次世代のがん治療法として期待されているホウ素中性子捕捉療法(BNCT)は、がんの細胞レベルでの選択的照射が可能な治療法です。 BNCTはこれまで、京都大学複合原子力科学研究所、大阪大学、大阪公立大学を中心とした共同研究により推進され、日本が世界の研究をけん引しており、平成24年秋には、世界初の治験が、脳腫瘍、頭頸部がんを対象にして開始されました。 研究課題の多い医療技術であることや対象患者が限られるなどの課題に対して、産学官が連携し研究への支援、情報発信や人材育成などに取り組んでおり、平成30年6月には、研究拠点と連携した共同利用型施設としての大阪医科薬科大学関西BNCT共同医療センターが開院されました。また、令和2年6月に再発頭頸部癌が保険適用となり、国内では大阪医科大学BNCT共同医療センター及び南東北BNCT研究センターにて保険診療が開始されるなど、世界初の医療として実用化が実現されました。 今後、BNCTのさらなる普及・発展をめざして産学官が連携して取り組んでいきます。 |
日 時 | 令和5年2月3日(金)15時 〜 2月21日(火)15時 (申込締切2月15日(水)15時) |
テーマ | PET検査が支える新たなα線がん治療−中性子捕捉療法− |
参加費 | 無料 |
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政策企画部 広域調整室事業推進課 事業推進グループ
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