家庭教育支援の取組み訪問記録(交野市「家庭教育学級」での親学習)

更新日:2013年11月25日

交野市「家庭教育学級」で行われた親学習の取組みを取材しました!

交野市家庭教育学級での親学習のようす

交野市家庭教育学級での親学習のようすその2

交野市家庭教育学級での親学習のようすその3

 ■ひとことで言えばこんな取組みです

★交野市内の小学校1年生から3年生までの児童を持つ保護者を対象とした「家庭教育学級」で行われている親学習です。

★親学習リーダーがファシリテーターをつとめ、楽しく、深く、子育てについて話し合います。

 

■ ここがポイントです

1 「家庭教育学級」で親学習を実施しています。

〇市内小学校1年生から3年生までの児童を持つ保護者を対象として実施(「家庭教育学級」)

・家庭の教育力の向上のため、小学校1年生から3年生までの児童を持つ保護者を対象として、子育てをする保護者の意見交換や相談ができる、家庭教育に関する学習機会の提供を行っている。

・「家庭教育学級」は年間で全6回。そのうち5回を交野市子ども家庭サポーターの会「ポラリス」が担当し、親学習を行っている。

・「家庭教育学級」参加希望者は40名。そのうち当日の日程や内容に合わせて参加している。

・「家庭教育学級」を卒業した小学校4年生から中学生までの児童・生徒を持つ保護者が「家庭教育学級友の会」を組織し、自主的に家庭教育に関する講座を企画運営している(年間10回)。

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〇平成18年より7年間も継続して行われている活動で、年度を超えたリピーターの参加がある。

・それまでの「家庭教育学級」は、毎回講師を招いて講義形式の学習だったが、「ポラリス」による参加型ワークショップの親学習を実施することになり、現在まで継続している。

・家庭教育学級での親学習は好評で、毎年継続して実施されているだけでなく、「家庭教育学級」の卒業生でつくられている「家庭教育学級友の会」でも毎年親学習を実施している。

・複数の年齢の児童の保護者が対象であり、昨年度に引き続き参加したいと希望する保護者がいるため、講座内容は毎回新規で考えている。

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〇広い地域、異年齢の子を持つ親との交流がためになったという感想がみられる。

・一年間を通じた連続講座なので、講座を重ねるうちに顔なじみになっていく。今回は4回めだったこともあり、参加者どうしから「お久しぶり!」「どこの学校でしたっけ?」「そうそう〇〇ちゃんの家の近くや言うてたね」といった会話がみられた。

・「いつもママ友と話をしていて、それもいいんやけど、いろんな学校のお母さんと話をするのは大事やなあと思った」という参加者の感想があった。

 

2 「ポラリス」(交野市子ども家庭サポーターの会)。

〇OYARENに所属し、府の研修会にも積極的に参加。

・「ポラリス」は大阪府の虐待防止アドバイザー養成講座(子ども家庭サポーター)の修了者が有志で結成。

・大阪府親学習リーダー連絡協議会(OYAREN)にも所属し、府立高校で実施された親学習のファシリテーターも務めている。

・府の研修会等に積極的に参加するなど、スキルアップに努められている。

・講座に向けて、事前に複数回にわたる入念な打ち合わせ、事後にはしっかりとふりかえりを行い、より質の高い活動になるよう取り組んでいる。

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〇子育て交流スペース「ぽらりすひろば」を運営。

・交野市つどいの広場事業、子育て交流スペース「ぽらりすひろば」も運営している。0歳から3歳児までの子どもを持つ保護者を対象に、好きな時間に来て自由に過ごせるスペースを提供したり、行事等を行ったりしている。

・「ぽらりすひろば」にボランティアに来られていた方が、親学習を体験して興味を持ち、現在では親学習の活動を手伝うようになった。

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〇それぞれができることに取組み、チームとして機能している。

・親学習リーダーとして活動する方、親学習講座のお手伝いをする方、「ぽらりすひろば」で活動する方など、それぞれ自分たちの得意なことやできることに取り組み、チームとして機能している。(複数にわたって活動されている方もいる)

・今回の親学習講座では、メインのファシリテーター、参加者と一緒に来た子どもに対応するスタッフ、最後の読み聞かせを行うスタッフなど、役割を分担されていた。

交野市の親学習の様子

交野市の親学習のようす2

交野市親学習の様子3

   交野市子ども家庭サポーターの会
   「ポラリス」がファシリテーターを務
   める

   参加者が親学習に集中できるように、
   「ポラリス」のメンバーが一緒にきた子
   どもの対応をしている

   ワークの最後に「ポラリス」が、今日
   のテーマに関する絵本の読み聞かせ
   を行った

 

3  この日のテーマは「子どもの声を聴く」−対話のできる関係づくり−

○「子どもの権利条約」を題材に子育てについて語りあう

・「子どもの権利条約」に関するワークシートを使用し、多様な活動を通して、参加者どうしが自分の思いを出し合って、話し合いを深めた。

・はじめに、「子どもの権利条約」の条文(簡略化したもの)を穴埋めするスタンプラリーを行った。正解すると、スタッフからスタンプを一つずつ押してもらえ、全て集めると、ある言葉になり、スタッフから「世界でたったひとりの『た・い・せ・つ・な』〇〇さん」と声を掛けてもらえる。

・「子どもの権利条約」について感想を話し合った。「『おとなは子どものはなしをぜんぶききます』とあるが、自分は話を聞けていないなあ」、「『子どもは、からだやこころをやすめたり、遊んだりできます』とあるけど、宿題は早くしてほしいし…」など、自分たちの子育ての経験から様々な意見が出た。

・ファシリテーターが自身の子育てについて語ったり、違う視点からの意見を紹介することで、さらに話し合いが深まり、時間がきても話が尽きないくらいに盛り上がった。

ワークシート

ワークの様子

付箋のワーク

   本日使用したのワークシート。スタンプ
   ラリーでゴールすると、スタッフから、
   「たいせつな〇〇さん」と、声を掛けて
   もらえる。
   子どもの権利条約の条文の感想をきっ
   かけに、参加者自身の子育てについて
   思いを話し合う。
   日頃、誰かに対して思っていることを
   付箋に書いて貼り出し交流した。はじ
   めはネガティブな意見ばかりだったが、
   ファシリテーターの声掛けによりプラス
   の意見も出るようになった。

<参加者の感想から>

・人前で意見を言うことが苦手な私なので、朝、子どもに「今日は行くのやめておこうかなぁ」と言ったら、「行った方が良いで」と言われました。いつも帰る時にはやっぱり来てよかったなぁと感じています。

・他のお母さん方ともいろいろと話ができ、共感したり自分と違う視点を教えてもらったりして、とてもよい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

・今回初めて参加させていただきました。少し緊張しましたが、いろんな人たちとお話できて、とても楽しく過ごすことができました。子育ての参考にさせていただこうと思います。

・子どもがしっかり意見を持っているのに、子どもの意見よりも自分の視線で、やりたい方向へ仕向けている聞き方をしているようで課題に感じました。

・今日の話を聞いて、意見を聞くというのは言いなりになるのではないことが分かりました。これから受け止めることを学んでやっていこうと思いました。

・最近子どもが質問にあまり答えてくれないことが多くて気になっていましたが、私が普段から子どもの話を聞きたりないことが原因のように思えました。子どもと会話をしていることだけで自己満足してしまっている自分に気づきました。

・「子どもの権利条約」は、学生の時にやりました。その時は長い文で難しそうに書いてあるけど、あたり前の事だなあと感じたのを憶えています。ただ、今、母になってそのあたり前の事がどんなに難しいことか、人と人ですからやはり感情がぶつかり合い、そして反省する毎日です。

・今日は「子どもの権利」についてはじめて知りました。本音は、毎日ごはんを作ったり、布団しいたり、嫌になることもありますが、私たち親はそれをする権利があるとわかったら、なんだかがんばれます。

・スタンプラリーの最後に、「せかいでたったひとりのたいせつな○○さん」と言ってもらえたのがうれしかったです。

・お父さんたちに、このようなことを学んでほしいです。

・ふせんに自分の思っていることや気持ちを書くワークは、あらためて自分のことを考えたりするいい機会になりました。

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■ ある日の家庭教育学級での親学習

日時 

平成25年10月11日(金曜日) 10時から12時

場所

交野市立青年の家

親学習リーダー

交野市子ども家庭サポーター「ポラリス」

参加者

市内小学校1年生から3年生までの児童を持つ保護者
当日の参加数14名

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このページの作成所属
教育庁 市町村教育室地域教育振興課 地域連携グループ

ここまで本文です。


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