大阪府景気観測調査結果(2021年1月から3月期)

景気は持ち直しているが、先行きに不透明感が残る

代表連絡先 商工労働部  商工労働総務課  経済リサーチグループ
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提供日

2021年4月16日

提供時間

14時0分

内容

 大阪府(大阪産業経済リサーチ&デザインセンター)では、府内企業を対象として四半期毎に、大阪市と協力して景気観測調査を実施しています。

  2021年1月から3月期の調査結果の概要は次のとおりです。本調査は2021年2月26日から3月12日までの期間で実施し、大阪府内6,500事業所に配布し、1,750事業所からの回答を得ました。

     なお、大阪市景気観測調査結果については、関連ホームページ「大阪市経済戦略局(大阪市景気観測調査)」のウェブサイトをご覧ください。


[景気は持ち直しているが、先行きに不透明感が残る]

 今期の業況判断DIは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う、2度目の緊急事態宣言の発出によって経済活動が制限されたものの、全産業で−30.3と3期連続で改善し、2019年10〜12月期(−30.1)の水準に戻った。原材料価格DI、営業利益判断DI、営業利益水準DIがそれぞれ3期連続で改善するなど、景気は持ち直している。
 調査結果によれば、来期は4期連続で業況が改善する見通しであるが、新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」が大阪府に適用されるなど、先行きに不透明感が残ることから、今後も予断を許さない状況が続くとみられる。


[調査結果の要点(2021年1月から3月期)]

企業の業況判断 … DIは3期連続で改善、2019年10〜12月期(−30.1)の水準に

出荷・売上高 … DIは3期連続の改善

製・商品単価及び原材料価格 … 製・商品単価DIは3期ぶりの悪化、原材料価格DIは3期連続のプラス水準

営業利益判断、利益水準 … 利益判断DI、利益水準DIともに3期連続の改善

資金繰り … DIは3期連続のプラス水準に

設備投資 … DIは3期ぶりの悪化

雇用状況、雇用予定人員 … 不足感DIは3期連続でプラス幅が拡大、雇用予定人員DIは微増

来期の業況見通し … 大企業で前期比が大幅に上昇し、全体でも改善する見通し


[特設項目]

1.2020年度の採用実績および2021年度の採用予定

(1) 2020年度の採用実績(2019年度実績比)

   全体では、採用実績のない企業が57%を占めている。前年調査に比べて、「増加」が2.3ポイント低下し、「なし」が6.3ポイント上昇するなど、雇用情勢の改善に一服感がみられる。

   採用実績をDI(「増加」−「減少」企業割合)で比較すると、業種別では製造業が前年調査に比べて2.7ポイント、非製造業が0.3ポイントの低下となり、製造業における採用姿勢がより慎重である。

   規模別のDIでは、大企業が前年調査に比べて10.5ポイント、中小企業が0.6ポイントの低下と、大企業における採用の勢いは急速に弱まった。

(2) 2021年度の採用予定(2020年調査時点の採用予定との比較)

   コロナ禍の終息が見通せない中、2021年度の採用予定は、全体では前年調査に比べて「増加」は0.8ポイント、「減少」は0.9ポイントの低下にとどまり、DIは同値となった。

   業種別のDIでみると、製造業は前年調査に比べて1.2ポイントの低下、非製造業は0.7ポイントの上昇と、製造業で採用意欲が鈍化している。

   規模別のDIでは、大企業は前年調査に比べて11.6ポイントの低下、中小企業は1.0ポイントの上昇となり、大企業における採用意欲の減退が続いている。

(3) 2020年度および2021年度の雇用形態別採用の有無
  
採用の有無を雇用形態別にみると、業種別では製造業・非製造業ともに2020年度の実績が「新卒正社員」で予定よりも下回った。ただし、2021年度は業種に関係なく、2020年度実績に比べて「新卒正社員」の採用計画はやや積極的である。

   一方、2020年度の「中途正社員」については製造業・非製造業ともに、計画とほぼ同程度の企業に採用実績があった。これらの実績や「新卒正社員」における2021年度の採用計画もあり、とりわけ製造業における2021年度の「中途正社員」の採用計画は、2020年度実績に比べて控え目となっている。

   規模別でみると、「新卒正社員」においては企業規模に関係なく、2020年度の採用実績があった企業割合が、採用を予定していた企業割合を下回った。同様に、大企業では「中途正社員」において2020年度の採用実績の割合が採用予定割合を下回った。

   「中途正社員」においては、中小企業では68%が2021年度の採用を予定しているのに対して、大企業ではその割合が60%弱にとどまっている。なお、「中途非正社員」については、大企業・中小企業ともに2020年度に採用実績があった企業割合が、採用を予定していた企業割合を上回った。

関連ホームページ

大阪産業経済リサーチ&デザインセンター

 

大阪市経済戦略局(大阪市景気観測調査)

添付資料

大阪府景気観測調査結果(2021年1月から3月期) (Pdfファイル、968KB)

 

大阪府景気観測調査結果(2021年1月から3月期)参考資料 (Pdfファイル、2020KB)

資料提供ID

41105

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