令和4年7月15日大阪府個人情報保護審議会全体会議議事録

更新日:2022年8月25日

大阪府個人情報保護審議会全体会議議事録

 1 と き 令和4年7月15日(金曜日)午前10時から午前11時25分まで

  2 ところ ウェブ会議による開催 

  3 出席者 丸山会長、島田会長代理、海道委員、重本委員、西上委員、西村委員、三成委員

  4 議題
(1)大阪府個人情報保護条例の改正について
(2)防潮鉄扉情報提供システム整備事業に係る個人情報の取扱いについて(継続諮問)
(3)その他     

 5 議事概要
(1)大阪府個人情報保護条例の改正について
   ア 実施機関説明
     資料に沿って説明
     資料:大阪府個人情報保護条例の改正について
             大阪府個人情報保護条例の全部改正について
                   改正個人情報保護法及び大阪府個人情報保護条例の対比表
       イ 委員質疑
        主な質疑は次のとおり                                               
(委    員)現行の個人情報保護条例で扱ってきた要配慮個人情報のうち、「社会的差別の原因となるおそれの
       あるもの」は、改正後、法の要配慮個人情報に該当しないとの理解でよいか。
(実施機関)ご指摘のとおり。なお、「条例要配慮個人情報」については、現行条例の要配慮個人情報は収集制限
       等の規制が規定されていたが、仮に条例要配慮個人情報として、今回 改めて規定しても、これまでの
       ような制限を追加的に設定することはできず、内部的管理の範囲に留まること、かつ、府として地域特
       性等を踏まえた規定の必要性が認めらないこと等を踏まえ、改正条例において新たに規定する必要性
       はないと判断した。
(委    員)改正法の趣旨に従って、やむを得ず対応するということか。
(実施機関)改正法の枠組みの中ではそうなる。
(委    員)開示決定の期限は、府民サービス低下を回避するため、現行の15日を維持するとのことであるが、
       延長期間も15日を維持するということか。標準処理期間を現実的な期間で定めなくてよいか。
(実施機関)個人情報開示請求は、試験の答案開示請求が多くを占めている。開示請求人からは、さらに期限短
       縮を望む声があり、多様な請求を考慮して、現状の15日を維持することとした。また、延長決定後は、
       15日以内で処理をしているという実態も踏まえ、延長期限について現行どおり15日とした。改正後の
       運用で必要が出てくれば、期限を延長することも視野に入れるべきと考えられる。
(委    員)審議会は、法改正により、行政不服審査法に規定する機関と位置付けられるが、一般諮問に対する
                審議機能について、これまで審議会が担ってきた役割を踏まえれば、審議会にその権限を付与しない
                ことは、果たして妥当なのか。改正法第129条において、個人情報の適正な取扱いを確保するため専
                門的な知見に基づく意見を聴くことが特に必要であると認めるときは、審議会その他の合議制の機関
               に諮問することできるとされており、本規定に基づき、現行の審議機能を残すべきではないか。
(実施機関)改正法第129条の範囲でどのように運用できるか等も含め、今後の審議会運営について検討してまい
       る。
 
(2)防潮鉄扉情報提供システム整備事業に係る個人情報の取扱いについて(継続諮問)
   ア 実施機関説明
     資料に沿って説明
           資料:防潮鉄扉情報提供システム整備事業
                   防潮鉄扉監視カメラ管理要綱(河川室河川整備課)
                   諮問事項
     イ 委員質疑
     主な質疑は次のとおり
(委    員)24時間365日防潮鉄扉の閉鎖状況のカメラ映像をインターネットを通じて公開する必要性は何か。ま
         た、災害発生時に地域住民等が閉鎖状況を確認する危険性を指摘していたが、具体的にそのような
                事例が発生しているのか。また、危険行為を行わないようにとの啓発を行っているのか。
(実施機関)災害発生時に限り、防潮鉄扉の閉鎖状況の画像を公開することは技術的に困難である。また、平常
       時にも防潮鉄扉の状況を公開することは、災害時のみ公開することより有効性が高いと考えている。
       過去、災害発生時に地域住民が現場を確認する事例があったと聞いている。 災害発生時において、
       防潮鉄扉を確認しないよう啓発は実施している。従来の啓発に加え、防潮鉄扉の画像を公開すること
       により、さらに府民の理解が深まると考えている。
(委    員)カメラデータの保管期間は、2週間を想定しているとのことだが、例えば災害が発生した時には、期間
                を2週間よりさらに延長することは可能なのか。
(実施機関)保存期間の変更は技術的には可能だが、経費面を考慮し、常時2週間保管する運用とする。
(委    員)防潮鉄扉カメラで提供される画像は、画角や解像度を調整し、車のナンバープレートや通行人が特定
                できないレベルの画像にするのか。
(実施機関)できるだけ車のナンバープレートや通行人が特定できないような画角や画質とする予定だが、防潮鉄
       扉の画像を鮮明にすれば、車のナンバープレートや通行人の画像は写らざるを得ない状況もあり得
       る。
(委    員)実際の画像を公開せずとも文字での情報提供で対応が可能ではないか。
(実施機関)住民がより危機意識を持つために、実際の防潮鉄扉画像を提供する方がより効果的と考えている。
                併せて、画像の公開とともに文字での情報提供も実施する予定。

  ウ 委員審議
     答申案について審議、了承。

(3)その他
事務連絡等、次回の日程等を確認。

 

このページの作成所属
府民文化部 府政情報室情報公開課 情報公開グループ

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