中学校での親学習(田尻町立中学校)

更新日:2014年3月28日

田尻町立中学校で行われた親学習の取組みを取材しました!

田尻町立中学校での親学習のようす

田尻町立中学校での親学習のようすその2

田尻町立中学校での親学習のようすその3

 ■ひとことで言えばこんな取組みです

○ 平成16年度より継続して行われている中学生への親学習です。

○ 学校と親学習リーダーとのつながりから学校での親学習が実現しています。

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■ ここがポイントです

1 平成16年度より継続して行われている中学校での親学習

○ 中学2年生の総合的な学習の時間で実施

・毎年、進級間近の3月に中学2年生に親学習を実施しています。

養成講座を修了した平成16年度に、親学習リーダーが中学校へお願いして実施してから、現在まで継続して親学習が行われています。

・校長が「年間予定に組み込まれている」と話すように、学校のカリキュラムに親学習が定着しています。

・以前は3年生に実施していましたが、3月は入試の時期で、すでに合格した生徒がいたり、まだ進路が決まっていない生徒がいる中で、これからの人生設計を考える「生きる」の教材は、全員が落ち着いて取り組むことが難しいという課題がありました。そこで親学習リーダーからの提案で、中学2年生に変更して実施されています。

・実施に際しては、事前に学校と打ち合わせを行っています。

・当日は、4人の親学習リーダーのうち2人がメインのファシリテーターを務め、残りの2人は生徒たちの活動のサポートをしていました。

・日ごろから班活動を行っているので、グループワークは非常にスムーズに進行されていました。

 

2 親学習教材「生きる」を活用

○ 進路選択を迎える中学生に適した教材

・教材「生きる」は、「子どもができたことからアルバイトを辞めて就職活動を始めた先輩の行動をきっかけとして、自分の進路について迷いだした高校3年生」のエピソードです。これから進路選択をしていく中学生にとって適した教材であるとして、田尻町立中学校では、毎年、この教材を使用しています。

・親学習リーダーの自己紹介、話し合いの4つのルールを説明したあと、教材「生きる」を配付しワークを行いました。

・班の進行役の生徒が読み合わせやグループワークを進めていました。  

・「アルバイトを辞めたマサルの行動をどう思うか」「親となるために必要なことは何か」について班で意見を出し合いました。

・「親としての責任感がでてきた」「先のことを考えている」という「親の自覚」に関する意見や「子どもができたから仕方がない」「アルバイトでは子どもを養えないので仕方がない」「自分にとって楽しいことをするだけでは生きていけない」といった「仕方がない」という意見など、アルバイトを辞めて就職することに肯定的な意見が多い中、「子どもができてもアルバイトを辞めなくてもいいのでは」という意見もありました。

・「親となるために必要なこと」では、「お金」「安定した生活」「仕事」などの他に、「我慢すること」「根気」「体力」「気遣い」「知識」といった意見もありました。

・後半はワークシート「私の人生設計」を生徒一人ひとりが考えて書き込みました。「私の人生設計」は、これからの自分の人生を想像し、何歳でどんなことをするのか、その実現に必要な条件は何かということについて考えて記入するものです。

・「24で結婚は早いんちゃう?」「そうかな?じゃあもう少し後かな…」と友だちと話し合いながら記入する生徒もいるなど、楽しい雰囲気で取り組んでいました。

・ワークシートを回収し、親学習リーダーが読み上げていました。

・「高校入学」「大学入学」では「勉強、やる気」が必要、「就職」には「資格」が必要であると考える生徒が多かったです。

・このワークをすると生徒たちの夢がそこに現れてくるそうです。

 

3 学校で親学習を実施するポイントは「つながり」

○ 親学習リーダー養成講座修了生4名で活動

・田尻町の親学習リーダーは、親学習リーダー養成講座を修了した4名で活動しています。

・町内での親学習の活動は、年3回。子育て支援センターで行われる0歳から3歳までの子を持つ保護者対象の親学習、幼稚園から中学校までのPTA役員を対象にした親学習、そして中学校での生徒を対象とした親学習を行っているそうです。

・親学習終了後、親学習リーダーでふりかえりを行い、改善点を話されていました。

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○ 親学習以外でも学校とかかわりの深いつながりがあるからこそ学校での親学習が実現

・親学習リーダーの方々は、親学習以外でも学校や子どもたちへの支援で学校と関わり、先生とも生徒とも顔のわかる関係になっていることが、授業を実施する上で大切なことであると話されていました。

・学校や教育委員会には、多くの方や団体から「学校で子どもたちに教えたい」とやって来られます。子どものためになる活動であっても現状では全てを受け入れる時間は学校にはないので、親学習リーダーが「府教委の養成講座を修了したので親学習をさせてほしい」と言っても、教育委員会から「学校で親学習をさせてほしい」と言われても、学校が受け入れることはなかなか難しいとのことです。

・普段から、学校支援や子どもへの支援を通じて人間関係ができていることが大事で、つながりのある地域の人だから、学校も授業に協力してくれると話されていました。

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親学習のようす

親学習リーダー

教材「生きる」

     田尻町立中学校では、毎年3月に中学
     2年生で親学習を実施している

     田尻町親学習リーダー4名がファシリ
     テーター

    使用する教材は「生きる」
    (1−4)  

話し合いのようす

私の人生設計

リーダーより読み上げる

      「マサルの行動について」「親に必要な
     こと」について話し合う。班の中の進行
     役の生徒が、グループワークを進める

     ワークシート「私の人生設計」
     これから何歳でどんなことがあって、その
     実現のために何が必要かを考えて記入
     する

    生徒たちの書いた
    「私の人生設計」をファシリテーターが
    読み上げる

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■ ある日の親学習の様子

日時 

平成26年3月17日(月曜日) 10時15分から11時10分

場所

田尻町立中学校

親学習リーダー

田尻町親学習リーダー(4名)

教材

生きる [PDFファイル/2.99MB]

参加者

中学2年生

このページの作成所属
教育庁 市町村教育室地域教育振興課 地域連携グループ

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