「熱環境マップ」を作成

更新日:2015年4月8日

 「大阪府ヒートアイランド対策推進計画(H16.6策定)」における優先対策地域を中心に、熱赤外センサー搭載の航空機から地表面の温度を8月3日・4日に測定し、夜間・昼間の熱画像としてまとめました。(平成17年12月)
 調査方法 [PDFファイル/44KB]熱画像等の概要(速報) [PDFファイル/373KB]はこちら
 (注)当該画像は実際の気温ではなく、地表面温度(※1)です。

 取りまとめた熱画像のうち、主に地表面の蓄熱が映像に反映されている 「夜間の熱画像」が対策地域を絞り込んでいく上で重要となります。

 夜間の地表面温度データと、エアコンや自動車からの人工排熱データや地表面被覆のデータ等をあわせて解析し、「熱環境マップ(※2) [PDFファイル/850KB]」として、とりまとめました。

 「熱環境マップ」は、地表面温度、人工排熱、地表面被覆などの熱負荷の特性により、商業・業務施設が集積している地域、住宅系の地域、水面や緑地が多い地域、農地や山林が多い地域に分類されました。

 総合的な熱環境を評価するにあたっては、人工排熱や地表面被覆の状況に加え、地表面の温度、気温の分布や風向風速などを考慮する必要があります。

 このため、「熱環境マップ [PDFファイル/850KB]」に加え、「夜間の熱画像 [PDFファイル/866KB]」、「風向/風速/気温図 [PDFファイル/678KB]」の3種類の図面をヒートアイランド対策を実施する際の基礎資料として活用するとともに、今後、熱環境マップの地域特性に応じたヒートアイランド対策をまとめ、「ガイドライン(対策指針、技術マニュアル) [PDFファイル/430KB]」を作成します。

 また、地域特性に応じた効率的かつ効果的なヒートアイランド対策を実施し、ヒートアイランド対策推進計画の目標である「熱帯夜の削減」及び「クールスポットの創出」を目指します。

 大阪ヒートアイランド対策集中実施促進事業の概要(17年度) [PDFファイル/232KB]はこちら

※1 地表面温度
 熱赤外センサーで測定した放射エネルギー量を大気補正し、地表面温度に近い温度として示したもの

※2 熱環境マップ
 熱画像のデータに、人工排熱データ、土地利用データ・気象条件等をあわせ、1kmメッシュの範囲毎に、各地域で発生する熱が大気へ与える影響の程度を類型化したもの

このページの作成所属
環境農林水産部 脱炭素・エネルギー政策課 気候変動緩和・適応策推進グループ

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