平成24年度大阪府統計年鑑 第20章 衛生及び環境(解説)

更新日:2013年4月18日

平成24年度大阪府統計年鑑

医療施設・病床の概況

 平成22年10月1日現在の医療施設総数は1万4236施設で、前年に比べ37施設の増加となっている。これを種類別にみると、病院総数は540施設で、そのうち一般病院が501施設(構成比92.8%)で大半を占め、以下精神病院39施設となっている。なお、人口10万対の病院総数は6.1、一般病院は5.7、1施設当たりの人口は、病院総数で1万6417人、一般病院で1万7695人となっている。また、一般診療所数は8238施設で、前年と比較すると7施設の増加、人口10万対の一般診療所数は92.9で、1 診療所当たりの人口は1076人となっている。歯科診療所数は5458施設で、前年に比べ29施設の増加、人口10万対の歯科診療所数は61.6で、1 診療所当たりの人口は1624人となっている。
 
全施設の病床数は11万2660床で、前年に比べ133床の増加で、人口10万対の病床数は1271床となっている。全病床数のうち97.2%が病院(10万9490床)、2.8%が一般診療所の病床(3168床)となっている。また、病院病床の種類別では、一般病床が6万5413床で最も多く、以下、療養病床が2万3697床、精神病床が1万9415床の順となっている。

死亡の概況

 平成23年中の府内の死亡数は7万8952人で、6分39秒に1人亡くなったことになる。人口千対の死亡率は8.9で全国の9.8と比較すると低い方となっている。
 
主要死因別の順位を見ると、第1位は悪性新生物で2万5219人(構成比31.9%)、以下、心疾患で(高血圧性を除く)1万2494人(同15.8%)、肺炎で8635人(同10.9%)、脳血管疾患で6323人(同8.0%)、その他の呼吸器系の疾患で3465人(同4.4%)、不慮の事故で2354人(同3.0%)、老衰で1988人(2.5%)の順となっている。

主要死因別死亡割合のグラフ

上へ戻る

感染症・食中毒・結核患者数の概況

 平成23年中で最も患者数が多いのは、結核患者で2484人、うち325人が死亡している。次いで食中毒患者で1974人、後天性免疫不全症候群患者で230人の順になっている。 

公害の現状

 高度経済成長期には、工場・事業場等からの排ガスや排水による産業型公害が問題となっていたが、法条例の規制や企業の自主的な取組みにより改善し、近年は、自動車排気ガスや家庭から出る生活雑排水等による都市・生活型公害が問題となっている。
 
更に、廃棄物の削減やリサイクルの推進、ダイオキシン類等の有害化学物質問題、温室効果ガスによる地球温暖化問題等、環境問題は多様化・複雑化し、それらの諸問題への対応が課題となっている。
 
平成23年度の本府及び市町村が新規に直接受理した公害苦情件数は4571件で、前年度に比べ248件(5.7%)の増加となった。このうち騒音に関するものが1910件(構成比41.8%)で最も多く、以下、大気汚染が1022件(同22.4%)、悪臭が612件(同13.4%)の順となっている。

公害の苦情件数割合の推移グラフ

上へ戻る

このページの作成所属
総務部 統計課 分析・利活用促進グループ

ここまで本文です。


ホーム > 大阪府統計年鑑 > 平成24年度大阪府統計年鑑 第20章 衛生及び環境(解説)