◎平成14年4月、世界保健機関(WHO)欧州事務局と欧州環境庁(EEA)
○発達段階の子どもは環境汚染の影響を特に受けやすいため、早い年齢における環境中の化学物質への暴露によって、子供は長期間の影響を受ける可能性があること
○子どもはある種の化学物質に対して特有の感受性を持っていること
○子どもはものをつかんで口に入れる習慣があるため、土壌やおもちゃ等を通じて直接的に環境中の化学物質に暴露する可能性があること
○子どもは大人よりも体重あたりの呼吸量と飲食量が多いため、大人よりも有害化学物質を多く摂取すること
◎平成9年、G8の環境大臣会合で、環境中の有害物質による子どもの健康への脅威を認識し、子どもの健康を守るための取り組みを行うことを宣言した「マイアミ宣言」が採択され、各国が実施する具体的課題として、
○子どもの特徴を考慮した環境リスク評価と基準の設定
○室内及び室外の大気環境の質の改善
○環境たばこ煙のリスク削減
○内分泌撹乱化学物質による子どもの健康影響の防止
等が指摘されています。
子どもへの環境因子の影響が、世界的規模で着目されており、次の世代を担う子どもを化学物質から守る
ことは、今取り組むべき極めて重要な課題です。
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健康医療部 生活衛生室環境衛生課 総務・企画グループ
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