所在地 : 和泉市府中町(ふちゅうちょう)4丁目
種類 : 社寺跡・集落跡
時代 : 弥生時代から近世
調査期間 : 平成23年2月から平成23年7月(予定)
主な遺構 : 中世の建物跡、耕作溝
主な遺物 : 瓦器(がき)、土師質土器、須恵器、土師器、瓦
中世(13世紀頃)の掘立柱建物(ほったてばしらたてものや、耕作溝などが見つかっています。耕作溝は、建物の柱が埋まってから掘られたものですので、居住場所としての利用の後に耕作地としたことがわかります。今回の調査区の約50メートル北側では、ちょうど同じくらいの時期の建物跡が多数見つかっています(和泉寺跡・府中遺跡(2)をご覧ください)。この当時、かなり広い範囲にわたって人々が生活を営んでいたのでしょう。
また、今回は、寺院があったと考えられる奈良時代頃の建物などは見つかっていませんが、その頃の瓦が多く見つかっています。奈良時代の寺院に葺かれていたものでしょう。
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