大阪府では、現在、生じている、あるいは、将来の発生が予想される気候変動の影響に備える取組みとして、「適応」(※)に関する理解を深め、その実践につなげることを目的に、温暖化「適応」推進事業を実施しています。
本事業の一環として、環境NPO等と協働した気候変動への「適応」に関する啓発イベントを府内4地域(北摂・中部・南河内・泉州)で行いました。
気候変動の影響は、地域特性により様々な分野・様々な形態で現れる可能性があるため、その影響による被害を回避又は軽減していく「適応」の取組みは、今後長期にわたり必要です。私たち一人ひとりが「適応」の重要性を理解し、それぞれの地域で「適応」の取組みを根付かせていきましょう!
※「適応」とは
気候変動の影響による被害を回避あるいは最小化、もしくは有益な機会として活かすという考え方
■日時 平成30年11月11日(日曜日) 10時00分から15時00分まで |
■当日の様子
ブース全景 | 楽しく「適応」をはじめよう!「バーチャルスーパーへいらっしゃーい!」 | お母さん方が挑戦! |
お子さんも挑戦! | 結果発表! | 結果発表! |
買い物ゲームで環境負荷を実感したあとは | あなたの「適応」力はどれくらい? | ”適応”検定中・・・ |
「適応」の取組みは、様々な分野で始まっています。 | シールアンケートで「適応」の取組みをチェック! | 身近な「適応」の取組みは意外にたくさんあります。 |
■日時 平成30年12月8日(土曜日) 13時30分から16時00分まで |
■当日の様子
関西大学教授 元吉様による防災心理学の観点からの「適応」についての講演。 | 情報の伝え方により避難行動の有無が変わります。避難に対するハードルを下げ、自分のこととして意識すること、具体的な避難行動を習慣化することが重要です。 | 公益社団法人大阪自然環境保全協会 岡様より、身近な自然での温暖化の影響の可能性がある事象と「適応」についての活動紹介。 |
大阪府でもトンボや蝶の南方系の種が見られるようになってきています。協会では、自然環境の保全活動などの「適応」を進めています。 | NPO法人摂津市人材サポート・ビューロー 北川様より事例紹介。市民社会の担い手づくりを応援し実践しています! | 市民にグリーンカーテンに協力いただくためのゴーヤ苗配布、市民向け環境イベントの実施やコミュニティづくりなど様々な「適応」につながる活動をしています。 |
■日時 平成30年11月18日(日曜日) 9時00分から15時00分まで |
■当日の様子
ブース全景 | 南河内地域のテーマは“食”! | シールアンケート! |
これは3日分の備蓄食料ですが、 | 備蓄食料品選びゲーム! | あれ? |
もしものときの備えを万全に! | 体を温める食材カード(手前)と | 食べて涼しくなるのは |
わたしの「適応」宣言しおり作り | 宣言「おでかけに水をもっていく!」 | 地元野菜活用レシピ集! |
※(答え)4人分の3日間の備蓄です。パックのご飯や餅、レトルトのカレー、インスタントラーメン、缶詰などが入っています。
■日時 平成30年11月24日(土曜日) 13時30分から15時30分まで ■場所 大東市立生涯学習センター「アクロス」4階 特別会議室 (大阪府大東市末広町1-301 ローレルスクエア住道サンタワー内) ■内容 (講演) 考えてみましょ!温暖化「適応」のこと‐作り手と使い手のスタイル‐ 講師 花田 眞理子 氏 (大阪産業大学デザイン工学部環境理工学科教授) (ワークショップ) 1.話題提供 「温暖化『適応』のこと‐ものづくりの活動から」 NPO法人 住まいみまもりたい・小金屋食品株式会社 2.考えてみよう。つくってみよう。「適応スタイルの心得10か条」 ■協力 大東環境みどり会、NPO法人 住まいみまもりたい、NPO法人 体験学習ネットワーク、 小金屋食品株式会社、大阪府地球温暖化防止活動推進員、大東市市民生活部環境課 □チラシはこちら([Wordファイル/534KB]/[PDFファイル/718KB]) |
大阪産業大学教授 花田様による温暖化「適応」事例や | 気候変動をビジネスチャンスとしてとらえ、 | 事業活動をSDGsの17のゴールに整理し、 |
経済活動・市民生活での適応の | 大阪産業大学の学生さんによるクイズ! | NPO法人住まいみまもりたい 吉村様から事例紹介。 |
訪問時の「ちゃんと水分とってる?」「我慢せずエアコンつけてね」等の熱中症対策の呼びかけや、 | 小金屋食品株式会社 吉田様から事例紹介。 | 台風や大雨等の災害対策を社員一丸となって実施しています。 |
ワークショップ全景 | 地域のお宝(財産)ってなんだろう? | グループの意見を発表! |
■日時 平成30年11月25日(日曜日) 13時30分から16時30分まで |
■当日の様子
きしわだ自然資料館 平田様から、館内の展示を用いた泉州地域の森・里・川・海の生き物と「適応」についてのお話 | 温暖化の影響で、泉州地域でも南方系の蝶が増えてきました。また、カメムシなど害虫の種類も南方系に変わってきており、これまでと駆除方法を変える「適応」が必要です。 | NPO法人神於山保全くらぶ 田口様から、写真や植物“カギカズラ”を交えた地域の里山と「適応」についてのお話 |
“カギカズラ”回覧中・・・ | 大阪府立大学教授 上甫木様から、森・里・川・海の循環系と「適応」についてのお話 | 海水温の上昇により、大阪湾でもイカナゴが採れなくなるなどの影響が現れてきています。 |
ワークショップ全景 | 身の回りで感じている「生き物」に関連した影響はなんでしょう? | グループごとに主な意見を共有しました。 |
■主催 大阪府
■企画・運営 一般社団法人 あだーじょ
このページの作成所属
環境農林水産部 脱炭素・エネルギー政策課 気候変動緩和・適応策推進グループ
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