久宝寺遺跡(きゅうほうじいせき)(2)

更新日:2017年3月29日

所在地:八尾市龍華(りゅうげ)町2丁目地内
種類: 墳墓群・集落跡・水田跡
時代: 古墳時代から奈良時代
調査期間:平成22年1月から
主な遺構:古墳時代前期の墳墓群・水田跡、奈良時代の建物・溝・井戸跡
主な遺物:古墳時代の土師器・奈良時代の須恵器・土師器

平成20年度の調査(発掘調査情報平成20年度掲載)に引き続き、平成22年度は平成12年度から着手した竜華(りゅうげ)水みらいセンター建設に伴う発掘調査を実施しています。久宝寺遺跡1に続いて実施した成果を紹介します。
今回見つかった遺構は2本の奈良時代の溝です。溝からは土師器が出土しています。この土師器の裏面には墨で文字らしきものが書かれていますが、不鮮明で残念ながら読むことはできません。当然のことですが、墨書土器の出土する遺跡は周辺に読み書きのできる人物が生活していたことを示しています。墨書土器は、久宝寺遺跡の性格を考える上で貴重な資料です。

写真 検出された奈良時代の溝
検出された奈良時代の溝(西から)

このページの作成所属
教育庁 文化財保護課 調査事業グループ

ここまで本文です。


ホーム > 都市魅力・観光・文化 > 文化・芸術 > 埋蔵文化財情報 > 久宝寺遺跡(きゅうほうじいせき)(2)