平成3年度大阪府統計年鑑 第10章 電気・ガス・上下水道(解説)

更新日:2013年2月12日

平成3年度大阪府統計年鑑

電気

 平成2年度における電灯需要の契約口数をみると、410万6105口にのぼり、前年度の402万2527口に比べ2.1%(8万3578口)の増加となった。その内訳をみると、定額制が50万2988口(前年度比2.1%増)、従量制が358万9970口(同2.1%増)となっている。また、使用電力量は144億5623万kWhで、前年度に比べ11.1%の増加となり、1口当たりの年間使用量は3521 k Wh (前年度比8.8%増)となった。
 一方、電力需要についてみると、契約口数は54万932口で、前年度に比べ1.4%の増加となった。また、使用電力量は385億6895万kWhで、前年度に比べ9.9%の増加となっている。
 このうち、500kW未満の需要家数は53万8075件で、総需要家数の99.5%と、大部分を占めている。契約電力では942万1300 k W、使用電力量では152億4907万kWhとなり、それぞれ61.3%、39.5%のウェイトを占めている。前年度に比べ、契約電力は3.1%、使用電力量は6.5%それぞれ増加している。
 なお、500kw以上の大口電力契約による需要家数は2857件で、前年度に比べ5.8%の増加となり、契約電力は593万5404 kWと、4.4%の増加、使用電力量も233億1988万kWhと、5.5%の増加となっている。 

ガス

 平成2年度中の大阪ガス株式会社における都市ガスの生産量は33億9146万m3で、前年度の30億4649万m3に比べ11.3%の大幅な増加を示した。この内訳は、石炭ガスの生産量が3699万m3で、前年度に比べ85.5%の大幅な減少となったが、混入ガスの生産量が33億5447万m3で、前年度に比べ20.2 %の大幅な増加となっている。一方、消費量は26億7342万m3で、前年度に比べ10.4%の増加となった。これを内訳でみると、工業用が10億9904万m3で、前年度に比べ23.6%の大幅な増加となり、家庭用が10億6837万m3で、前年度に比べ0.3%の減少となっている。なお、大阪府下の需要家の総数は310万1647戸で、前年度に比べ1.8%の増加となっている。

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水道

 平成2年度における上水道の給水総量をみると、年間給水量は14億370万m3で、前年に比べ3.3%の増加となっている。これを地域別にみると、大阪市地域が5億6720万m3で、全体の40.4%を占めている。
 栓数は273万3289件で、前年度に比べ0.5%の増加となっている。
 また、1人1日平均給水量は437 lで、前年度に比べ9 l増加した。これを市町村別にみると、1位が大阪市の581 lで、以下、美原町の487 l、岬町の472 l の順となっている。
 工業用水の使用状況をみると、1日当たりの総使用量は、前年比2.5%減の898万8461m3となっている。
 このうち、淡水の使用量は791万1517m3で、全体の88.0%(前年に比べ1.1ポイント上昇)を占めており、前年に比べ1.2%の減少となっている。これを水源別(淡水)にみると、回収水が大半の86.5%を占めており、なかでも、化学、鉄鋼が回収水全体のそれぞれ51. 0%、22. 1%と、この2業種で7割以上を占めている。
 次に、府下における平成2年度末現在の下水道の普及率をみると、排水施設が67.6%で、前年度より2.1ポイントの上昇となっている。このうち、大阪市地域は排水施設、処理施設ともに99.8%と、ほぼ全域に普及している。
 また、都市下水路延長では、都市計画決定が6万2740m、供用開始が5万5568mとなっている。

このページの作成所属
総務部 統計課 分析・利活用促進グループ

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