平成２４年度当初予算案

平成24年度当初予算案について

１　編成方針

　府財政については、東日本大震災の影響や海外経済の減速等により、引き続き非常に厳しい環境にあります。また、社会保障分野をはじめ、国が地方に負担を義務付ける経費が年々拡大しています。
　しかしながら、府民の皆様からの負託に応えるとともに、“大阪の再生”への道筋を確かなものにし、“強い大阪”“やさしい大阪”を実現していくためには、財政規律を堅持しつつ、府政の喫緊の課題に的確に対応していく必要があります。
　このため、平成24年度当初予算案の編成においては、これまで進めてきた“変革と挑戦”の取組みを継承・発展・定着させるという考え方のもと、「財政運営基本条例」、「府政運営の基本方針2012」、「24年度の仮収支試算」に基づき、収入の範囲内で予算を組む原則を徹底し、健全で規律ある財政運営を確保しつつ、府民福祉の向上を図るため、「財政構造改革プラン（案）」の着実な実行に努めました。
　そして、これらの取組みなどにより生み出した貴重な財源を、真に災害に強いまちづくりや、教育・子育て、障がい者支援といった“セーフティネット”を確保するための施策、産業振興や新エネルギー、都市魅力創造といった“大阪の成長”を実現するための施策などに重点的に配分することとしました。  

２　予算規模

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　単位：百万円、％

（一般会計における増減の主な要因）
　・府営住宅事業の特別会計化に伴う減　（▲820億円）
　・中小企業向け制度融資に係る預託金の減　（▲1,000億円）
　・国交付金を活用した基金事業の減　（▲560億円）
　
○一般歳出ベース
　2兆3,051億円、前年度当初比93.3％、▲1,646億円の減
　　（公債費、税関連歳出、基金への積立金を除く歳出合計）

３　予算資料

平成24年度当初予算案の編成について