●新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、感染症対策に必要な個人防護具等に関しまして、品目によって欠品により納品されない状態や納品に時間がかかる状態が継続していましたが、流通状況が改善してきています。
院内感染を防止する観点から、使用する従事者がその扱いに慣れ、安定した品質や形状であることが求められますので、原則として各医療機関での調達をお願いします。
◆日本環境感染学会「医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド」
医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイド第5版 [PDFファイル/1.09MB]
●以下の文書等を参考に、引き続き資材の効率的な活用をお願いします。
◆厚生労働省(令和2年5月29日事務連絡):医療現場における手袋(滅菌・非滅菌)の取扱いについて
医療現場における手袋(滅菌・非滅菌)の取扱いについて [PDFファイル/88KB]
◆厚生労働省(令和3年11月2日事務連絡):N95マスク等の個人防護具の取り扱いについて
N95マスク等の個人防護具の取り扱いについて [PDFファイル/627KB]
◆厚生労働省(令和4年6月20日事務連絡):効果的かつ負担の少ない医療現場における感染対策について
効果的かつ負担の少ない医療現場における感染対策について [PDFファイル/1.17MB]
※1) つなぎ型防護服(タイベック等)の使用は推奨されない。
※2) エアロゾルが発生しやすい手技の例
気道吸引、気管内挿管、抜管、用手換気、気管切開と気管切開部でのチューブ交換、歯科口腔処置、
非侵襲的換気、ネーザルハイフロー、生理食塩液を用いた喀痰誘発、下気道検体採取、吸引を伴う上部消化管内視鏡など
※3) 患者がマスクの着用ができない、近い距離での処置が必要など、顔面への飛沫暴露のリスクが高い場合。
※4) 患者がマスクを着用し、顔面への飛沫暴露のリスクが低い場合。
※5) 身体が密着する場合(移乗介助、身体リハ)、体液・排泄物への汚染リスクが高い場合(むせ込みのある食事介助、おむつ交換など)
※6) 身体が密着せず、体液・排泄物への汚染リスクが低い場合(問診、診察、検温など)
(参考文献) 第87回(令和4年6月8日)新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード 舘田先生提出資料 資料3-8 [PDFファイル/1.04MB]
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第9.0版 74ページ [PDFファイル/7.81MB]
※【重要】入力、更新がされていないと、物資の供給ができない場合もありますので、ご理解とご協力をお願いします。
新型コロナウイルス感染症医療機関等情報支援システム(以下、「G-MIS」とする)は、厚生労働省、内閣官房IT室により構築され、全国の医療機関から、病院の稼働状況、病床や医療スタッフの状況、医療機器(人工呼吸器等)や医療資材(マスクや防護服等)の確保状況等を一元的に把握するシステムです。G-MISでは、病院の稼働状況を広くお知らせするほか、マスク等の物資の供給情報も収集されています。
大阪府では、G-MISを用い、関係医療機関の個人防護具等の需給状況を把握し、不足が見込まれる場合には迅速に補充できる体制を構築しています。
各医療機関様におかれましては、確実に必要な個人防護服等を必要な時にお届けできるよう、また、限られた資源を必要とする医療機関に確実に届けるため、実際の在庫状況及び使用状況を確認し、毎週の更新を毎週水曜日13時までに適切に行ってください。
次の(1)から(3)のいずれの要件も満たす医療機関は、随時、緊急配布(SOS)の要請を行うことができます。
(1)欠品等により自ら調達できない
(2)新型コロナウイルス感染症患者(疑い患者を含む)を受け入れる医療機関、若しくは外来対応医療機関又は後方支援医療機関
(3)要請する医療用物資の備蓄見通しが1週間以内 又は 2-3週間
ただし、G-MISにおいて要請日当日時点の「日次調査」及び直前又は次回の水曜13時締切の「週次調査」の入力が必要です。これらの調査の必要事項が記載されていない場合、緊急配布(SOS)の要請ができないようになっています。
この「緊急配布(SOS)」の対象の医療用物資は、サージカルマスク、N95マスク等、アイソレーションガウン、フェイスシールド及び非滅菌手袋です。
緊急配布(SOS)については当日の13時までに入力をお願いします。
N95マスク等については、医療機関または自宅療養患者の訪問診療でエアロゾルが発生するような手技(気管挿管・抜管、気道吸引、NPPV装着、気管切開術、ネーザルハイフロー、生理食塩水を用いた喀痰誘発、心肺蘇生等)を行う際での使用が推奨されています。
◆新型コロナウイルス感染症医療機関等情報支援システム(G-MIS):Gathering Medical Information System on COVID-19
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00130.html
大阪府の確保実績は以下のとおりです。
サージカル マスク | N95マスク等 | フェイスシールド | アイソレーション ガウン | 非滅菌手袋 | |
---|---|---|---|---|---|
国からの供給 | 2856.7 | 619.6 | 428.5 | 1160.7 | 6854.7 |
府での購入 | 444.0 | 184.1 | 102.3 | 193.6 | 4878.6 |
寄付等 | 354.8 | 56.2 | 17.0 | 26.6 | 66.2 |
合計 | 3655.5 | 859.9 | 547.8 | 1380.9 | 11799.5 |
新型コロナウイルス感染症患者等入院医療機関、外来対応医療機関(旧 診療検査医療機関を含む)等への供給実績は以下のとおりです。
期間 | サージカル マスク | N95マスク等 | フェイスシールド | アイソレーション ガウン | 非滅菌手袋 |
---|---|---|---|---|---|
令和2年度分 | 2276.6 | 311.9 | 271.0 | 708.2 | 3349.2 |
令和3年度分 | 596.2 | 263.1 | 119.7 | 352.3 | 4909.4 |
令和4年度分 | 724.4 | 185.7 | 94.3 | 293.2 | 2561.9 |
4月1日から4月30日 | 1.1 | 0 | 0.1 | 0.1 | 1.2 |
合計 | 3598.2 | 760.6 | 485.1 | 1354.0 | 10821.5 |
大阪府の備蓄状況は以下のとおりです。
サージカル マスク | N95マスク等 | フェイスシールド | アイソレーション ガウン | 非滅菌手袋 |
---|---|---|---|---|
57.4 | 99.3 | 62.7 | 27.0 | 978.1 |
大阪府では、1ヶ月間程度供給が滞っても対応可能な量を備蓄することとしています。
そのため、府内各医療機関の1ヶ月間の使用量をもとに、大阪府としての備蓄量を算出しています。
サージカル マスク | N95マスク等 | フェイスシールド | アイソレーション ガウン | 非滅菌手袋 | |
---|---|---|---|---|---|
大阪府直営備蓄 | 140.7 | 16.9 | 11.3 | 32.4 | 1580 |
保健所(政令・中核市を含む) | 40 | 4 | 5 | 50 | 200 |
市町村(保健・福祉・防災) | 50 | 1 | 4 | 40 | 100 |
新型コロナウイルス感染症 | 141 | 8 | 5 | 28 | 85 |
合計 | 371.7 | 29.9 | 25.3 | 150.4 | 1965 |
●患者等入院医療機関において、供給が滞った場合に備えての備蓄をお願いします。
【備蓄参考計算シート】 [Excelファイル/27KB]
※備蓄目標は、想定する患者数及び、平均入院日数等を基に算出しています。
これにより求められた数量を参考に倉庫スペースや医療機関毎の使用量に応じた量を検討してください。
外来対応医療機関に指定された医療機関に、初回指定時のみ個人防護具等を供給しています。以降は原則として各医療機関での購入をお願いしていますが、どうしても調達が困難な場合は大阪府へご相談ください。
詳細は以下のとおりです。
外来対応医療機関で使用する個人防護具等資材(PPE)について [PDFファイル/770KB]
新型コロナ感染症関連医療機関等への物資の供給については、下記までお問合せください。
大阪府健康医療部 保健医療室感染症対策企画課 (物資供給担当)
電話番号 :06-4397-3238 (直通)
メールアドレス :coronataisaku08@gbox.pref.osaka.lg.jp
※その他医療機関等への物資の供給については、所管の保健所へお問合せください。
『大阪府保健所所在地一覧』 (大阪府HP)
http://www.pref.osaka.lg.jp/chikikansen/hokensyo/syozaichi.html
このページの作成所属
健康医療部 保健医療室感染症対策企画課 防疫グループ
ここまで本文です。