平成10年度大阪府統計年鑑 第24章 災害及び事故(解説)

更新日:2013年2月12日

平成10年度大阪府統計年鑑

水稲被害

 平成9年における府下の水稲被害の概況は、被害面積6180ha、被害量4340t、被害率7.2%で、前年に比べ被害面積で360ha(5.5%)の減少、被害量では1860t(75.0%)の増加となった。

労働災害

 平成9年における府下の労働災害による死傷者数は、死者が135人、負傷者(休業4日以上)と合わせて1万3262人で、前年より1178人の減少となった。
 産業別にみると、製造業での死傷者が4386人で全体の33.1%を占め最も多く、以下、建設業2660人(構成比20.1%)、陸上貨物運送業1908人(同14.4%)の順となっている。最も多い製造業の中では、鉄鋼業・非鉄金属精錬業・金属製品製造業が1688人と大きな割合を占めている。
 

火災

 平成9年における府下の火災件数は、前年より93件減少し、3900件(前年比2.3%減)、死傷者は74人増加し786人(同10.4%増)となっており、損害額は17億4773万円増加の110億5011万円(同18.8%増)であった。
 月別では、2月の400件(構成比10.3%)が最も多く、次いで、10月の348件(同8.9%)の順になっている。
 地域別では、大阪市地域が1344件(構成比34.5%)で最も多く、次いで北河内地域528件(同13.5%)、泉北地域490件(同12.6%)となった。
 発火源別にみると、「たばこ・マッチ」が前年と比べ16件増加し1623件(前年比1.0%増)で最も多く全体の41.6%を占め、次いで、「都市・プロパンガス関係」が18件減少し499件(前年比3.5%減、構成比12.8%)となっている。
 また、平成9年度末現在の府内の防火対象物数は、前年より4513棟(1.9%)増加し23万7047棟となった。

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交通事故

 平成9年における府下の交通事故発生件数は、5万5209件(前年比1.6%減)、死者384人(同11.7%減)、負傷者6万4476人(同2.3%減)となった。
 事故発生の主原因者となった第一当事者別では、車両関係5万4255件、歩行者554件、不明400件となっている。
 このうち車両関係を車種別にみると、普通乗用車が2万9409件と54.2%を占め最も多く、以下、普通貨物自動車7864件(構成比14.5%)、軽貨物自動車5512件(同10.2%)、原付(50cc以下)3969件(同7.3%)、軽自動車3105件(同5.7%)の順となっている。また、法令違反別にみると、安全不確認1万9832件(構成比36.6%)、前方不注意1万1178件(同20.6%)、動静不注視4907件(同9.0%)の順となっている。
 一方、歩行者関係の事故件数は、第一当事者及び第二当事者合わせて5335件で、死者110人、負傷者5397人となっており、横断中の事故が3521件と全体の66.0%を占めている。 
 なお、全国の交通事故発生件数は、78万400件(前年比1.2%増)でこれを都道府県別にみると、神奈川県の6万2420件(構成比8.0%)が最も多く、以下、東京都6万2415件(同8.0%)、大阪府5万5209件(同7.1%)の順となっている。

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総務部 統計課 分析・利活用促進グループ

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