豊中遺跡2

更新日:2017年3月29日

【写真】豊中遺跡から発見されたぼうすいしゃ
所在地
和泉市肥子町 (ひごちょう)
種類 
集落跡
時代 
縄文時代から古墳時代
調査期間 
平成19年4月から平成21年3月
主な遺構
中世から古代の耕作跡、縄文時代後期の流路(りゅうろ)
主な遺物
縄文土器、弥生土器、土師器、須恵器、黒色土器
前回紹介した子持勾玉(こもちまがたま)と同じ遺物包含層(いぶつほうがんそう)から、古墳時代中頃の紡錘車(ぼうすいしゃ)が出土しました。調査区は異なりますが、子持勾玉(こもちまがたま)から約9メートル離れた所からの出土です。
緑灰色(りょくかいしょく)の滑石製(かっせきせい)で、一部を欠きますが直径約5センチメートル厚さ約1.5センチメートルを計ります。
摩滅したところもありますが、側面全体には、直弧文(ちょっこもん)が描かれています。
直弧文 古墳時代に用いられた日本独特の文様。直線と弧線を組み合わせた複雑な文様で、石棺,刀装具,鏡,土器などに見られる。。単なる装飾文ではなく,呪術(じゅじゅつ)的な意味をもつものと考えられます。

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