平成元年度大阪府統計年鑑 第19章 教育(解説)

更新日:2013年2月12日

平成元年度大阪府統計年鑑

概況

 平成元年度学校基本調査(平成元年5月1日現在)から大阪の学校教育の状況をみると、学校数は3265校(国立24校、公立2188校、私立1053校)、在学者数(大学・短期大学の通信教育部を除く)は198万8570人である。これを前年と比較すると、学校数は2校の減少、在学者数は4万4064人の減少となっている。 

小学校

 学校数は1061校(国立3校、公立1043校、私立15校)で、公立で増減があったものの前年と同数である。
 学級数は1万9947学級である。
 児童数は64万533人で、前年より2万4157人(3.6%)減少した。児童数は昭和56年から連続して減少している。
 教員数(本務者)は2万7245人である。

中学校

 学校数は518校(国立3校、公立462校、私立53校)で、前年より1校(新設公立3校、廃止公立2校)増加した。
 学級数は1万732学級である。
 生徒数は39万5334人で、前年より3万1465人(7.4%)減少し、昭和56年以来維持してきた40万人台を割った。
 教員数(本務者)は1万9637人である。
 卒業者数(平成元年3月)は15万1060人(対前年1.6%減)で、その進路別内訳は進学者14万2861人、専修学校等入学者3604人、就職者3460人、無業者1082人、死亡・不詳の者53人である。また、進学率は94.6%(対前年0.4ポイント上昇)、就職率は3.3%で前年と同じである。 

高等学校

a)全日制課程・定時制課程

 学校数は287校(国立1校、公立191校、私立95校)で、増減がなく前年と同数である。
 生徒数は42万6706人で、前年より1617人(0.4%)増加し、過去最高となった。生徒数のうち33.1%が私立高等学校の生徒である。課程別では、全日制課程41万3468人(対前年0.4%増)、定時制課程1万3238人(同1.5%減)である。また、学科別では、普通科が36万5171人(対前年0.8%増)で全体の85.6%を占めている。
 教員数(本務者)は1万9889人(全日制課程1万8745人、定時制課程1144人)である。
 卒業者数(平成元年3月)は13万644人(対前年2. 1%減)で、その進路別内訳は進学者4万2303人、専修学校等入学者4万284人、就職者3万7830人、無業者1万2人、死亡・不詳の者225人である。進学率は32.4%(対前年0. 9ポイント低下)、就職率は29.4%(同0.2ポイント低下)である。また、専修学校等入学者の卒業者に占める割合は30.8% (同1.8ポイント上昇)となった。

b)通信制課程

 学校数は3校(公立1校、私立2校)で前年と同数である。うち通信制課程のみ設置している学校は2校である。
 生徒数は2万3072人(対前年5.9%増)である。また、卒業者数(昭和63年度間)は4068人である。

盲学校・聾学校・養護学校

 学校数は盲学校2校(公立)、聾学校4校(公立)、養護学校32校(国立1、公立31校)で、養護学校が1校(公立)増加した。
 在学者数は盲学校488人(対前年3.7%減)、聾学校662人(同4.5%減)、養護学校5552人(同1.3%増)である。
 教員数(本務者)は盲学校198人、聾学校283人、養護学校1959人である。
 卒業者数(平成元年3月)は中学部575人(盲学校21人、聾学校39人、養護学校515人)、高等部995人(盲学校35人、聾学校58人、養護学校902人)である。 

幼稚園

 園数は903園(国立1園、公立439園、私立463園)で、前年より11園(廃止公立8園、廃止私立3園)減少した。
 幼児数は15万1577人で、前年より1393人(0.9%)減少した。幼児数のうち21.5%が公立幼稚園児、78.4%が私立幼稚園児である。また、年齢別では3歳児1万6339人(構成比10.8%)、4歳児6万1822人(同40.8%)、5歳児7万3416人(同48. 4%)となっている。
 就園率(小学校第1学年児童数に対する幼稚園修了者数の割合)は73.6%で前年より0.2ポイント上昇した。
 教員数(本務者)は7196人である。

大学・短期大学・高等専門学校

 学校数は大学35校(国立3校、公立3校、私立29校)、短期大学43校(国立1校、公立1校、私立41校)、高等専門学校1校(公立)で、前年と同数である。
 学生数は大学17万7083人(対前年2.5%増)、短期大学4万5826人(同0.8%増)、高等専門学校1041人(同0.3%増)である。また、女子学生の占める割合は大学22.9%、短期大学92.3%、高等専門学校3.3%となっている。

専修学校

 学校数は230校(国立10校、公立8校、私立212校)で、前年より8校(新設私立8校)増加した。
 生徒数は8万6578人で、前年より5711人(7.1%)増加した。課程別では、高等課程1万5221人、専門課程7万1081人、一般課程276人である。また、分野別では、工業関係の2万2313人(対前年11.2%増)、医療関係の1万6353人(同0.2%増)、商業実務関係の1万5533人(同18.8%増)の順に多い。
 入学者数(平成元年春期)は4万7369人(対前年7.7%増)である。また、卒業者数(昭和63年度間)は3万4010人(対前年1.1%増)で、うち修了した学科に関係する分野に就職した者の割合は77.3%である。 

各種学校

 学校数は146校(国立1校、公立2校、私立143校)で、前年より2校(新設私立1校、廃止私立3校)減少した。
 生徒数は3万4118人で、前年より353人(1.0%)減少した。課程別では、予備校が2万699人(対前年1.3%増)で全体の60.7%を占め、初めて各種学校全体で6割を越えた。
 入学者数(平成元年春期)は2万5304人(対前年0.3%減)で、卒業者数(昭和63年度間)は3万9237人(対前年1.6%減)である。

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総務部 統計課 分析・利活用促進グループ

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