令和2年度職員採用試験〔行政(社会人等:26-34)・技術(社会人等)〕の課題 プレゼンテーション面接

更新日:2024年3月26日

行政

近い将来、南海トラフ巨大地震の発生が予測されています。大規模地震等の発生時には、公共交通機関の途絶や道路の通行不能が生じ、大阪府域では、膨大な数の帰宅困難者の発生が想定されます。

あなたは大阪府職員で、危機管理施策を担う部署の担当者です。

このたび、あなたは上司から、南海トラフ巨大地震等の大災害発生時に住民等の安全で円滑な帰宅を支援するための事業を企画提案するよう命じられました。

そこで、上司に対するプレゼンテーションを想定して、あなたが企画した事業案について、その内容・効果等を説明し、あなたの企画案を事業化に導いてください。

※ 費用負担面については、大阪府の実際の予算額を前提としなくて結構ですが、現実的な範囲としてください。
※ ここでとりあげる事業は、大阪府で行う事務事業であると否とを問いません。(国・市町村の事務事業に属するものであっても構いません。)
※ 架空の事業についてプレゼンテーションをしていただきますが、引用する法令、条例、資料、データ等は実際に存在しているものを引用してください。また、引用元を明確にしてください。

土木

大阪府では、限られた財源の中で、道路・河川・公園などの都市基盤施設の管理・運営を行っています。それら既存ストックを効果的に活用するため、民間の資金やノウハウなどを活かした施策に取り組むことが重要です。

そこで、こうした民間活力を導入した都市基盤施設の管理・運営について、今後、大阪府が施策を進めていく上で、留意すべき課題を示し、あなたが効果的だと思う具体的な施策の提案を行ってください。

建築

新型コロナウイルス感染症の感染拡大による緊急事態宣言が発出されたことや、その後の感染症対策として、テレワークが普及し、在宅勤務など在宅時の過ごし方が変化してきています。

これまでの住まいは、LDKを中心に家族の団らんや就寝する場所の確保を主眼として計画されてきましたが、今後は住まいに求められる機能が変化することも考えられます。

そこで、現在起こっている働き方や住まいでの過ごし方の変化を踏まえ、あなたが考える今後の住まいに求められる機能を3つ挙げたうえで、大阪府の住宅まちづくり行政の視点で、どのように対応していくことが考えられるか提案してください。

機械・電気

大阪府職員には、行政職や機械職・電気職を含む技術職などの職種があり、さまざまな職種の職員が互いに協力しながら、府の施策を進めています。

今後、機械職・電気職の職員が大阪府に貢献するためには、どのような役割を果たし、どのように行動すべきか、以下の点をふまえた上で具体的に述べて下さい。

1.設備建設業者(プラントエンジニアリングメーカー等)や設計コンサルタントではなく、大阪府職員としての役割
2.行政職ではなく技術職の職員としての役割
3.技術職の中でも機械職・電気職の職員としての役割

農業工学

大阪府は、年間降雨量が約1,300 mmと少ない上、水量豊かな河川も少ないために、昔から農業用水源としてのため池の築造が盛んに行われてきました。そのため、大阪府は、全国でもため池の多い都道府県の一つとなっていますが、人口密度が高いことから、豪雨や地震等によりため池が決壊した場合、府民生活に影響を及ぼす大きな被害が発生することが懸念されています。

一方、ため池は本来のかんがい用施設としてだけではなく、府民に安らぎと潤いを与える身近で貴重な水辺空間、豪雨時に一時的に雨水を貯留し下流に流れる洪水流量を軽減する洪水調整池としての防災機能など、多面的な機能を持つ重要な施設としての役割を担っています。

そこで、ため池の持つ多面的な機能を保全しながら、府民の生命と財産を守るため、あなたが効果的と考えるため池の防災・減災対策について提案してください。


このページの作成所属
人事委員会事務局 人事委員会事務局任用審査課 任用グループ

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