中学生の「税についての作文」

更新日:令和元年12月5日

中学生の「税についての作文」

中学生の「税についての作文」は全国納税貯蓄組合連合会及び国税庁が主催するものです。
以下、大阪府知事賞受賞作品をお読みいただけます。

第53回中学生の「税についての作文」大阪府知事賞受賞作品

【題名】:子供は「国の未来(たから)」
【学校名・学年】関西大学第一中学校・3年
【氏名】上谷 心寧

 私のかわいい従兄弟のさわちゃんは今、四歳です。さわちゃんの両親は共働きのため、さわちゃんは保育園に通っています。また、習い事もいくつかしています。先日、叔母が母にこんなことを話していました。
「お義姉さん、四歳の子供に教育費ってこんなにかかるものですか?」
このような話は同じくらいの子供を持つ親なら誰でも感じていることだと母から聞きました。
 ところが、ニュースで『幼児教育・保育無償化』が二〇一九年十月から全面実施されることを知りました。三歳から五歳までの全ての子供達の幼稚園、保育園、認定こども園の費用が無償化され、さわちゃんはちょうどこの新しい経済政策にあてはまっていました。給食費や行事に使う費用は対象外ですが、保育費だけでも無償化されると、子育て世帯にとっては家計の負担が軽減されると思いました。また、大阪府では所得制限はありますが、高校の授業料の無償化が行われていることも知りました。二〇二〇年四月から『大学無償化法』も施行されます。国や府が教育に対して力を入れていることが分かり、ありがたいことだと思いましたが、無償化には税金が使われていることも分かりました。
 なぜ、税金を使ってまで教育の無償化を行っているのでしょうか。『幼児教育・保育無償化』は少子高齢化を背景にして共働き家庭が当たり前になり、出産や育児と仕事を両立しながら社会で活躍する女性を後押しするものです。働き手が増えれば、所得税や住民税など納める人が増えます。税収が増えると公共サービス等が充実し豊かな生活が送れます。
 また、高校大学まで教育を受けることで、知識や技術が身につけば、AIにできない高度な仕事に就くことができ、働くことでしっかり税金を納めることになります。納められた税金で色々な政策の実現に役立てることができると思います。今、教育の無償化の恩恵を受ける子供達は、将来与える側になっていく人間です。税金を使った教育の無償化は、長期的な視点から見ると、未来の社会保障に対しての安心だったり、公共サービスの充実だったりへの投資であると考えることができます。現在、税金で支えられている子供達は将来、日本という国を支える側になる、つまり、子供は「国の未来(たから)」ということが言えると思います。
 私は将来結婚して子供が生まれても仕事を続けていきたいと思っています。だから、「幼児教育・保育無償化」が続いていれば、必ず恩恵を受けることになります。もしかしたら私の子供の時代には、もっと良い制度が整っているかもしれません。私自身、「国の未来(たから)」の一員であります。恩返しができるように今、できることをしっかりやっていこうと思いました。

このページの作成所属
財務部 税務局税政課 税務企画グループ

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