人権問題に関する府民意識調査報告書(分析編) 人権問題に消極的な態度・意識を分析する 2.スコアの算出方法

更新日:2012年3月28日

人権問題に関する府民意識調査検討会委員
奈良教育大学名誉教授 中川喜代子

2.スコアの算出方法

(A)人権問題に関する生活態度スコア

 「ホテルや旅館がハンセン病回復者などの宿泊を断ること」をはじめ「結婚する際に、興信所や探偵業者などを使って相手の身元調査を行うこと」等、問1の(1)から(12)にあげられた様々な生活領域における人権に関わる状況に対して、「問題あり」との回答に5点、「どちらかといえば問題あり」に3点、「どちらかといえば問題なし」に1点、「問題なし」と「分からない・回答なし」に0点(要するに、様々な人権的問題状況に対する否定的な意見の程度に応じた得点)を与えて、回答者一人一人について合計点を算出すると、最大60点から最少0点のスコアを各回答者は得ることになる。このスコアは、様々な生活領域で生起する人権的問題に対する回答者の問題意識の敏感さ/強さの程度を示すと考えられるから、「人権問題に関する生活態度スコア」と規定した。
 全回答者のスコア別分布は【表1】に示すとおりであるが、前記(1)から(20)の質問とのクロス集計を行うために、27点以下を「L」グループ、28点から41点を「M」グループ、42点以上を「H」グループと、3グループに分けた。構成比は、「L」グループ:23.7%、「M」グループ:48.9%、「H」グループ:27.4%となっている。

【表1 人権問題に関する生活態度スコアの分布と階層区分】

スコア分布

回答者数

カテゴリー

0点

54

L
214
(23.7%)

1点

0

2点

0

3点

1

4点

1

5点

2

6点

0

7点

0

8点

3

9点

0

10点

3

11点

4

12点

3

13点

0

14点

2

15点

3

16点

4

17点

3

18点

4

19点

9

20点

8

21点

7

22点

8

23点

11

24点

20

25点

18

26点

25

27点

21

28点

30

M
442
(48.9%)

29点

23

30点

27

31点

19

32点

34

33点

25

34点

48

35点

24

36点

42

37点

25

38点

48

39点

18

40点

58

41点

21

42点

32

H
247
(27.4%)

43点

10

44点

40

45点

8

46点

31

47点

7

48点

31

49点

5

50点

22

51点

3

52点

18

53点

4

54点

11

55点

2

56点

6

57点

0

58点

6

59点

0

60点

11

合計

903

 

 差別や差別に関わる問題の解決について、積極的/消極的な意見に対する回答者の態度・意識を聞いた問2の(1)から(12)の質問のうち、「差別は人間として恥ずべき行為の一つだ」や「あらゆる差別をなくすために行政は努力する必要がある」等、差別や差別に関わる問題の解決に積極的な意見である(1)(3)(5)(7)(9)(11)について、「そう思う」との回答に5点、「どちらかといえばそう思う」に3点、「どちらかといえばそう思わない」に1点、「そう思わない」と「分からない・回答なし」に0点を与え、他方、「差別は世の中に必要なこともある」や「差別されている人は、まず、自分たちが世の中に受け入れられるよう努力することが必要だ」等、差別や差別に関わる問題の解決に消極的な意見である(2)(4)(6)(8)(10)(12)について、「そう思わない」との回答に5点、「どちらかといえばそう思わない」に3点、「どちらかといえばそう思う」に1点、「そう思う」と「分からない・回答なし」に0点(要するに、差別や差別に関わる問題の解決に積極的な意見に対する肯定的・積極的な態度・意識の程度に応じた得点)を与えて、回答者一人一人について合計点を算出すると、最大60点から最少0点のスコアを各回答者は得ることになる。このスコアは、差別や差別に関わる問題の解決に対する様々な意見について回答者が積極的に受け止めているかどうかという態度・意識の強さの程度を示すと考えられるから、「差別や差別の解決に関する態度・意識スコア」と規定した。
 全回答者のスコア別分布は【表2】に示すとおりであるが、前記(1)から(20)の質問とのクロス集計を行うために、21点以下を「L」グループ、22点から35点を「M」グループ、36点以上を「H」グループ」と、3グループに分けた。構成比は、「L」グループ:26.5%、「M」グループ:47.1%、「H」グループ:26.5%となっている。

【表2 差別や差別の解決に関する態度・意識スコアの分布と階層区分】

スコア分布

回答者数

カテゴリー

0点

70

L
239
(26.5%)

1点

0

2点

2

3点

2

4点

1

5点

5

6点

3

7点

2

8点

5

9点

7

10点

5

11点

4

12点

2

13点

5

14点

9

15点

18

16点

17

17点

11

18点

15

19点

17

20点

24

21点

15

22点

27

M
425
(47.1%)

23点

22

24点

32

25点

29

26点

44

27点

13

28点

37

29点

32

30点

39

31点

29

32点

22

33点

29

34点

32

35点

38

36点

21

H
239
(26.5%)

37点

14

38点

26

39点

15

40点

17

41点

16

42点

12

43点

8

44点

21

45点

14

46点

16

47点

5

48点

7

49点

4

50点

9

51点

1

52点

5

53点

3

54点

6

55点

9

56点

3

57点

0

58点

2

59点

0

60点

5

合計

903

 

 

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このページの作成所属
府民文化部 人権局人権企画課 教育・啓発グループ

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