議長年頭あいさつ

更新日:2022年2月1日

議長年頭あいさつ

1月4日(火曜日)

 新年あけましておめでとうございます。 
 大阪府議会議長の鈴木 憲でございます。
 年頭にあたりまして、大阪府議会を代表して、一言ご挨拶をさせていただきたいと思います。
 
 昨年は新型コロナウイルス感染症が全国で猛威を振るい、府民の皆さま方の暮らしに大変な影響を与える、そんな1年であったと思います。
 このコロナ禍において、大阪府は、吉村知事を先頭に府庁の全職員が一丸となりまして、コロナ対策の司令塔として、その対策に力を尽くしていただいております。心から改めて敬意を表しますとともに、深く感謝、お礼を申し上げたいと思います。
 また、報道関係の皆さま方におかれましても、府民の皆さま方への情報の提供、そしてまた知る権利に応えるため、日頃よりご尽力いただいておりますこと、厚くお礼申し上げたいと思います。引き続き、格別のご支援とご協力を賜りますよう、改めてよろしくお願いをしておきたいと思います。
 
  さて、我が国では感染状況は少し落ち着いてきているようでありますが、新たな株、オミクロン株が世界的に急激に拡大しておりまして、大阪においても市中感染が広がっているなど、今後の感染拡大が大変強く懸念されているところであります。
 大阪府議会といたしましても、知事が講じます施策に必要な補正予算等について、臨時議会の開催などを行いまして、臨機応変に対応をしてきました。柔軟に対応をさせていただいたところであります。
 今後も二元代表制の一翼を担う大阪府議会として、必要な事業が必要なときに府民の皆さま方に届きますよう、しっかりと知事と議論を尽くしながら、適時適切にその意思決定ができるよう努めてまいりたいと思います。

 この感染症の世界的な流行は、社会の姿を大きく変えたと言っても過言ではないと思っています。人の往来や対面を前提とします、社会の仕組みそのものも変わりつつあるというところであります。
 大阪には880万人の府民の皆さま方が暮らし、活動をされております。この厳しい状況を乗り越えて、東西二極の一極としてのプレゼンスを発揮し、日本の成長をリードしていかなければならないと思っています。
 さらに、本格的な人口減少、超高齢化社会を迎え、自治体の行財政運営は厳しさを増すことが確実でありますし、自治体の将来のあるべき姿を、広域自治体として、大阪府として、逃げることなく責任をしっかりと持って、基礎自治体と議論をしていかなければならないと考えております。大阪府議会においても、大阪府が果たすべき役割についてしっかりと議論し、そしてまた提案をしてまいりたいと思います。
 一方で、私たち議会自身も変わっていかなければならないということは言うまでもありません。
 府議会においては、どのような状況にありましても議会の議論が行えるよう、全国に先駆けてオンラインの活用に取り組んでまいりました。また、長期欠席議員の報酬減額を行うための条例整備を昨年の年末に行いました。
 さらには、経費削減はもとより、クールビズにおいても容易に着用できるよう、加えて、大阪産(もん)のPRを目的に、議員き章を見直すことを決定させていただいております。
 今後も時代や環境の変化に柔軟に、そして的確に対応できる府議会をめざして、知事部局や官房系職員の皆さんにも一歩も引けを取らない能力とスキル、そして経験と覚悟を持った議会事務局職員に支えていただきながら、さらに改革を進めてまいりたいと思っております。

 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会は、コロナ禍で苦しむ世界において、たくさんの方々に感動を届けました。中でも大阪にゆかりのある選手の大活躍は、今でも記憶に新しいことだと思います。
 そして、次はいよいよ2025年大阪・関西万博です。何としてもこの万博を成功させ、歴史や文化だけではなく企業の持つ技術力やSDGsの取組みなど、大阪・関西の魅力を、しっかりと広く世界に発信していかなければならないと考えています。
 さらに、リニア中央新幹線や北陸新幹線の早期の全線開業をめざす取組みも、大変重要だと考えています。
 大阪府議会では、大阪までの早期全線開業の実現を強力に推し進めるため、昨年末、多数の議員の参画により議員連盟を発足させました。府議会としても、大阪の発展のため、全力で取り組んでまいりたいと思います。

 結びになりますが、本年が大阪にとって、反転攻勢、そして飛躍の年となること、また、府民の皆さま方、そして職員の皆さん方のご健勝とご活躍を心からご祈念を申し上げまして、新年年頭のご挨拶とさせていただきます。
 本年もどうぞよろしくお願いをいたします。

 

このページの作成所属
議会事務局 総務課 広報グループ

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