第40回人権啓発詩・読書感想文入選作品 詩の部門【小学校(小学部)高学年の部】 P.26

更新日:2022年3月31日

両翼で今を翔べ                                         寝屋川市立第五小学校 6年 宮本 暖乃

 地球というのは一匹の鳥だ
 
両翼あるが片翼は動かない

 「なぜ?」

 それは「貌」だけだからだ
 
宣言・条約・憲法・法律など
 
色々な所で語られるのは「貌」だけだ
 
だが今「貌」だけで皆が笑っているか?
 
私にはそうは見えない
 
世間では貌だけで喜んでいる
 
「守る」と言い守らない
 
いまだに苦しんでいる人は
 
その「貌」と「現実」を見て
 
苦しんでいるのでは?
 
変えたいと思わないか?
 
 「今」を
 
人生は一度きりだ
 
誰でも楽しみたいだろう
 
せっかくなら皆で楽しもうじゃないか

 女性も男性も一緒に働こう
 
貧しくても助け合おう
 
皆で助けよう
 
好きな人は誰でも良い
 
女でも男でも
 
男になりたい? いいじゃないか
 
女になりたい? いいじゃないか
 
素敵な願いだ 叶えよう

 黒人? 白人?
 
皆で翔ぼう

 性別も国も関係ないんだ
 
皆地球にいる命だろう

  素敵な個性があるだろう
 
素敵な顔で笑うだろう
 
皆に見せよう
 
自分という姿

  何があっても乗り越えようじゃないか
 
何かあったら話してみないか

  そうするといつのまにか
 
両翼が動きだすんだ
 
霞んでいた目の前も晴れていくんだ
 
差別なんて言葉も無くなるんだ
 
皆で一歩を歩み出すと
 
地球という鳥も
 
翼をはためかせるんだ
 
さあ 怖がることは何もないんだ
 
さあ ありのままの自分で生きていくんだ

 さあ 両翼で今を翔んで行こうか

   さあ君も一緒に翔ぼう

 

このページの作成所属
府民文化部 人権局人権企画課 教育・啓発グループ

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