議長年頭あいさつ

更新日:2020年1月6日

議長年頭あいさつ

1月6日(月曜日)

 職員の皆さん、新年あけましておめでとうございます。
 令和の新しい時代になり、初めての新年を迎えました。皆様も、希望に満ちた新年を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。

 さて、昨年6月のG20大阪サミットでは、関係の皆様方の多大な御協力により、大阪の最高のおもてなしを世界に発信することができました。
 特に、この府議会議場においては、配偶者プログラムとして「海は輝くいのちの源」をテーマにしたシンポジウムが開催されました。私も、安倍総理夫人、吉村知事とともに、歴史的建造物である大阪府庁本館で各国首脳配偶者の方々をお迎えし、おもてなしの心をもって参加をさせていただきました。配偶者の方々は、議席に座られ「海の環境保全」に対する多くの意見を述べるなどして、大いに親交を深めました。
 G20大阪サミットを通じて、各国首脳をはじめ、海外のメディアなど来阪された多くの方々に、大阪の歴史、伝統そして文化を実感していただけたものと確信しております。
 今年は、いよいよ2020年東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。この絶好の機会を活かして、サミットで培われたレガシーを引き継ぎ、大阪の魅力を世界へ発信し、2025年大阪・関西万博の成功につなげていくことが重要です。
 府議会といたしましても、昨年5月に2025年大阪・関西万博推進特別委員会を設置しており、今後、万博の成功に向けて必要な活動にしっかり取り組んでまいります。

 次に府議会では、大阪府議会基本条例に規定されている「議会はその機能を最大限に発揮するため、絶えずそのあり方を検証し、改革に努める」との基本理念に基づき、議会機能のより一層の充実・強化を図るため、昨年5月に議会改革検討協議会を設置いたしました。
 先の9月定例会では、これまでの決算審査のあり方を見直し、より専門性の高い審査ができるよう各常任委員会で決算審査を実施するとともに、本会議での一般質問の機会を議員の任期中2回から3回に増やすなど、議会の監視機能の強化を図りました。
 職員の皆様の中には仕事の負担が増えたと感じる方もいらっしゃると思いますが、府議会としましても、皆様のワークライフバランスの実現に向け、各常任委員会への出席理事者の限定など、働き方改革に取り組んでおります。
 引き続き、議会資料のペーパーレス化や議場のバリアフリー化など幅広く取り組み、全国トップクラスの議会改革を進めてまいります。

 今年の干支は子年です。十二支の文字の意味は植物の成長過程を表していて、「子」は新しい命が種の中で芽生えるという意味だそうです。私たちも大阪、いろいろな種を蒔いてまいりました。万博、リゾート統合地、うめきた、なにわ筋線、これらの種が芽生えて、さまざまな方向に育ち始める年だと私は思います。
 令和の時代に日本の成長の起爆剤となるのが2025年大阪・関西万博です。テーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」は、国連が推進するSDGsが達成された社会です。子年の意味のように、これから万博という種が大きく芽生え、SDGsの17ゴールを目指して着実に成長していけるよう、知事とともに二元代表制の一翼を担う府議会として、心新たに、令和の時代にふさわしい持続的社会の実現に向け全力で取り組んでまいります。

 最後になりましたが、報道機関の皆様におかれましては、引き続き、格別の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
 改革なくして成長なし。今年1年が皆様方にとりまして、大いなる飛躍の一年となりますことを心から祈念いたしまして、令和2年の年頭の御挨拶とさせていただきます。本年もよろしくお願いいたします。

このページの作成所属
議会事務局 総務課 広報グループ

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