報道発表資料

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内容

　府立生野高等学校において、中学校から送付された「生徒指導要録抄本」（以下「抄本」という。）及び「健康診断票」（※）を紛失するという事案が発生しました。
　このような事態を招いたことをお詫びいたしますとともに、今後、再発防止に取り組んでまいります。

　（※）学校教育法施行規則及び学校保健安全法施行規則により、中学校の校長は、生徒が進学した場合には、その生徒の指導要録の抄本又は写し、健康診断票を進学先に送付しなければならない。
　抄本：在籍生徒に関する記録で、学籍及び指導に関する記録が記載されている。
　健康診断票：在籍する学校において実施された健康診断の記録が記載されている。

１ 抄本及び健康診断票に記載されていた個人情報
(1) 抄本
出身中学校名及び所在地、生徒の名前、性別、生年月日、卒業年月日、現住所、第３学年の各教科の学習の記録（観点別学習状況及び評定）、特別の教科道徳の所見、総合的な学習の時間、特別活動の記録及び行動の記録並びに総合所見
(2) 健康診断票（小・中学校用）
生徒の名前、生年月日、性別、学校名、身長、体重、座高、栄養状態、脊柱、胸郭、四肢、皮膚疾患、視力、眼の疾病及び所見、聴力、耳の疾病及び所見、鼻及び咽頭疾患、結核、心臓、尿、寄生虫卵、その他の疾病及び所見、学校医所見、事後措置、備考、歯・口腔の記録

２ 事案の経過
○４月３日（月曜日）
・事務室にレターパックライトで届いた当該書類を、事務職員が開封せず教頭用の書類を一時保存するかごに入れた。

○４月４日（火曜日）
・教頭がかごに入っていたレターパックを職員室で開封したところ、生徒１名分の抄本及び健康診断票が入っていた。
・教頭が首席に抄本と健康診断票の取扱いについて尋ねたところ、担当教員がとりまとめているとのことであったので抄本及び健康診断票が入ったレターパックを担当教員の机上に置いたが、担当教員が戻ってこなかったため再度引き取った。

○４月17日（月曜日）
・担当教員が教頭に生徒１名の抄本等が届いていない旨を報告した。

○４月24日（月曜日）
・教頭が電話で当該生徒の出身中学校に連絡したところ、レターパックの追跡記録から４月３日（月曜日）11時50分に配達済とのことであった。
・教頭が校長に抄本等の所在が確認できない旨を報告した。
・校長が全教職員に事案の概要を説明し、校内を探すよう指示した。
・校長が本事案について教育庁に報告するとともに、郵便局への送達記録の確認及び校内の捜索を継続したが、発見できなかった。

○４月26日（水曜日）
・校長と教頭が当該生徒に経緯説明及び謝罪を行い、了承を得た。

○４月27日（木曜日）
・校長が当該中学校に対して経緯説明及び謝罪を行い、再度当該書類の発行を依頼した。
・校長と教頭が当該生徒の自宅を訪問の上、保護者に謝罪し、了承を得た。

○５月10日（水曜日）
・当該校から全保護者あてに謝罪文を配付した。

３ 紛失の原因
・抄本及び健康診断票は鍵のかかる金庫に保管することとなっているが、保管場所を把握していなかった。

４ 再発防止策
・当該校において本事案を共有し、書類ごとの保管場所を周知徹底するとともに、個人情報の取扱いについての教員研修を行った。
・教育庁において、全府立学校に本件を周知し、個人情報の適切な取扱いについて改めて注意喚起を行う。

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