b平成24年度第3回大阪府文化振興会議 議事要旨
1.日時 平成24年7月12日(木曜日)午後7時30分から午後8時30分
2.場所 大阪府公館・大サロン
3.議題 大阪府市都市魅力戦略会議における取組状況について
【資料説明(事務局)】
【意見交換】
(委員)
○ 文化庁や東京都と比べて、大阪アーツカウンシルは、取り扱う事業の範囲とか、どういった点が優れているのか。
(委員)
○ 大阪アーツカウンシルでは、補助など、府市が予算を執行するだけの事業を展開していくのか。
(事務局)
○ 大阪アーツカウンシルでは、知事・市長が定める文化振興計画(政策)に基づき、文化施策の評価、企画等を外部の専門家が行うとともに、アーツカウンシルの母体となる審議会を通して知事・市長に意見・提言を行うことで、政策と事業の連動を図っていく。
○ 文化庁や東京都は、団体への運営補助を目的とし、財団が運営に当たるが、大阪アーツカウンシルの運営には、アーティストを数十人募集して評価、企画等を行っていただくことになる。
(委員)
○ 文化庁、東京都が財団において補助金の配分を主な事業とするのとは異なり、大阪アーツカウンシルは第三者機関が物を申せる、チェック機能も担う。
(委員)
○ どのような団体が参加できるのか。儲かっているところは、参加できて、そうでないと、参加できないということがないような仕組みとすべき。
(事務局)
○ 助成事業としては、個人のアーティストや文化団体等からの申請をもとに展開していくことになるが、審査など、具体的な内容については、今後検討していくこととなる。
(委員)
○ 大阪アーツカウンシルに加盟しなければ、申請できないということではない。芸術文化活動を行っている、あらゆる者や団体が任意にアーツカウンシルの活動に参加できて、申請もできることが「参加」という意味。
(委員)
○ 大阪アーツカウンシルが何をやるのか、助成の仕組みや、組織の特徴などを、助成を希望する団体や外部に向けて、十分にアピールすることが重要。
(委員)
○ 助成事業については、配分や、評価などの機能分化を検討していく。
(委員)
○ 大阪アーツカウンシルに参画するアーティストの役割や身分などについても、具体的に制度設計していくこと。
(委員)
○ 大阪アーツカウンシルの検討については、民間の任意団体に税金から補助金を出すことへの問題意識から始まったものであり、団体への運営補助を目的とする文化庁や東京都の制度とは根底が異なる。
(委員)
○ 大阪アーツカウンシルでは、運営費に大幅な予算をかけるのではなく、事業の運営に重点配分していくこととなる。
(委員)
○ 大阪アーツカウンシルの文化、芸術への評価については、特定の個人に権限・責任を集中させて評価するのではなく、多くの府民や市民の声が聞こえる仕組みを設けるべき。
(委員)
○ 現場を見て作成したレポートなどをたたき台として、評価していくことが、現実的な進め方になると思われる。
(委員)
○ 統括責任者の任期は、3年から5年程度が適当ではないか。
(事務局)
○ 大阪アーツカウンシルでは、さまざまな分野からアーティストを広く集めて、それぞれの専門的な視点で評価する仕組みを設けていくこととなる。
○ また、アーツカウンシルそのものの組織体制や運営に関する組織内チェック機能とともに、審議会からのチェック機能も働かせる。
○ 大阪アーツカウンシルの評価において、民意を広く集める方法は、限界があるため、現場に精通した専門家の意見を踏まえて、評価いただきたいと考えている。
(委員)
○ アーティスト・文化団体等は、どのように大阪アーツカウンシルに参画していくのか、具体的な申請のやり方などはどうか。
(委員)
○ 大阪アーツカウンシルでは、プロポーザル(企画提案)型の申請となり、評価にあたるスタッフに力量が求められる。プレゼンテーションが上手な団体だけが得をすることがないよう、評価の視点や方法を定めておくこと。また、団体育成の視点を示すための助成プログラムが展開される仕組みを設けること。
(委員)
○ 次期計画は、今年度内に審議していくので、各委員におかれては、現行計画を十分に読み込んでおいていただきたい。
(事務局)
○ 今後のスケジュールとしては、6月19日の府市都市魅力戦略会議の報告を受けて、文化振興会議でのご意見を踏まえ、府として、次期計画策定のご議論について、9月府議会で説明し、その後予算議論を進めていくこととなる。
このページの作成所属
府民文化部 文化・スポーツ室文化課 文化創造グループ
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