平成22年度大阪府民経済計算によると、府内総生産(名目 生産側=支出側)で、36兆3843億円、対前年度増加率0.1%増となった。また、実質(生産側 平成17暦年連鎖価格)で、37兆7002億円、対前年度増加率(=実質経済成長率)も1.6%増となり、名目・実質ともに2年連続の減少から増加に転じた。
実質経済成長率(1.6%増)に対する経済活動別寄与度をみると、プラスに寄与したのは、製造業プラス0.88%ポイント、運輸業プラス0.30%ポイント、卸売・小売業プラス0.27%ポイントなどであった。
また、総生産額(名目)の産業別構成比を全国=1とする特化係数でみると、卸売・小売業が1.30と大きくなっている。
平成22年度の府民所得(名目)は25兆123億円、対前年度増加率1.2%減と減少が続いている。これは雇用者報酬が対前年度増加率2.0%減、財産所得(非企業部門)が同5.4%減となったことによる。
なお、府民所得(名目)を大阪府総人口(国勢調査:平成22年10月1日現在)で割った一人当たり府民所得は、282.1万円、対前年度増加率1.3%減となった。
平成22年度の府内総生産(支出側)は、名目で36兆3843億円、対前年度増加率0.1%増、実質(平成17暦年固定基準)では37兆3765億円、同1.5%増となった。
寄与度をみると、プラスに寄与したのは、移出入(純)がプラス1.6%ポイント、在庫品増加がプラス0.9%ポイント、民間企業設備 固定資本形成がプラス0.3%ポイントなどである。
また、項目別に対前年度増加率(実質)をみると、移出入(純)は10.4%増となった。
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総務部 統計課 分析・利活用促進グループ
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