人権学習シリーズ わたしを生きる 関係性の中に生きるわたし/4.このアイデンティティは言いやすい?

更新日:2016年2月15日

「関係性の中に生きるわたし」(めやす90分)

4.このアイデンティティは言いやすい?

詳細な手順

ポイント

(25分)
説明2分、並べかえ作業8分、話し合い7分、全体共有8分

★先ほどあげていただいたカテゴリーは、アイデンティティともつながっています。
アイデンティティというのは、うまく訳しきれない言葉ですが、その人をその人らしく形作っている要素、とでも言ったらよいでしょうか。その人を構成しているとても大切なものです。けれど、現実の社会の中では、その項目によって表明しやすかったりしにくかったりします。

アイデンティティ・カードを並べる

★具体的に考えてみましょう。お配りするのは、さまざまなアイデンティティの項目が書かれたカードです。
グループで話し合って、右側に表明しやすいもの、左側に表明しにくいものを並べてみてください。もちろん、人によって考え方はさまざまなので、位置をはっきり決めるのは難しいと思いますが、どのように考えるのかを出し合ってみましょう。

●もぞう紙とアイデンティティ・カードをグループに1セットずつ配付する。

「表明のしやすさ/しにくさ」に影響しているものについて考える

★「表明しやすい/しにくい」で並べてみてもらいましたが、「表明できるほうがよい」「表明しなくてはならない」ではない、ということは、確認しておきたいと思います。そのうえで、みなさんに考えていただきたいのは、「表明のしやすさ/しにくさ」に影響しているものはなにか、ということです。影響しているものとしてあげられるのはどんなことでしょうか。また、自分のアイデンティティなのに、自分の中で大事に思えない、否定的に感じてしまうこともあります。その人を形作る大切なもののはずなの
に、なぜそんなことが起こるのでしょうか。グループで話し合ってみてください。

●話し合いの時間をとる。

★話し合っていただいたことを、発表していただけますか。

●グループから発表してもらう。

•左右にきっちり並べなくても、真ん中あたりもあってよい。ただし、なんでも真ん中にならないように注意する。

 

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このページの作成所属
府民文化部 人権局人権企画課 教育・啓発グループ

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