令和5年度当初予算
大阪・関西万博をインパクトにした
新たな価値の創造・未来への投資
令和5年度は、府民の暮らしを守るセーフティネットを強化させながら、府市一体の枠組みのもと、万博の成功、さらには、その先を見据えた未来への投資を充実させていきます。
コロナ対策については、5月8日から5類感染症へ見直されることが決定し、大きな転機を迎えています。今後は、高齢者など重症化リスクの高い人への対策を行いつつ、通常医療の中でコロナ対応を進めていきます。
また、2年後に迫った万博の準備を着実に進めるとともに、万博をインパクトに次世代成長産業の創出・育成など新たな価値の創造に積極的に取り組みます。あわせて、万博後の成長の柱としてIRの開業や国際金融都市の実現をめざします。さらに、子どもたちの英語力、特に話す力を備えたグローバル人材を育成していきます。

提供:2025年日本国際博覧会協会
一般会計3兆6,420億7,930万1千円
特別会計3兆 824億 91万1千円
参考令和4年度 当初予算
▶一般会計 3兆7,798億 132万8千円
▶特別会計 2兆9,086億9,863万2千円
一般会計
歳入と歳出の内訳


歳入と歳出の内訳
単位=億円、( )内は構成比
端数処理の関係上、各項目の合計額が
合わないことがあります。
全体の特徴
- ▶府税収入は、景気の緩やかな持ち直しを背景に、実質税収ベースで増加。
- ▶社会保障関係経費は増加するものの、人件費や一般施策経費は減少。
- ▶その結果、収支均衡のための財政調整基金の取崩額は、前年度から減少。
- ▶過去の借入れにより、積立不足が生じていた減債基金は、5年度末に復元が完了する見込み。
主な事業
1.感染症への対応・・・3347.0億円
医療・療養体制の確保、福祉施設などにおける感染防止対策 など
2.セーフティネットの充実・・・337.0億円
インターネット上の人権侵害事象への対応、ギャンブル等依存症対策、知的障がい支援学校の新校整備、児童虐待対応、災害対応力強化 など
3.大阪経済の回復・・・42.3億円
インバウンドの回復をめざした国内外への魅力発信、文化芸術の創出・回復、就職・職場定着への支援 など
4.万博の成功に向けた取り組み・・・124.0億円
大阪パビリオン出展に向けた準備、機運醸成イベント、ボランティアの受け入れ準備・募集 など
5.万博をインパクトにした新たな価値の創造・未来への投資・・・386.5億円
○成長をけん引する産業の創出、イノベーションの促進・・・【24.1億円】
健康・医療関連産業のリーディング産業化、スタートアップの創出・育成、空飛ぶクルマの実用化、カーボンニュートラルの実現 など
○スマートシティ化による府民生活の質の向上・・・【11.7億円】
療育手帳のオンライン申請化、府立学校の入学者選抜などのデジタル化など
○IR開業や国際金融都市の実現に向けた取り組み・・・【2.5億円】
○魅力あるまちづくり・・・【344.6億円】
○大阪の成長を支える人材づくり・・・【3.6億円】
「生きた」英語プロジェクト など
※令和4年度補正繰越額含む