大阪府では、動物由来感染症の発生を防止し、又はまん延を防止するため、環境農林水産部と健康福祉部が一体となって動物由来感染症の積極的な検査(サーベイランス)を実施しています。 検査の結果は、下記のとおりです。 | |||||
平成20年3月31日現在 | |||||
感染症名 | 対象動物 | 検体 | 平成19年度 計 | ||
検体数 | 陽性 | 陰性 | |||
結核 | 牛 | 2133頭 | 2133頭 | ||
腸管出血性大腸菌 | 牛・めん山羊 | 糞便(農家) | 673頭 | 17頭※1 | 656頭 |
牛 | 枝肉 (食肉処理場) | 383検体 | 3検体※2 | 380検体 | |
ウエストナイルウイルス 感染症 | 蚊 | 蚊(馬飼育施設) | 1,161匹 | 1,161匹 | |
蚊(保健所) | 3,548匹 | 3,548匹 | |||
野鳥 | 脳 | 16羽 | 16羽 | ||
オウム病 | 鳥類 | 糞便 | 317羽 | 317羽 | |
高病原性鳥インフルエンザ | 鶏・アヒル | 気管・クロアカスワブ | 1470羽 | 1470羽 | |
血清 | 1440羽 | 1440羽 | |||
野鳥 | 気管・クロアカスワブ | 28羽 | 28羽 | ||
野鳥(渡り鳥) | 糞便 | 495検体 | 495検体 | ||
豚 | 鼻腔スワブ | 160頭 | 160頭 | ||
肺 | 7頭 | 7頭 | |||
デング熱 | 蚊 | 3,548匹 | 3,548匹 | ||
日本脳炎 | 豚 | 血清 | 200頭 | 30頭※3 | 170頭 |
蚊 | 3,548匹 | 3,548匹 | |||
ブルセラ症 | 牛 | 血清 | 931頭 | 931頭 | |
つつが虫病 | 野ネズミ | ツツガムシ | 16匹 | 16匹 | |
レプトスピラ症 | アライグマ | 尿 | 202頭 | 13頭※4 | 189頭 |
E型肝炎 | ニホンジカ、イノシシ | 血液 | 18頭 | 1頭※5 | 17頭 |
エキノコックス症 | 犬 | 糞便 | 62頭 | 62頭 | |
クリプトスポリジウム | 牛 | 糞便 | 145頭 | 145頭 | |
B S E | 牛 | 延髄 (食肉処理場) | 27,122頭 | 27,122頭 | |
延髄(死亡牛) | 96頭 | 96頭 | |||
トキソプラズマ症 | 豚 | 血清 | 457頭 | 17頭※6 | 440頭 |
アライグマ回虫症 | アライグマ | 糞便 | 236頭 | 236頭 | |
フィラリア症 | ニホンジカ、イノシシ | 皮膚 | 21頭 | 8頭※7 | 13頭 |
※1 O-157陽性農場に対しては、生菌製剤の投与や畜舎の消毒などの衛生対策指導が実施されており、陰性が確認されるまで定期的に検査・指導を実施します。 | |||||
※2 O-157陽性検体については、次亜塩素酸ナトリウム消毒後のふき取り検査で陰性を確認済みです。 | |||||
※3 日本脳炎については平成17、18年度には確認されませんでしたが、今年度抗体の保有が確認されました。日本脳炎ウイルスへの感染対策としては、蚊の季節における防蚊対策が有効です。 | |||||
※4 レプトスピラ症陽性については、一般的な感染症予防の観点からも野生動物と接する際には素手で触れず、また取り扱った後は手指を十分に洗浄、消毒して下さい。 | |||||
※5 野生動物の肉等を生で食べることは避け、加熱を十分に行って下さい。 | |||||
※6 トキソプラズマ症抗体陽性については、臨床症状はなく異常はありませんが、養豚農家へより一層の衛生対策の指導を実施しています。 | |||||
※7 野生動物の肉からは直接人には感染しません。(ブユを介して感染幼虫が人に入ります。) |
このページの作成所属
環境農林水産部 動物愛護畜産課 畜産衛生グループ
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