府立弥生文化博物館 秋季企画展 「泉州地域の食とくらし―大阪産(おおさかもん)の宝庫―」を開催
ご案内
開催趣旨
古くは茅渟(チヌ)と呼ばれた大阪府南部の泉州地域。その前面に広がる海はチヌすなわちクロダイをはじめ多くの魚介類の産地です。
弥生時代や古墳時代の遺跡からみつかるタコ壺や漁網につける土錘などの多くの漁具は、古代から人々が泉州の海を積極的に利用してきたことを物語っています。 奈良・平安時代には豊かな海の幸が天皇に献上され、山野では狩猟がなされたと考えられます。
現代でも、大阪湾から多彩な魚介類が水揚げされ、野菜にも知名度の高い水ナス、淡路島に先駆けて栽培がはじまった玉ネギ、全国でも有数の生産量を誇る春菊など、多くの特産品があります。
このような豊富な食材に加え、茶の湯や特産品を使った伝統食など、食文化も大いに発展してきた地域です。
今回の展示では、大阪産(もん)の宝庫である泉州地域の食材や食文化を紹介し、その魅力を発信します。
会期 令和5年10月14日(土曜日)から12月17日(日曜日)
会場 弥生文化博物館 特別展示室
開催時間 午前9時30分から午後5時まで(入館は4時30分まで)
休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日が休館)
入館料 一般430 円[ 340円]65 歳以上、高大生330 円 [ 260円]中学生以下・障害者手帳をお持ちの方とその介助者1名は無料
([ ]内は20名以上の団体割引料金)
11月18日(土曜日)、11月19日(日曜日)は関西文化の日のため入館無料
関連講演会
時 間 午後2時から午後4時
場 所 大阪府立弥生文化博物館 1 階ホール・サロン
定 員 130 名(当日先着順 開館時より整理券配付、開演30 分前から開場・受付)
参加費 無料(要入館料)
第1回 10月21日(土曜日)
「考古学からみた泉州の漁業」 積山 洋氏(元大阪歴史博物館 学芸課長代理)
第2回 11 月23 日(木曜日・祝日)
「泉州の玉ネギの魅力―吉見早生の復活―」加藤 寛昭氏(田尻町事業部産業振興課 課長)
「泉州の水ナスについて」北野 忠清氏(泉州水なす・貝塚澤なすの北野農園)
第3回 12月2日(土曜日)
「中世堺の食文化―堺環濠都市遺跡出土資料を中心に―」海邉博史氏(さかい利晶の杜主幹)
第4回 12月9日(土曜日)
「泉州の伝統食について」山中弓子氏(全国学校調理師連合会 名誉会長)
関連イベント
JA全農業大阪協力のもと、11月23日(木曜日・祝日)に泉州産の野菜を販売するマルシェイベントを開催します。
時間 午前11時から午後2時ごろ
場所 弥生文化博物館入口軒下
学芸員による展示解説
下記講演会開催日に特別展示室において学芸員が展示解説を行う展示解説を行います。
日程 10月21日(土曜日) 午前11時から
11月23日(木曜日・祝日) 午前10時から
12月2日(土曜日) 午前11時から
12月9日(土曜日) 午前11時から
参加費無料(要入館料)
アクセス
<電車のご利用>
JR阪和線「信太山」駅下車 西へ約600m
南海本線「松ノ浜」駅下車 東へ約1500m
<車のご利用>
国道26号「池上町」交差点南西角 普通車72台、大型バス7台(いずれも無料)
お申込み方法
お問合せ窓口
電話番号 06-6210-9900
FAX番号 06-6210-9903
住所 〒559-8555 大阪市住之江区南港北1丁目14−16 大阪府咲洲庁舎(さきしまコスモタワー)29階
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