HTML_事務連絡 平成20年5月30日

更新日:2011年10月18日

事務連絡平成20 年5 月30日

各都道府県衛生主管部(局)院内感染対策担当課御中

厚生労働省医政局指導課

心臓カテーテル検査・治療による複数の患者におけるC 型肝炎発症事例の検証の経過について(情報提供)

標記に関しては、昨年12 月に神奈川県内の医療機関において心臓カテーテル検査・治療を受けた複数の患者がC型肝炎を発症するという院内感染が疑われる事例が発生したことを踏まえ、「診療行為に伴う院内感染事例の発生及び安全管理体制の徹底について」(平成19 年12 月28 日医政指発第1228 001 号厚生労働省医政局指導課長通知)により、安全管理体制及び院内感染対策全般にわたる指導の徹底をお願いしたところです。
その後、本年2 月には当該事案に係る院内感染調査委員会において中間報告書がとりまとめられたところであり、その概要は別添のとおりです。先般開催された第7 回院内感染対策中央会議(座長:小林寛伊東京医療保健大学学長)においても、当該報告書を受け、
(1) 注射筒の再使用によりC 型肝炎ウイルスの伝播が起こりうること(2) 圧トランスデューサーの再使用によるC 型肝炎ウイルスの伝播可能性について評価するだけの充分なエビデンスがないこと
(3) 従事者の手指を介しての感染の可能性もあり得ること。
等が議論されました。
さらに、日本循環器学会においては、種々の課題の整理を行った上で、再度、全体的な枠組みの中で対応について周知する予定であるとのことです。これまでも、単回使用医療機器については、医療安全や感染防止の観点から、その性能や安全性を十分に保証し得ない場合は再使用しないなど、医療機関として十分注意されるよう、関係者に対する周知徹底方お願いしてきたところですが、これら一連の報告や議論を受け、改めて貴管下の医療機関に対して、関係法令及び関連する通知等を参考に、安全管理体制及び院内感染対策全般にわたる指導の徹底をお願いいたします。

紙媒体により通知されたものであるため、ここでは本文のみの掲載です了承ください。このページの担当は医事看護課医事グループでんわ06-6944-9170

このページの作成所属
健康医療部 保健医療室保健医療企画課 医事グループ

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