも大切です。

<トイレ消臭のための芳香・消臭剤の使用にあたって>

消臭・芳香剤 トイレ消臭のための芳香・消臭剤は、成分にパラジクロロベンゼン等を含むものがあります。
 使用される時は、製品表示を確認し、配合成分等が未表示の製品については、製品安全性データシート(MSDS)を製造業者等から取り寄せ、必要に応じ、学校薬剤師等の指導助言を受け、適切な商品を使用しましょう。

<タバコによる影響>

タバコ タバコから立ち上る煙には、ホルムアルデヒドを含む様々な化学物質が含まれており、室内化学物質の有力な発生源と考えられます。住居はもとより幼稚園・学校等の教育機関、保育所、病院・医療機関、公共施設においては、建物内を全館禁煙とする対策を進めましょう。


このページの作成所属
健康医療部 生活衛生室環境衛生課 総務・企画グループ

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