職員ロングインタビュー【電気】

更新日:令和2年3月2日

電気

  西大阪治水事務所 施設課
  山中 大樹 Yamanaka Hiroki

  平成20年 入庁

電気 山中 大樹

【配属歴】

平成20年 北部流域下水道事務所 建設課
平成24年 東
部流域下水道事務所 施設課
平成28年 西大阪治水事務所 施設課

ある1日の仕事の流れ

大阪府に入庁した理由を教えてください。

高校で学んだ電気電子工学の知識をいかせる仕事を探しており、在学中に大阪府で電気職の採用があることを知りました。もともと、生まれ育った大阪で働きたい、大阪に深く関わる仕事がしたいと考えていました。

就職活動をする中では、「公共の利益とは何か?」について考えました。一般企業とは異なり、公務員の仕事がそこに住むみなさまのため、みなさまの暮らしに関わるものであり、府民のための仕事がしたいとの思いから、大阪府を選びました。

入庁後に携わってきた仕事について教えてください。

1年目は北部流域下水道事務所に配属され、「中央水みらいセンター」という下水処理場に勤務していました。主に担当していたのは、処理場の運転管理です。

平成24年からは東部流域下水道事務所で建設工事に関する仕事をしました。処理場やポンプ場の電気設備の更新工事をメインに、工事費の積算や施工管理を行いました。

平成28年からは現在所属する西大阪治水事務所の設備グループで働いています。

現在担当されている業務内容について教えてください。

防潮水門や防潮鉄扉などの防災施設における電気設備の更新や維持管理が主な業務です。大阪市内には高潮などの被害から守るために、防災施設が多数設置されています。電力会社から送られる電気を受ける設備や、水門を動かすモーターに配電する設備、操作を行うための監視制御設備などの工事や点検業務の発注、施工管理を行っています。

電気設備の維持管理では異常がないことの確認、適正に電気設備が稼働することの確認及び軽微な異常があれば部品の取り換えといった保守を行います。

西大阪治水事務所では約60基の水門等(水門、鉄扉)を管理していますが、これらを台風時等に事務所からの遠隔操作や閉鎖状況を確認できる遠隔操作監視システムがあり、そのシステムの主担当も行っています。

現在感じている仕事のやりがいを教えてください。

防災施設に関する業務のため、「施設が確実に機能すること」が必須です。日々、仕事の精度が求められる分、プレッシャーは大きいですが、台風が過ぎ、災害から守ることができたときが、「安堵」とともに「やりがい」を感じています。

電気職が働く職場の雰囲気について教えてください。

電気職が働く職場は、都市整備部をはじめ、住宅まちづくり部、教育委員会等、様々な職場があります。

私が所属している都市整備部の西大阪治水事務所には、電気職は9名在籍しています。新規採用職員は研修を受けた後、先輩職員と一緒に仕事を行いながら徐々に仕事を覚えていきます。他の職場も同じと思いますが、新人をしっかり指導しようという雰囲気があり、主に指導を行うジョブトレーナーはじめ、みんなでフォローしています。

山中さんが電気職の先輩から学んだことはありますか?

たくさんあります。電気職では電気メーカーなど様々な業者の方と接することが多くあり、その接し方等について先輩から学びました。施工管理では期限や条件をきちんと守っていただく必要がありますが、我々の意見だけでなく、相手の意見もよく聞いて調整を行うなど自分も参考にしています。

その他にも、日常業務の中ではさまざまな書類の確認が必要となりますが、先輩が、自分だけでなく、周囲の人に「これ確認した?」と声をかけてくれることがあります。少しの配慮ですが、それで仕事の進め方も変わることもあるため、自分も見習いたいと思いました。

電気職の専門的な仕事の例を教えてください。

デスクワーク(事務所内作業)では、工事に必要な電気設備の設計や業者から提出される計算書や図面などの確認を行うなどしています。例えば、ひとつのボタンで水門を操作できる仕組みに対しては、その仕組みに不備がないか、また保護機能があるか等を確認します。

工事現場では発注した電気設備の搬入時に、仕様書とおりに製作されているかの搬入確認や、その設備が適切に設置されているかの据付確認、そのほかケーブルの絶縁抵抗の確認等、大阪府が求めている性能が満たされているかの確認を行います。

これまでのキャリアの中で、どのようにスキルや経験を伸ばしてきましたか?

はじめに配属された北部流域下水道事務所の時には、わからないことだらけでした。特に、同期の職員と自分を比べて、他の人はどんなことができて、それに対して自分のレベルはどうなのか、何ができるのかを意識することが多かったと思います。

自信をもてるようになったのは、次に配属された東部流域下水道事務所にいた時です。北部流域下水道事務所で行っていた維持管理から建設工事という新たな業務に従事することとなり、先輩を通して更にさまざまなことを学びました。その結果、電気設備の設計から建設工事の施工管理、メンテナンス(維持管理)までの全体的な仕事の流れ、サイクルが見えるようになりました。
業務に資格が必要なわけではありませんが、実務の中で疑問に思ったことやわからないことを自分で調べながら、身に付けていったことが多いです。

最も印象に残っている仕事について教えてください。

西大阪治水事務所に配属されて、堂島川の川沿い(護岸)をライトアップする照明工事に携わることがありました。都市の魅力づくりに関する事業の一環で、「風向風速計」という計測器と照明設備を組み合わせて、川面に映るもうひとつの大阪の景色を造る工事でした。

「揺風囁光(ようふうしょくこう)」というコンセプトのもと、護岸と川面をライトアップするのですが、実際に吹いている風向に合わせて光の色味を変化させ、風速に合わせて、光の流れる速さを変化させる仕組みが採用されました。私が担当したのは照明工事の施工管理ですが、それまでの業務と異なり芸術的な要素が求められる仕事で非常に印象深いものでした。複雑な色の変化や色見については、監修の方にお任せしましたが、完成後に府民の皆さんが「きれいやなぁ」と喜んでいる声を直接聞くことができ、貴重な経験になったと感じています。

仕事をする上で、心がけていることを教えてください。

私たちが働く職場では、電気職だけでなく、土木職や機械職、行政職などさまざまな職種の方と一緒に仕事を進めていきます。常に自分の役割を意識するとともに、同じグループや他のグループなど、自分の周りで行われていることにも意識して、問題が発生していないか?などの情報を入手するように努めています。

また、私たちの仕事は府民のみなさまに理解していただく必要があります。そのため「この業務はなぜ必要か?」「府民のみなさまに説明できるか?」という視点を忘れないように心がけて、取り組んでいます。

今後、大阪をどのような街にしていきたいと思いますか?

高潮などの「災害に強い大阪」にしていきたいと思います。そのために私たちができることは、水門などを動かすために必要な電気設備を適切に維持管理することです。平成30年の台風21号が襲来した際にも、電気設備をはじめ、全ての施設が適正に動き、完全閉鎖することができました。また、事務所でも水門等の状況を監視し、確実な防災活動を行い、被害なしで乗り切ることができました。このように、自然災害に負けない大阪府にしていきたいと思います。

今後は、AI(まだまだ未知数の部分が多いですが)を導入したシステムが発展していくのではないかと考えています。安全かつ効率的に設備の維持管理がしやすくなるのではないかと考えています。

これから大阪府で働くことを考えている読者にメッセージをお願いします。

私たち西大阪治水事務所では、安治川水門木津川水門尻無川水門の「三大水門」と呼ばれる大型のアーチ型水門を管理しており、試運転の際は見学会も実施しています。「災害に強い大阪」を直接見ていただける良い機会だと思いますので、私たちの仕事に興味がある方は西大阪治水事務所ホームページからお申し込みください。

また、大阪府では、私が携わっている防災関連事業のほか、道路事業、下水道事業、港湾事業、公園、住宅などたくさんの仕事があります。身近に感じてもらえる仕事も多くあるので、ぜひ大阪府の職員になって、これからの大阪を一緒に築いていければと思います。

  【ある1日の流れ】

   9時15分  メールチェック、電話対応
   9時30分  事務所内の設備点検
  10時00分  現場確認(立会いなど)
  12時15分  昼休み
  13時00分  資料作成
  14時00分  打合せ
  16時00分  現場確認
  17時00分  資料作成
  17時45分  翌日以降の予定確認
  18時00分  退勤

電気 山中 大樹

※掲載されている職員の職務内容、所属及び所属名称は配属当時のものです。

このページの作成所属
人事委員会事務局 人事委員会事務局任用審査課 任用グループ

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