和泉寺跡（いずみでらあと）・府中遺跡（ふちゅういせき）（２）

所在地　：　和泉市府中町（ふちゅうちょう）４丁目

種類　：　社寺跡・集落跡

時代　：　弥生時代から近世

調査期間　：　平成22年3月から調査中

主な遺構　：　中世の建物跡

主な遺物　：　瓦器（がき）、土師質土器、瓦

　中世（約800から500年前）の建物跡が見つかりました。柱穴は600個近く見つかっており、建物や柵が密集して建ち並んでいたようです。また、さらに掘り下げていくと、川の跡も見つかりました。川が埋まった後、その上に人々が建物を建てて生活していた様子がわかります。

　調査箇所は、和泉寺跡（いずみでらあと）あったと推定される寺域（じいき）の東の外れにあたります。和泉寺跡（いずみでらあと）は７世紀後半頃に建てられた古代寺院と考えられていますが、その後の盛衰についてはよくわかっていません。今回の調査成果は、中世の和泉寺跡（いずみでらあと）の様子を考える手がかりとなる重要な成果です。