大阪府・大阪市では、平成31年2月8日(金曜日)に大阪府立国際会議場で、「新しいものに出会える・大阪IR 京阪神5大学提案・研究発表会」を開催しました。
発表会に向けて、各大学がゼミにおける活動の中でIRに関する研究を深め、IR推進局との意見交換・IR誘致先の夢洲の視察・大規模MICE施設の視察などのフィールドワークを実施して、積み重ねてきた成果を発表していただきました。
(参加大学)
・大阪観光大学 観光学部 中村忠司教授ゼミナール
・大阪経済大学 人間科学部 相原正道教授ゼミナール
・阪南大学 経済学部 三木隆弘教授ゼミナール
・立命館大学 政策科学部 上久保誠人ゼミナール
・流通科学大学 人間社会学部 辻本千春教授ゼミナール
(有識者)
・溝畑宏氏(大阪府・大阪市IR推進会議座長、公益財団法人 大阪観光局理事長、元観光庁長官)
(発表内容概要)
・富裕層だけでなく、誰もが楽しめるエリアをめざすべき。
・水の都らしく川と橋を巡らせ、自然とテクノロジーにより四季の花の世界が楽しめる「大日本庭園」を整備する。
・海の天神祭を開催し、住吉大社の分社を設け、海関連のMICEを誘致する。
(発表内容概要)
・IRにより来阪インバウンドの更なる増加が期待できる。
・大学生はIRに家族や友人と遊べる場所の増加を期待している。
・IRにアリーナや公道サーキットを整備し、IR×スポーツ=新たなエンターテイメントの実現により、大阪・関西の活性化を図る。
(発表内容概要)
・IRの認知度は低く、内容も理解されていないのが実情であり、大阪府・大阪市はもっと情報発信するべき。
・世界に勝つIRとするためには、高品質なサービスを提供できる人材が必要で、若者にとってはチャンスが拡大する。
・IRのMICEにより大阪の中小企業振興が期待できる。
(発表内容概要)
・カジノに依存しないIRとするため、MICEに注目。
・IRにより大阪のMICE誘致における施設面での不利は解消できるが、誘致競争に勝つためには強みを活かす必要がある。
・大阪が強みのある産業に特化したMICE誘致に力を入れるとともに、新たなMICE誘致支援制度を設けるべき。
(発表内容概要)
・過去、現代、未来とゾーンを分け、ゾーンごとに機能や雰囲気を分け、ゾーンの境目を超えるとタイムスリップしたような体験ができる空間を提案。
・過去ゾーンでは伝統文化体験などのコト消費を、現代ゾーンでは医療ツーリズムやポップカルチャー体験などを提案。
約1年間にわたり、IRについて調査研究をしていただいたことに敬意を表します。大阪府・大阪市が誘致を目指しているIRに対して、若者目線の感性で成果を発表していただけました。各大学ともに、「四季の変化」や「MICE」、また実際に海外のIRを訪問されるなど、さまざまな観点から調査研究をされていて、興味深い発表ばかりでした。今後は、自分たちの地域の魅力をどのように発信していくかという視点も併せ持ちながら、さらに研究を深めていってほしいと思います。
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IR推進局 企画課 総務・企画グループ
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