ヘルシーおおさか21(点字広報)第48号音声読上げ用

更新日:平成26年11月20日

ヘルシーおおさか21(点字広報)第48号 【平成26年11月発行】

テーマ 「増えてます 大人の風しん」

はじめに

風しんの予防対策されていますか?
平成24年から平成25年において、全国で風しんの患者数が急増しました。平成25年には14,357例の報告がありました。首都圏や近畿地方での報告が多く、患者の7割以上は男性で、うち20歳代から40歳代が約8割を占めました。大阪府内においては、平成24年には408例でしたが、平成25年には3,198例の報告があり、東京都に続き全国で2番目となりました。大阪府では平成26年は平成24年以前の水準に落ち着いていますが、関東地方を中心に今年に入っても引き続き患者が発生しており、風しんの流行には引き続き注意が必要です。
最近の傾向として、風しんにかかる患者さんのうち、働く年齢層の方の割合が多くなっています。自分自身だけでなく、家族や一緒に働く方を風しんからまもるために、風しんの予防対策に御協力ください。

「風しん」って何?

風しんは風しんウイルスに感染したことにより、2から3週間の潜伏期間の後、発疹や発熱、リンパ節の腫れなどの症状が見られる急性感染症で、一般的に「三日ばしか」といわれることもある病気です。
季節的に春から初夏にかけて最も多く発生します。一度かかると大部分の人は生涯かかることはありません。
風しんの症状は子どもでは比較的軽いといわれています。しかし子どものころにかからないまま成人になった人がかかると発熱や発疹の期間が子どもに比べて長く、関節痛がひどいことが多いとされています。
今は成人にも多い病気で、男性では10歳代後半から50歳代前半、女性では10歳代後半から30歳代前半の方が多く発病しています。

「先天性風しん症候群」とは?

風しんにそれまでかかったことがない女性が妊娠初期(20週まで)に感染すると、おなかの赤ちゃんも風しんウイルスに感染し、耳がきこえにくい、目がみえにくい、心臓に病気がある、発達がゆっくりしているなどの障がいをもって産まれる可能性があります。これらの障がいを「先天性風しん症候群」といいます。
障がいをもって産まれる可能性は、妊娠1か月で感染した場合50パーセント以上、妊娠2か月の場合は35パーセントなどと言われています。
平成24年からの流行の影響で、平成24年10月から平成26年2月23日までに、全国で42件の先天性風しん症候群の発生が報告されました。

風しんを予防するには?

風しんを予防するには、風しん単独もしくは麻しん風しん混合ワクチンの接種が重要です。
特に、妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、妊婦の周りにいる方(妊婦の夫、子ども、その他の同居家族等)は、風しんに感染しないように予防に努めることが重要です。
ワクチン接種以外にも、普段から手洗い、うがいなどの感染症にかからないための工夫も大事です。

風しん抗体検査を受けましょう

風しん抗体検査とは、風しんに対する十分な免疫(抗体)があるか確認する血液検査です。
大阪府(各保健所)と大阪市・堺市・高槻市・東大阪市・豊中市・枚方市の各市では、風疹抗体検査を実施しています。

【対象者】
大阪府にお住まいで、以下の(1)から(3)に該当する方
(1)妊娠を希望する女性
(2)妊娠を希望する女性の配偶者
(3)妊娠している女性の配偶者
※対象者の条件はお住まいの市町村により異なる場合があります。

【費用】 
無料

【実施場所と実施日など】
最寄りの保健所または保健センター等にお問い合わせください。

風しんの予防接種を受けましょう

風しんの有効な予防策は予防接種です。
風しん抗体検査で、風しんに対する免疫(抗体)が無い、あるいは少ないと判明し、予防接種が必要な方は、各市町村で予防接種の際に助成を受けることができます。
対象者・助成額が市町村によって異なりますので、詳しくはお住まいの市町村へお問い合わせください。
※妊娠中は風しんの予防接種を受けることができませんので、女性は妊娠前に予防接種を受けてください。既に妊娠中の場合は、ご家族等、身近な方に予防接種を受けていただくことが有効です。

風しんQ&A

Q1 風しんの予防接種をうけると風しんにはかからないと考えてよいでしょうか。
A1 すべての薬が100パーセントの効果をもつとは限らないように、ワクチンの効果も100パーセントとはいえません。これまでの報告を総合すると、風しんワクチンを1回接種した人に免疫ができる割合は95から99パーセントと考えられています。現在は、2回の接種が定期接種として実施されており、より高い効果が得られています。

Q2 成人女性が風しんワクチンを受ける場合に注意することがあると聞きました。それは何でしょうか。
A2 妊娠出産年齢の女性に風しんワクチンを接種する場合には、妊娠していない時期(生理中またはその直後がより確実)にワクチン接種を行い、その後2か月間の避妊が必要です。 風しんワクチンは、大変安全なワクチンで、妊娠中に風しんワクチンを接種されたため胎児に障がいがでたという報告はこれまで世界的にもありませんが、その可能性は理論的にまったく否定されているというわけではありませんので、注意が必要です。

Q3 子どもの時に風しんにかかったと親にいわれていますが、この場合予防接種を受ける必要はありますか。
A3 すでに風しんにかかったとの記憶のある人達に血液検査を行ったところ、約半分は記憶違い、または風しんに似た他の病気にかかっていたという調査結果もあります。風しんにかかったことが血液検査などで確かめられていない場合(風しんにかかった記憶だけの場合や、医療機関を受診していても症状だけからの診断で、診断が血液検査によって確認されていない場合など)は必ずしも信頼できません。これまで風しんの予防接種を受けたことがないのなら、なるべく早く予防接種を受けることをお勧めします。
たとえあなたがこれまで風しんにかかっていたとしても、予防接種を受けることによって特別な副反応がおこるなど、問題がおこることはありません。過去に風しんに感染していても、今、予防接種を行うと風しんに対する免疫をさらに強化する効果が期待されることもあるのでより安心です。

Q4 これまで風しんの予防接種を受けたという記録がありません。この場合予防接種を受けるべきなのでしょうか。
A4 予防接種を受けたことが記録で確認されていない場合、男女ともなるべく早く接種することをお勧めします。血液検査で十分高い抗体価があることが確認された場合にはこの必要はありません。
たとえあなたがこれまで予防接種を受けていたとしても、または風しんにかかっていたとしても、再度予防接種を受けることによる特別な副反応がおこることはありません。過去に風しんの予防接種を受けていても、今予防接種を行うと風しんに対する免疫をさらに強化する効果が期待されることもあるのでより安心です。

Q5 家族に妊婦がいる場合、風しんの予防接種を受けてもよいでしょうか。接種を受けた者から妊婦に風しんワクチンのウイルスがうつる可能性はありませんか。
A5 その心配はまずないと言ってよいでしょう。風しんワクチン接種後3週間以内に、接種を受けた人ののどから一過性にワクチンウイルスの排泄が認められることがありますが、ワクチンウイルスが周囲の人に感染したとの確かな報告はこれまでにありません。むしろ、接種を受けていない家族が自然感染を受け、そこから妊婦が感染を受けるほうがリスクは高いと考えられます。もし麻しんワクチンを1歳以上で2回受けたことがない妊婦の家族は、風しん予防と麻しん予防の両方の観点から、麻しん風しん混合ワクチンを選択することをお奨めします。(なお、妊婦自身は風しんの予防接種を受けることはできません。)

Q6 妊娠初期の検査で風しん抗体価が十分高くないという結果でした。妊娠中に風しん感染を予防するにはどのような注意をしたらよいでしょうか。
A6 妊娠中、特に妊娠初期は、風しんにかかっている可能性のある人との接触は可能な限り避けてください。また、風しんにかかっても無症状の人がいます。家族の中にワクチン接種記録、または風しんの確実な罹患歴(抗体検査などによって確認されたもの)のない方がいる場合、その方は至急風しんワクチンの接種を受けるようにしてください。詳しいことは、かかりつけの産婦人科医に相談してください。(なお、妊婦が風しんの予防接種を受けることはできません。)

このページの作成所属
健康医療部 健康医療総務課 保健所・事業推進グループ

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