人権問題に関する府民意識調査報告書(分析編) 人権問題に消極的な態度・意識を分析する 5.「差別や差別の解決に関する態度・意識スコア」別の分析結果 (3)同和問題や同和地区に対する意識との関係

更新日:2012年3月28日

人権問題に関する府民意識調査検討会委員
奈良教育大学名誉教授 中川喜代子

5.「差別や差別の解決に関する態度・意識スコア」別の分析結果

(3)同和問題や同和地区に対する意識との関係

○住宅を選ぶ際の忌避意識(問4)
 「(1)同和地区の地域内」、「(2)小学校区が同和地区と同じ区域」、「(3)近隣に低所得者など、生活困難な人が多く住んでいる」、「(4)近隣に外国籍の住民が多く住んでいる」、「(5)近くに精神科病院や障がい者施設がある」の5項目いずれについても、「L」グループの「避けると思う」あるいは「どちらかといえば避けると思う」と回答した者の割合が3グループの中で最も高く、「H」グループが一番低くなっており、忌避意識と「差別や差別の解決に関する態度・意識スコア」とは強く相関しているといってよい。
 また、「近隣に低所得者など、生活困難な人が多く住んでいる」、「近隣に外国籍の住民が住んでいる」、「近くに精神科病院や障がい者施設がある」よりも「同和地区の地域内」や「小学校区が同和地区と同じ区域」を「避けると思う」あるいは「どちらかといえば避けると思う」と回答した者の割合の方がかなり高くなっている。特に、「同和地区の地域内」については忌避する者が「L」グループでは63.6%とかなり高いことは注意するべきであろう。【表28】

【表28 差別や差別の解決に関する態度・意識スコア別住宅を選ぶ際の忌避意識】

 

『避けると思う』『どちらかといえば避けると思う』

『まったく気にしない』『どちらかといえば避けないと思う』

『わからない』

無回答・不明

(1)同和地区の地域内である

L

63.6

15.5

11.7

9.2

M

58.4

19.5

12.9

9.2

H

40.2

37.2

13.8

8.8

総数

54.9

23.1

12.8

9.1

(2)小学校区が同和地区と同じ区域になる

L

53.6

25.5

10.0

10.9

M

45.9

31.3

12.9

9.9

H

27.2

52.3

11.7

8.8

総数

43.0

35.3

11.8

9.9

(3)近隣に低所得者など、生活が困難な人が多く住んでいる

L

43.9

31.0

14.2

10.9

M

37.6

44.2

8.7

9.4

H

27.6

56.5

7.1

8.8

総数

36.7

44.0

9.7

9.6

(4)近隣に外国籍の住民が多く住んでいる

L

50.6

28.5

10.9

10.0

M

39.3

42.1

8.9

9.6

H

25.5

58.6

7.1

8.8

総数

38.6

42.9

9.0

9.5

(5)近くに精神科病院や障がい者施設がある

L

43.1

35.1

12.1

9.6

M

38.6

41.2

10.4

9.9

H

26.4

55.6

8.8

9.2

総数

36.5

43.4

10.4

9.6

○人権問題に関する学習経験(問8)
 「L」、「M」グループでは「(9)はっきりと覚えていない」と回答した者が20%強あり、特に「L」グループの場合、小・中・高校等学校教育で受けたとする者が少なくなっているのに対して、「H」グループでは「(5)市民対象の講座などで」や「(6)職場の研修で」が比較的大きな割合を示しているが、全体としての傾向は、「差別や差別の解決に関する態度・意識スコア」との相関関係はあまり明確ではない。【表29】

【表29 差別や差別の解決に関する態度・意識スコア別人権問題に関する学習経験】

表29

 ○同和問題を知ったきっかけ(問11)
 「L」グループの場合、「(1)父母や家族から聞いた」が全体の3割強を占めて最も多い。【表30】

【表30 差別や差別の解決に関する態度・意識スコア別同和問題を知ったきっかけ】

表30 

○同和問題に関する意識の現状(問13)
 「差別意識は現在もあまり変わらず残っている」、「差別意識はさらに強くなっている」、「差別意識は薄まりつつあるが、まだ残っている」等、多少とも「残っている」と回答した者の割合は、「L」グループ62.4%、「M」グループ65.8%であるが、「H」グループでは74.0%に達している。
差別意識がなくならない理由(問13-1)として、「L」グループでは「(8)いまでも同和地区の人だけ、行政から優遇されていると思うから」が62.8%の者によってあげられているほか、「(3)同和問題に名を借りて不当な利益を得ようとする、いわゆる「えせ同和行為」などを見聞きすることがあるから」も50.0%あり、この2つの理由については、「差別や差別の解決に関する態度・意識スコア」が高くなるほどあげた者の割合が低くなっている。他方、「(13)昔からの偏見や差別意識を、そのまま受け入れてしまう人がいるから」については、「H」グループでは60.7%を占める等、「差別や差別の解決に関する態度・意識スコア」が高いほど大きな割合を占めている。  また、割合としてはそれほど高くはないが、「(7)同和問題を解決するために行ってきたこれまでの同和対策の必要性が十分に理解されていないから」や「(2)差別落書きやインターネット上での誹謗・中傷など差別意識を助長する人がいるから」、さらに「(12)差別をしてはいけないと規制する法律がないから」等についても同じ傾向を示している。【表31、32】

【表31 差別や差別の解決に関する態度・意識スコア別同和地区に関する意識の現状】

 

差別意識は現在もあまり変わらず残っている

差別意識はさらに強くなっている 

差別意識は薄まりつつあるが、まだ残っている

*残っていないとはいえない

差別意識はもはや残っていない 

わからない 

無回答・不明

L(231)

11.7

0.9

49.8

1.7

6.9

19.0

10.0

27

2

115

4

16

44

23

M(412)

14.8

0.0

51.0

0.7

9.2

14.3

10.0

61

0

210

3

38

59

41

H(231)

11.7

0.4

61.9

0.9

11.3

8.7

5.2

27

1

143

2

26

20

12

総数(874)

13.2

0.3

53.5

1.0

9.2

14.1

8.7

115

3

468

9

80

123

76

【表32 差別や差別の解決に関する態度・意識スコア別同和問題に関する差別意識がなくならない理由】

表32 

○同和地区に対するイメージ(問14)
 「H」グループでは「(2)親切で人情味にあふれた人が多く住んでいる」、「(5)人権問題について意識の高い人が多い」、「(9)同和地区の人々が地域外の人々との交流に力を入れている」、「(11)地域の学校において、広く人権問題に関する教育に取り組んでいる」等の割合が「L」、「M」グループに比べてかなり高くなっているのに対して、「(6)なにか問題が起こると、集団で行動することが多い」、「(8)同和問題に名を借りた、いわゆる「えせ同和行為」で不当な利益を得ている人がいる」、「(10)いまでも行政から特別な扱いを受け、優遇されている」等については、特に「L」グループの50%から60%があげていることが注意を引く。また、全体として、同和地区に対するマイナス・イメージに関しては、「L」、「M」グループで共通する傾向が認められること、前項で指摘した同和対策についてのマイナス評価の意識は、同和地区に対するイメージの中でも現れていることに注目したい。
 そのようなイメージを持った理由(問14-1)についても、傾向そのものは変わらないが、目立った点のみあげると、「H」グループにおいて、「(4)学校時代の学習経験や地域・職場での研修などから」と「(3)インターネット上の情報やメディアによる報道・書籍などからの情報で」が比較的多くあげられている。【表33、34】

【表33 差別や差別の解決に関する態度・意識スコア別同和地区に対するイメージ】

 

『そう思う』『どちらかといえばそう思う』

『どちらともいえない』

『そう思わない』『どちらかといえばそう思わない』

『わからない』

無回答・不明

(1)所得の低い人が多く住んでいる

L

11.7

24.2

52.4

0.0

11.7

M

19.7

28.4

41.0

0.0

10.9

H

21.2

26.4

43.3

0.0

9.1

総数

18.0

26.8

44.6

0.0

10.6

(2)親切で、人情味にあふれた人が多く住んでいる

L

9.1

52.8

26.8

0.4

10.8

M

10.2

49.5

26.9

0.0

13.3

H

23.8

52.4

13.9

0.0

10.0

総数

13.5

51.1

23.5

0.1

11.8

(3)地区外の人に対して、閉鎖的な意識を持った人が多い

L

35.9

32.0

19.5

0.4

12.1

M

35.9

33.5

17.5

0.0

13.1

H

29.4

38.1

22.5

0.0

10.0

総数

34.2

34.3

19.3

0.1

12.0

(4)地域社会(コミュニティ)の中での連帯意識を持った人が多い

L

41.1

32.0

14.7

0.4

11.7

M

41.5

30.6

14.1

0.2

13.6

H

45.0

34.6

10.8

0.0

9.5

総数

42.3

32.0

13.4

0.2

12.0

(5)人権問題について、意識の高い人が多い

L

31.2

35.1

21.2

0.4

12.1

M

31.3

38.6

16.7

0.2

13.1

H

39.8

36.4

14.3

0.0

9.5

総数

33.5

37.1

17.3

0.2

11.9

(6)なにか問題が起こると、集団で行動することが多い

L

56.7

22.1

10.0

0.4

10.8

M

55.1

23.1

10.4

0.2

11.2

H

46.8

29.4

14.3

0.0

9.5

総数

53.3

24.5

11.3

0.2

10.7

(7)同和地区では、高齢者や障がい者への生活支援など、同和問題以外の人権問題にも積極的な取組みが進められている

L

26.0

44.6

16.5

0.4

12.6

M

24.8

46.8

14.6

0.7

13.1

H

32.9

45.0

11.7

0.4

10.0

総数

27.2

45.8

14.3

0.6

12.1

(8)同和問題に名を借りた、いわゆる「えせ同和行為」で不当な利益を得ている人がいる

L

55.0

24.2

7.8

0.4

12.6

M

47.6

30.3

9.0

0.5

12.6

H

51.5

25.1

13.0

0.4

10.0

総数

50.6

27.3

9.7

0.5

11.9

(9)同和地区の人々が地域外の人々との交流に力を入れている

L

8.7

49.8

29.0

0.4

12.1

M

8.5

52.2

25.5

0.5

13.3

H

19.9

53.7

16.5

0.4

9.5

総数

11.6

51.9

24.0

0.5

12.0

(10)いまでも行政から特別な扱いを受け、優遇されている

L

61.0

18.2

9.1

0.4

11.3

M

55.1

26.5

6.1

0.2

12.1

H

50.2

25.5

15.6

0.0

8.7

総数

55.4

24.0

9.4

0.2

11.0

(11)地域の学校において、広く人権問題に関する教育に取り組んでいる

L

26.8

42.9

15.6

0.4

14.3

M

25.0

45.1

16.3

0.5

13.1

H

41.6

34.6

13.4

0.9

9.5

総数

29.9

41.8

15.3

0.6

12.4

【表34 差別や差別の解決に関する態度・意識スコア別同和地区にイメージを持った理由】

 

(1)とくにこれといった理由はなく、単なるイメージ

(2)自分の身近にいる人が話している内容などから

(3)インターネット上の情報やメディアによる報道、書籍などからの情報で

(4)学校時代の学習経験や地域・職場での研修などから

(5)地方公共団体や民間啓発団体などの啓発資料(広報誌やちらしなど)から

(6)以前、同和地区あるいはその近くに住んでいて、その時の印象から

(7)同和地区に友人(知人)がおり、その人からの話で

(8)その他、自らの体験に基づいて

無回答・不明

L(231)

36.4

32.9

9.5

13.0

9.1

12.1

10.4

4.3

19.9

84

76

22

30

21

28

24

10

46

M(412)

35.4

29.4

8.3

15.3

11.9

10.9

9.2

4.9

21.8

146

121

34

63

49

45

38

20

90

H(231)

38.1

26.4

16.5

20.8

10.8

12.1

13.0

6.9

12.6

88

61

38

48

25

28

30

16

29

総数(874)

36.4

29.5

10.8

16.1

10.9

11.6

10.5

5.3

18.9

318

258

94

141

95

101

92

46

165

 

○同和地区の人たちに対する就職差別の現状認識(問15)
 全体として5割強は「分からない」と回答、あるいは「無回答・不明」であるため、はっきりしたことはいえないが、スコアの高いグループほど「しばしば不利になることがある」あるいは「たまに不利になることがある」と回答した者の割合が高い。しかし、このような差別に関わる状況を近い将来なくせるかどうか(問15-1)について聞いた結果を見ると、「完全になくせる」は「L」グループが14.8%で最も高くなっているが、「かなりなくすことができる」を合わせると、「L」グループ65.4%、「M」グループの55.7%に対して、「H」グループでは71.7%を占めており、「差別や差別の解決に関する態度・意識スコア」との間には必ずしも明確な関係は認められない。【表35、36】

【表35 差別や差別の解決に関する態度・意識スコア別同和地区の人たちに対する就職差別の現状認識】

 

しばしば不利になることがある

たまに不利になることがある

*しばしばもしくはたまにの区分不明

不利になることはない

わからない

無回答・不明

L(231)

7.4

18.2

9.5

11.3

36.8

16.9

17

42

22

26

85

39

M(412)

11.2

23.1

5.8

8.5

34.0

17.5

46

95

24

35

140

72

H(231)

13.0

25.1

7.8

12.6

30.7

10.8

30

58

18

29

71

25

総数(874)

10.6

22.3

7.3

10.3

33.9

15.6

93

195

64

90

296

136

【表36 差別や差別の解決に関する態度・意識スコア別就職差別の解決に向けた将来展望】

 

完全になくせる    

かなりなくすことができる 

なくすのは難しい

無回答・不明

L(81)

14.8

50.6

34.6

0.0

12

41

28

0

M(165)

4.8

50.9

43.6

0.6

8

84

72

1

H(106)

10.4

61.3

27.4

0.9

11

65

29

1

総数(352)

8.8

54.0

36.6

0.6

31

190

129

2

 

○同和地区の人たちに対する結婚差別の現状認識(問16)
 「しばしば反対されることがある」と「たまに反対されることがある」とを合わせた割合では、「H」グループが54.9%で幾分高いが、傾向はほとんど変わらない。そして、このような差別に関わる状況を近い将来なくせるかどうか(問16-1)について聞いた結果でも、「完全になくせる」あるいは「かなりなくすことができる」と回答した者の割合は、「H」グループの場合、「L」、「M」グループに比べるとやや多くなっているが、「なくすのは難しい」とした者は、「M」グループでは50.9%もあり、「L」グループ(44.7%)よりも大きな割合を占めている等、「差別や差別の解決に関する態度・意識スコア」とはあまり相関していない。【表37、38】

【表37 差別や差別の解決に関する態度・意識スコア別同和地区の人たちに対する結婚差別の現状認識】 

 

しばしば反対されることがある

たまに反対されることがある

*しばしばもしくはたまにの区分不明

反対されることはない

わからない

無回答・不明

L(231)

16.9

25.1

7.4

2.6

27.7

20.3

39

58

17

6

64

47

M(412)

20.6

26.0

4.9

5.1

26.0

17.5

85

107

20

21

107

72

H(231)

22.9

32.0

6.1

2.6

23.8

12.6

53

74

14

6

55

29

総数(874)

20.3

27.3

5.8

3.8

25.9

16.9

177

239

51

33

226

148

【表38 差別や差別の解決に関する態度・意識スコア別結婚差別の解決に向けた将来展望】

 

完全になくせる    

かなりなくすことができる 

なくすのは難しい

無回答・不明

L(114)

4.4

50.0

44.7

0.9

5

57

51

1

M(212)

4.2

44.3

50.9

0.5

9

94

108

1

H(141)

8.5

54.6

36.2

0.7

12

77

51

1

総数(467)

5.6

48.8

45.0

0.6

26

228

210

3

○差別的な発言に対する態度(問17)
 「(1)差別的な発言があったことを指摘して、差別について話し合う(と思う)」、「(2)表立って指摘はしないが、差別はいけないことを何とか伝えようとする(と思う)」等、多少とも問題解決への何らかの努力をする方向の回答をした者の割合は、「L」グループでは25.1%に留まっているが、「M」グループでは36.5%、「H」グループでは57.1%を占めている。これに対して、「(4)ほかの話題に転換するよう努力する(と思う)」あるいは「(5)何もせずに黙っている(と思う)」と回答した者の割合は、「L」グループでは38.5%と、「M」、「H」グループに比べてかなり高くなっている。【表39】

【表39 差別や差別の解決に関する態度・意識スコア別差別的な発言に対する態度】

 

(1)差別的な発言があったことを指摘して、差別について話し合う(と思う)

(2)表立って指摘はしないが、差別はいけないことを何とか伝えようとする(と思う)

(3)表向き話をあわせて相づちを打ったり、自分も差別的な言葉を口にしたりしてしまう(と思う)

(4)ほかの話題に転換するよう努力する(と思う)

(5)何もせずに黙っている(と思う)

(6)その他

(7)わからない

無回答・不明

L(231)

6.1

19.0

3.5

18.2

20.3

3.0

16.9

15.6

14

44

8

42

47

7

39

36

M(412)

6.6

29.9

3.2

17.0

15.3

1.2

13.1

15.5

27

123

13

70

63

5

54

64

H(231)

17.7

39.4

1.7

10.8

12.6

0.9

8.2

10.0

41

91

4

25

29

2

19

23

総数(874)

9.4

29.5

2.9

15.7

15.9

1.6

12.8

14.1

82

258

25

137

139

14

112

123

 

○「同和地区の人はこわい」というような話を聞いた経験(問18)
 「L」グループでは64.1%が「ある」と回答しており、「M」、「H」グループより高くなってはいるが、傾向そのものはあまり変わらず、また、その話の情報源(問18-1)についても、「(1)家族」は「L」、「H」グループで高く、「(2)親戚」は「M」、「H」グループが高いのに対して、「(3)近所の人」は「L」グループで高い等、「差別や差別の解決に関する態度・意識スコア」とほとんど関係していない。しかし、その話を聞いたときの感想(問18-2)について聞いた結果を見ると、「(1)そのとおりと思った」あるいは「(2)そういう見方もあるのかと思った」と回答した者は、「L」、「M」グループでは80%以上を占めているのに対して、「(3)反発・疑問を感じた」と回答した者の割合は、「H」グループでは24.4%あるが、「L」、「M」グループでは6%から8%程度でしかない。【表40から42】

【表40 差別や差別の解決に関する態度・意識スコア別「同和地区の人はこわい」というような話を聞いた経験】

 

『ある』

『ない』

無回答・不明

L(231)

64.1

19.0

16.9

148

44

39

M(412)

59.7

25.2

15.0

246

104

62

H(231)

58.4

33.3

8.2

135

77

19

総数(874)

60.5

25.7

13.7

529

225

120

【表41 差別や差別の解決に関する態度・意識スコア別「同和地区の人はこわい」というような話を聞いた人との関係】

 

(1)家族

(2)親戚

(3)近所の人

(4)友人

(5)職場の人

(6)学校の先生

(7)府や市町村の職員

(8)知らない人

(9)その他

無回答・不明

L(148)

27.7

8.1

30.4

39.9

27.0

2.7

2.7

9.5

8.1

0.0

41

12

45

59

40

4

4

14

12

0

M(246)

22.0

15.0

28.9

41.5

26.4

2.0

4.5

8.5

5.7

2.0

54

37

71

102

65

5

11

21

14

5

H(135)

28.1

15.6

23.7

35.6

29.6

0.0

3.0

7.4

8.9

0.0

38

21

32

48

40

0

4

10

12

0

総数(529)

25.1

13.2

28.0

39.5

27.4

1.7

3.6

8.5

7.2

0.9

133

70

148

209

145

9

19

45

38

5

【表42 差別や差別の解決に関する態度・意識スコア別「同和地区の人はこわい」というような話を聞いたときの感想】

 

(1)そのとおりと思った

(2)そういう見方もあるのかと思った      

(3)反発・疑問を感じた 

(4)とくに何も思わなかった     

無回答・不明

L(148)

29.1

54.7

6.1

8.1

2.0

43

81

9

12

3

M(246)

22.0

58.9

7.7

8.5

2.8

54

145

19

21

7

H(135)

18.5

50.4

24.4

6.7

0.0

25

68

33

9

0

総数(529)

23.1

55.6

11.5

7.9

1.9

122

294

61

42

10

 

○同和問題解決のために効果的と思われる施策、取組み(問20)
 「(1)差別を法律で禁止する」、「(2)戸籍制度を大幅に見直す・廃止する」、「(3)同和地区住民の自立を促進する取組み一般の対策ですすめる」等、積極的な取組み7項目については、「非常に効果的」あるいは「やや効果的」と回答した者の割合は、いずれも「L」グループが一番低く、次いで「M」グループ、そして「H」グループが一番高くなっており、明らかな相関関係が認められる。
 他方、「(8)同和問題や差別があることを口に出さないで、そっとしておけばよい(自然に差別はなくなる)」というネガティブな意見については,「効果的」、「やや効果的」と評価する者の割合は、「L」、「M」グループの36%から38%に対して「H」グループでは10%程度少なくなっており、「差別や差別の解決に関する態度・意識スコア」による差異が認められる。
 しかし、同じくネガティブな意見である「(9)同和地区の人々がかたまって住まないで、分散して住むようにする」については、「効果的」、「やや効果的」としたものは,3グループの間にほとんど有意な差は見られない。【表43】

【表43 差別や差別の解決に関する態度・意識スコア別同和問題解決のために効果的と思われる施策、取組み】

 

『非常に効果的』『やや効果的』

『効果的ではない』『あまり効果的ではない』

『わからない』

無回答・不明

(1)差別を法律で禁止する

L

14.3

49.8

18.2

17.7

M

28.4

41.3

17.7

12.6

H

47.6

32.9

8.7

10.8

総数

29.7

41.3

15.4

13.5

(2)戸籍制度を大幅に見直す・廃止する

L

25.5

34.2

21.6

18.6

M

32.8

27.4

25.7

14.1

H

41.1

23.4

23.4

12.1

総数

33.1

28.1

24.0

14.8

(3)同和地区住民の自立を支援する取組みを一般の対策ですすめる

L

24.2

27.3

30.7

17.7

M

32.5

24.8

28.2

14.6

H

46.8

17.3

22.1

13.9

総数

34.1

23.5

27.2

15.2

(4)学校教育・社会教育を通じて、差別意識をなくし、広く人権を大切にする教育・啓発活動を積極的に行う

L

39.0

25.1

18.2

17.7

M

56.3

19.2

11.2

13.3

H

73.6

9.5

6.1

10.8

総数

56.3

18.2

11.7

13.8

(5)同和問題に悩んでいる人たちが、差別の現実や不当性をもっと強く社会に訴える

L

23.4

32.9

24.7

19.0

M

36.4

33.3

17.2

13.1

H

52.8

20.3

15.2

11.7

総数

37.3

29.7

18.6

14.3

(6)行政だけでなく、民間の人権団体も課題解決に取り組む

L

31.2

23.8

26.0

19.0

M

46.6

20.6

18.9

13.8

H

66.2

13.4

9.5

10.8

総数

47.7

19.6

18.3

14.4

(7)同和地区と周辺地域の人々が交流を深め、協働して「まちづくり」を進める

L

41.6

18.6

21.6

18.2

M

51.5

17.2

17.5

13.8

H

67.1

10.4

10.8

11.7

総数

53.0

15.8

16.8

14.4

(8)同和問題や差別があることを口に出さないで、そっとしておけばよい(自然に差別はなくなる)

L

38.1

26.4

17.7

17.7

M

36.7

33.3

17.2

12.9

H

28.1

45.9

15.2

10.8

総数

34.8

34.8

16.8

13.6

(9)同和地区の人々がかたまって住まないで、分散して住むようにする

L

43.7

15.2

24.2

16.9

M

48.8

13.6

24.3

13.3

H

46.8

22.1

19.9

11.3

総数

46.9

16.2

23.1

13.7

 

 

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府民文化部 人権局人権企画課 教育・啓発グループ

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