平成元年度大阪府統計年鑑 第20章　文化（解説）

　府下の公立図書館数は、平成元年３月31日現在87館である。設置者別にみると、府立２館、大阪市立23館、その他の市立59館、町立３館となっている。
　これらの図書館に所蔵されている図書冊数は、昭和63年度末現在1004万冊である。
　次に、貸出状況をみると、昭和63年度中に個人並びに団体等に貸し出された図書は、2824万冊となった。

　宗教法人とは、神道系、仏教系、キリスト教系、諸教等の神社、寺院、教会、その他の教団等で宗教法人法によって設立された法人をいうが、昭和63年度末現在、府下の宗教法人総数は、6240法人で、前年より10法人減少した。
　内訳をみると、神道系は１法人減の1086法人（構成比17.4％）、仏教系は３法人減の3403法人（同54. 5%）、キリスト教系は５法人増の258法人（同4.1％）、諸教は11法人減の1493法人（同24.0％）となっている。
　これを市町村別にみると、大阪市2362法人（構成比37.9％）、堺市470法人（同7.5％）、東大阪市442法人（同7.1％）の順となっている。

　公立の社会体育・スポーツ施設数は、昭和63年３月31日現在、728施設で２年前に比べ31施設増加した。
　内訳をみると、運動広場が75所（構成比24.0％）、テニスコート127所（同17.4％）、水泳プール109所（同15.0％）の順となっている。

　興行場法に基づく許可施設数（昭和63年度末現在）は239所（前年より３所減）であり、これを市町村別にみると、大阪市が64所で全体の68.6％を占め、以下、堺市14所、東大阪市12所の順となっている。また、種類別にみると、映画館が150所（前年より１所減）、その他の施設が79所（同２所減）、スポーツ施設が10所となっている。
　次に、娯楽施設利用税の課税対象となっている施設数は、5856所（前年より28所減）であり、これを市町村別にみると、大阪市が3130所で全体の53.4％を占め、以下、堺市が407所、東大阪市336所の順となっている。また、これを種類別にみると、まあじゃん場が2897所（前年より188所減）、ぱちんこ場等が2227所（同223所増）、たまつき場が448所（同57所減）、ゴルフ練習場が167所（同１所減）、ボーリング場が59所（同２所減）、ゴルフ場が50所（同１所減）、その他が８所（同２所減）の順となっている。