意見交換資料   テーマ:鉄道駅の駅の無人化について  鉄道は公共性の高い交通機関であり、障がい当事者等が安全、円滑に駅を利用できるようにすることは極めて重要な課題であり、これまでも各鉄道事業者において必要な設備や体制の整備等に努めてきたところです。  一方、近年の少子高齢化の進展や生産年齢人口の減少等による鉄道利用の減少や輸送サービスの担い手不足に対応するため、経営の合理化、経営体質の改善の手段の一つとして駅の無人化(特定の時間帯に限定した無人化を含む)が進められています。  これに対して、府民からは「障がい者等の利便性及び安全性が低下している」との意見が本府に寄せられています。   相談事例  私鉄の駅員体制が変わり駅員不在の時間帯がある。その間は、呼び出しボタンを押して駅員に来てもらう必要があり、予定の電車に乗れないことがある。スムーズな乗車のためには事前の電話予約が必要とされ、予約の際に個人情報を聞かれ、電話料金は利用者負担になる。健常者との扱いが異なり差別であると思う。  なお国土交通省では令和4年7月に「駅の無人化に伴う安全・円滑な駅利用に関するガイドライン」を策定しました。ガイドラインでは鉄道事業者が無人化を検討するにあたり、ひとつの拠り所として、駅を利用しやすい環境づくりや地域等との連携といったあらかじめ考慮すべき事項や参考にし得る先行事例がまとめられており、やむを得ず駅員の配置を見直す際は、最大限尊重するよう求めています。  そこで上記の事例に限らず、駅の無人化について見聞きされたことやお感じになられていることなどについて、ご意見をお聞かせいただきたいです。