奥田井遺跡(おくだいいせき)(1)

更新日:2017年3月29日

所在地 : 河内長野市鳩原

調査期間 :  平成21年11月から平成22年1月

主な遺構 : 土坑(どこう)・水田・耕作溝

主な遺物 : 瓦器(がき)・土師質土器・中国製磁器

 金剛山の山腹、標高270メートルに位置する遺跡で、中世観心寺(かんしんじ)の荘域(しょういき)に入ります。観心寺(かんしんじ)の上流3キロメートル、千早城の下流4キロメートルに位置します。千早城は、南北朝期に楠正成ら、南朝軍がたてこもり、付近では壮絶な死闘を繰り広げたことで知られます。

 残念ながら、南北朝期の遺構は発見されませんでしたが、山間部の水田開発状況を解明することができました。調査は平成22年度も継続される予定で、今後の成果が期待されます。

写真 1区全景

1区全景 左後方は石見川と国道310号線、観心寺・河内長野駅方面へ。右端は土坑群。

写真 2区全景

2区全景 左の道路は府道214号線、延命寺・三日市駅方面へ。調査区の手前は近代の石垣。

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教育庁 文化財保護課 保存管理グループ

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